2013.07.25

変なのできたー! (フジミ1/72 F7U-3カットラス その3)

 えーと前回の続きは、っと…。

F7u3_03a_ 機体下面とか脚周りとかの白を吹きますた。前回の最後の写真とあまり変わり映えがしないのは仕様だから仕方ないのですw
 
 

F7u3_03b_F7u3_03c_ 下面をマスキング。上面との境目は例によって練り消しで。脚柱のオレオ部分はガイアのスターブライトシルバーを使ってみますた。
 

F7u3_03d_F7u3_03e_ 上面のガルグレーを吹いたら(合間に車輪も塗っておきます)、機首と垂直尾翼端の黒、排気口部分のメタリック、前縁スラット内部などの赤を吹くためのマスキングをします。少しの隙間も見逃さずマスキングゾルで塞いでやります。

F7u3_03f_ まず赤を吹きます。エイレベーターの断面は赤ではありませんが、なぜか後縁のナマクラ部分にある隙間が赤いので、そこも忘れずに。
 

F7u3_03g_ 赤、メタリック、黒を吹き終えてすべてのマスキングを剥がします。ワクワクとガックリが交差する瞬間(笑)。吹きこぼしがほとんどなくて良かったです。ついでにホイールに墨入れするとか、アレスティングフックの黒帯とか機首の空中給油ブロープとか細かい部分を塗っておきませう。

F7u3_03h_F7u3_03i_ 動翼や穴ボコに墨入れしたら(主翼の動翼が別パーツで水平尾翼がないから、墨入れする動翼はラダーしかないw)いよいよデカール貼りです。スケールマスター製のデカールはニスが薄くて発色がいいので、今回は国籍マークもキット付属のを使ってみます。機首のモデックスNo.「415」は明らかにでかすぎ。本当は胴体上面に書かれたものと同じくらいでせう。気にしませんけど(笑)。垂直尾翼の「NAVY」も気持ち小さいといいかなー。気にしませんけど(爆)。

F7u3_03j_ デカールが充分に乾いたらクリヤー吹き。半ツヤにします。乾いたら脚を付けます。このところ脚を付けてからデカール貼ってクリヤー吹きしてましたが、今回は気紛れに順番を変えてみますた。
 

F7u3_03k_ キャノピーのマスキングを剥がして、ガラスの縁にある黄色いシール材を筆塗りフリーハンドでちまちまと。ホントに黄色にしちゃうとなんかウソっぽくなりそうだったので、写真で背後に写っているクレオス318番「レドーム」色を使ってみましたが、ガルグレーと明度や彩度の差がそれほど顕著じゃないのであまり目立ちません。ま、フリーハンドだからよれよれだし、これでちょうどいいや。(゚∀゚)

F7u3_03l1_F7u3_03l2_F7u3_03l3_F7u3_03l4_
 
 
 
 
 最後に動翼や小物を付けて完成です。1ヶ月強掛かりましたねい。こうやって完成した姿を見ると、ますます変な飛行機だなぁと思います(爆)。キャノピーはキットの仕様に従って開閉可能にしてありますが、開けた状態だと射出座席の後ろの部分が実に寂しいです。ええもちろん気にしませんとも。(゚∀゚)

 ちなみに本機の塗装は、ガルグレイ/ホワイトの塗装が制式化されて間もない頃のものなので、まだインテークの注意書きがありません。これがもそっと後でこの塗装にしたF7U-3Mなんかだと、インテークリップにしっかりと赤い三角が描かれてるんですが、本機の塗装だとそれがないので何か物足りませんw

F7u3_03l5_ 同時代の同じ無尾翼艦上戦闘機、F4D-1スカイレイとツーショット。単体で見るとF4Dも'50年代にしてはかなり先進的ですが、F7U-3のほうがはるかに変な形してるのがよく判りますw
 

Su47_00_ では次いきませう。ウイングバックさんとこのファントム祭りにエントリーしてるので(正式参加表明はまだですが)、次はファントムいこうかと思ったんですが、この調子だと今年はアイマス機をひとつも作らなさそうだということが判明したので、先にこれいきます。暑い夏を美希といっしょに過ごすのだー!(゚∀゚)

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2013.07.01

ますます変w (フジミ1/72 F7U-3カットラス その2)

 着手から前回ブログにまとめたトコロまでは1週間だったのに、そこから急にカメの歩みになりますたw

F7u3_02a_ 垂直尾翼、別パーツになっているエイレベーター(無尾翼機だとエルロンとエレベーターを兼ねた主翼外側の動翼を「エレボン(=エレベーター+エルロン)」と称することが多いのですが、ヴォート社は捻くれて「エイレベーター(=エルロン+エレベーター)」という単語をこしらえました(笑))、増槽を組み立てて合わせ目消しをして、段差やヒケにパテ盛りをします。やはり弱点は機首+インテークと胴体の接合部に集中してます。これは同社1/72のスカイホークやハセガワ1/72のファントムも同じなんですが、胴体と機首を分けてバリエーション展開させているキットだとどうしてもこうなりますね。あと、胴体側面に出っ張った小さな排気口がスジ彫りだけの表現だったのでプラ板の小片を貼り付けて整形。なお、尾部の排気口周りのパーツに生じた段差は組立をしくじったものと思はれまつ。←要はヘタクソなんじゃ。(^^ゞ

F7u3_02b_ 胴体と垂直尾翼に挟まれた部分の主翼後縁がとんでもなく分厚いのですが、実機のここはその外側にあるエイレベーター後縁と違って薄いんですよね。でもこれを薄くしようと思ったらエアブレーキ上下面のリブが巻き添えを食って消し飛んでしまうので、泣く泣く諦めます。ちなみにエイレベーターの後縁が分厚い(通称「ナマクラ後縁」(笑))のは気流の剥離を防いで効きを良くするためだそうですが、カットラス(海賊などが好んで使った湾曲刀)なのにナマクラってなによそれw

F7u3_02c_ パテ埋めしたところを均して垂直尾翼を立てますた。垂直尾翼は☆★の白蓋でガッチリ付けてあります。ついでに前縁フラップやパイロンを切り出して整形。これで主要パーツはあらかた切り出しが終わってしまいました。

F7u3_02d_ 垂直尾翼の合わせ目に瞬着を流し込んでから合わせ目消しをしますた。こういう場面ではウェーブのヤスリスティックが大活躍です。お腹には主兵装であるところのロケット弾パックも付けてみますた。ついでに排気口パーツを切り出して色塗り。

F7u3_02e1_F7u3_02e2_ キャノピーとウインドシールドを切り出してマスキング。キャノピーパーツ側面にはヒドイ傷が入ってますた。ウインドシールドは曲線だらけなんでマスキングゾル塗って切り出しましたが、こういうのこそどっかからキャノピーマスクを出してほしいもんです。(´・ω・`)

 ちなみにスカイレイ作ってる時も「キャノピーマスクほすい」って言ってましたが、よくよく探したら HOBBY SUPPLY TSUKIMURAさんトコにありました。もっとよく探せば良かったですわ…。(´・ω・`)

 ここで携帯を機種変更して初スマホになったので、いろえろと弄くり回すこと1週間。その間カットラスは放置(笑)。携帯電話と比べるとスマホは電話しにくいということは判りました。(゚∀゚)

F7u3_02f_F7u3_02g_ 1週間ぶりに弄るカットラス(笑)。コクピット周りとキャノピーフレーム内側になる部分の黒を塗って、下塗りの支度。キャノピーとウインドシールドを例によってマスキングゾルで仮止めして、ようやく白サフ吹きまでいきますた。

 まぁなんとか今月中に終わるでしょ。きっと。たぶん。恐らく。

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2013.06.17

変な形w (フジミ1/72 F7U-3カットラス その1)

F7u3_00a_ SHSが終わって3週間、ようやく机上が片付いたので次行きます。お題はフジミのF7U-3カットラス。限定版で出ていた、オリジナルキットのデカールをスケールマスター版で置き換えたパッケージです。このキットはフジミにものすごく勢いがあった1987年に出たもので、続いてバリエーションでAAM-N-2スパローIを搭載可能にしたF7U-3Mと、試作だけに終わった写真偵察型F7U-3Pも出ました。コレが出た当時、モデラー界隈は「まさか本当に出すとは!」「気が触れたかフジミ!」と(いい意味で)騒然となったものです(笑)。さらにこのあとナナニのスカイウォーリアが予定されていたとか聞きましたけど、結局このカットラスで失速したようでフジミの勢いはこの後パタッと止まってしまったやうに記憶してます(笑)。

F7u3_00b_ 資料本はこの辺りで。MA誌別冊はスカイレイ作ってる時にも参考にするべきだったんですが、持ってる事を思い出したのが完成した後だったという体たらく(爆)。あと Naval Fighters にもカットラス本がありますけど、持ってないから仕方ない(笑)。あとネットだとこことかこことかこことか。

F7u3_01a_ まずはコクピット周辺を塗り塗り。乾燥待ちの時間でインテーク内(インストに指示がないから白に決めたw)を塗って、脚周りも塗ろうとしたら脚柱とタイヤの押し出しピン跡が豪快に凹んでたのでパテ埋め。

 ギンギラギンのカットラスは去年のJMCで模型仲間の見事な銀磨きを見せていただいたので、ワタシはひねくれてガルグレイ/ホワイトの塗りにします(笑)。脚柱と脚収納庫内はインストだと銀の指定ですが、どうやらこの塗りの時は白になってたっぽいです。

F7u3_01b_ この塗りの頃のF7U-3には、たいていレドーム先端に空中給油ブロープが付きます。インストには全く指示がありませんが、キットにはちゃんとブロープのパーツがありますし機首パーツにはメクラ穴も用意されてます。これは有り難い。(^o^)

F7u3_01c_ 脚柱とタイヤに盛ったパテを均して塗装の下準備をします。当初は筆塗りしちゃおうと思ってましたが、パテ埋めした事でもあり胴体下面を塗る時に一緒にエアブラシで塗る事にしました。

 あと椅子の塗りを仕上げて、ついでにコクピット内を黒で塗り直しました。フジミのインストではコクピット内はダークガルグレーですが、実機写真ではどう見ても黒なんです。あと椅子のOD色の指定されたトコ、実際にはないんじゃないでせうか。この時代だとパラシュートはパイロットが背負って乗り込むので、椅子の背もたれと座面は凹んでるだけなんですよね。

F7u3_01d_F7u3_01e_ コクピットにインパネのデカールを貼ってマークソフターをべちょべちょと。乾いたらコクピットを組み上げ、機首の中に2号ナス錘を貼り付けてから、機体全体を仮組みしてバランスをみてみます。2号(≒8g)で充分みたいです。しかしこうして見るとやっぱりカットラスって変な形してますねー(笑)。

F7u3_01g_ 胴体内にインテークダクトとエンジンファンのパーツを仕込んでから胴体上下を接着、左右を合わせた機首をくっつけてとりあえず十の字にしますた。普通なら椅子は最後に載せるんですが、このキットの場合はコクピット後方のバルクヘッドと一体になってるので、この段階でもう載ってます。

F7u3_01f_ 機首の錘は2号ナス錘で充分みたいですが、後悔したくないので隙間に板錘をテキトーに切って折りたたんで突っ込んでやりました。前脚パーツは太いので大丈夫でせう。
 

F7u3_01h_ インテークのパーツを付けてようやく機首と胴体がガッチリ付きました。インテークベーンと胴体の間はエアブラシ作業の時に色が入りにくそうなので、先に筆でテキトーに塗ってあります。

 とまぁ、着手から一週間でここまできたわけですが、できたらあと1ヶ月以内くらいで完成させたいですねい。

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