読書録:「北の川から」野田 知佑
北の川から
野田 知佑
新潮文庫
\400
1997年10月1日発行
2005年8月15日読了
今年の夏も暑いのである。よって涼しい気分に浸るべくこの本を。巻頭の「アラスカ ノアタック紀行」はまさにそんな気分に浸らせてくれる。アウトドアの実力のある人が、アウトドアの実力のある犬とともに、周囲何千平方キロに人っ子一人いない原野をカヌーで下る、なんて状況は都会暮らしの身には想像すらできない。こういう暮らしをするには、まず全ての現世とのしがらみと欲望を断たないと無理だらうから、自分にはまずできないし、それにウチの犬は外に出たら人のそばから離れない軟弱な愛玩犬なので、そんな場所に一緒に行っても足手まといになるだけだらう(笑)。それだけに激しく憧れてしまうのもまた事実である。
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