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2005.03.23

大きなお世話

朝日新聞【天声人語】2005年03月22日(火曜日)付

 1週間で消えちゃうでせうから全文転載。

 折々に小泉首相が「食生活の大切さを子供たちに教えたい」と訴えている。施政方針演説でも2年続けて、「食育」の問題を取り上げた。そう言う首相は、どんなものを食べているのだろうか。

 朝刊の「動静」欄から首相の晩餐(ばんさん)先を拾うと、際だった傾向が浮かび上がる。とにかくイタリア料理が多い。同じ店に中2日の間隔で通うこともある。これに中華が続く。伊・中・和の輪番が基本のようだ。韓国や中東、ロシアの料理は皆無に近い。地域の偏りが目についた。

 首相官邸の担当記者によると、朝と昼は純和風という。朝食はご飯にみそ汁、大根おろし、ちりめんじゃこというのが定番で、お昼はだいたいソバらしい。「ギョーザに目がない」「生野菜は大の苦手」「たくあんやキムチには目もくれない」「カツ丼のカツは全部残す」。そんな目撃証言もある。かなり好き嫌いがあるようだ。

 平安の昔、栄華を誇った藤原道長は、過食か偏食か、長く糖尿病に苦しみ、食事療法に励んだ。ヘルシー志向の家康は麦飯を好み、臣下にも粗食をすすめたそうだ。

 戦後で言えば、食通を誇った吉田茂首相は、お気に入りの料理人を官邸に雇い入れ、美食を楽しんだ。せっかちな田中角栄氏は、カツ丼やラーメンといった手軽な品を好んだという。まさに食は人を表す。

 先月初め、首相は風邪で公務を休んだ。在任4年で病欠は初めてだ。その後も鼻水やくしゃみが止まらない。どうやら花粉症らしい。医食同源ともいう。「食育」普及のためにも、好き嫌いを見直して、どうかご自愛を。

>>韓国や中東、ロシアの料理は皆無に近い。地域の偏りが目についた。

 「食育」とそれとは別問題でせう。それにそう書かれる記者殿は世界各国の料理を満遍なく食しておられると。大朝日の記者ともなるとさすがですなぁ。ひとつアナタが普段行かれる世界各国の料理を食べられるレストランを、リストにして首相に教えて差し上げたらいかがでせう?

>>かなり好き嫌いがあるようだ。
>>まさに食は人を表す。
>>医食同源ともいう。

 なんかそこはかとなくイヤミ入ってるような気が。

>>「食育」普及のためにも、好き嫌いを見直して、どうかご自愛を。

 首相は世界中の料理を満遍なく好き嫌いなく食することで子ども達の手本たるべし、とか言いたいのでせうか。首相が何を食べたって「食育」は語れるでせうし、そもそもそいつは本来家庭の役目ぢゃないの? それを天声人語で語るのは結構ですけど、なにも首相をこき下ろしながら語らなくても。(-_-;)

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