よくぞ書いてくださった
また北西の隣国から「右翼新聞」のレッテルが重ね貼りされちゃいそうですな。(藁
関西弁でいうと、「だから言わんこっちゃない」である。中国が、「遺棄」された旧日本軍の化学兵器処理費として一兆円以上をふっかけてきた。日本側の見積もりの五倍以上である。▼化学兵器禁止条約には、毒ガス兵器を他国に「遺棄」した国は廃棄義務を負うと明記されている。だが旧日本軍は勝手に遺棄したわけではない。終戦時に武装解除された際、中国に貯蔵していた化学兵器の大部分をソ連軍と中国側に引き渡している。武装解除前の混乱時に安全処置をせずに捨ててしまった一部の砲弾を除き、処理の責任は旧ソ連と中国側に移った、ととるのが常識だ。
▼にもかかわらず、「条約に従って全部処理する」と約束したお人よしな国は、世界広しといえども日本だけである。なぜこんなバカな取引に応じてしまったのか。ここにもやはり、あの二人が浮かび上がってくる。
▼村山富市首相と河野洋平外相(現・衆院議長)のコンビである。平成七年に日本が禁止条約を批准する際、遺棄化学兵器の処理を日本の負担で行う方針を固めてしまったのだ。その後の平成十一年になって、この問題に関する日中間の覚書が交わされたが、その内容は中国側に圧倒的に有利だったのは言うまでもない。
▼砂糖にむらがるアリのように、巨額のカネが動くプロジェクトには怪しげな影もちらつく。今年度予算にはすでに百七十億円が計上されているが、大半を公開入札ではない随意契約により、無名企業がたった一社で受注している。
▼遺棄化学兵器の処理には強い異臭が漂っている。一刻も早くニオイの元を断たないと、国民は所得税の増税のうえ、「化学兵器処理税」も負担させられかねない。独りよがりの歴史観による失政のつけは大きい。
個人の憂国ブログの記事ぢゃないですよ。日本の新聞のコラムですよ。ここまではっきりと書ける時代になったんですねぇ。嬉しいことです。(*^^*)
なんでこんなに金額が膨らんだのでせう。日本側が処理すべき化学兵器の数を70万発としているのに対し、ちうごく側は200万発と主張しています。また、日本側が処理プラントを吉林省に建設してそこで全てを集中的に処理する、としているのに対し、ちうごく側はその上5ヶ所のサブプラントを建設して分散して処理せよ、と言ってきています。処理数が3倍になったのですから分散処理せよ、というのも当然ですか(爆)。
日本側がいう70万発(ちなみにこの数字はもともとちうごく側が出してきたものだそうな。この経緯は軍事評論家・佐藤守氏のブログのエントリー「無知な選良?達の『負の遺産』を見直そう.」にあります)のうち、旧日本軍のものがどれだけあるのかは実のところはっきり判りません。てか、ほとんどがちうごく製、ロシア製のものだと言われています。化学兵器禁止条約によれば日本が処理する謂われのない化学兵器を、それでも70万発は処理しませうと日本は(あの二人のせいで)言っているのに、ちうごくはその3倍の量をふっかけてきているのです。1兆円という金額がいかに膨大か、それは1979年に始まった対ちうごくODAが累計3.3兆円であるということを考えれば自ずとお分かりになるでせう。
しかしこんなの、ちうごく側は今回の化学兵器処理が終わったら自分たちが使おうという魂胆が見え見えです。化学兵器を処理できるということは、工程を逆にすれば化学兵器を作れるということにもなるのではないでせうか(ここの部分、詳しくないのでそう単純ではないというのであればどなたかご教授下さい)。一度批准してしまった条約をそうおいそれとは反故にできませんから(できると思っている国も北西の方角にあるようですが)、この処理を全く行わないということはできませんが、せめて日本側の考える通りに進られるよう、政府には力を尽くしていただきたいものです。
媚中親韓発言を繰り返している政治家の皆さん、村山元首相と河野元外相がちうごくに阿って犯したこの失態が国益を損ねていないと言えますか? ちうごくや韓国にすり寄ることが日本にどのような国益をもたらすのか、納得できるものを具体的に挙げてみてください。お願いしますよ。(-_-;)
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