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2005.10.22

読書録:「盗まれた爆撃機」デイヴィッド・アクストン

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盗まれた爆撃機
デイヴィッド・アクストン/訳・沢 万里子
二見文庫ザ・ミステリ・コレクション
\728
1995年3月25日初版発行

2005年10月21日読了
 夫をリビアのテロリストに殺された女性パイロットが、義父を含めた6人の仲間とともに米空軍のB-52を盗み出し、報復のためリビア領内のテロリストのキャンプを爆撃する。本書はそんな荒唐無稽な話なのだが、あまり面白い話ではなかったというのが正直なところ。このオチはちょっとご都合主義に過ぎるだらう。また、イギリス人の新聞記者だという著者が軍歴もパイロット歴もないせいか、はたまた訳者が不慣れなせいなのか、ミリオタ的ツッコミ所は多々あったし、空戦シーンの描写は真に迫っておらず絵が浮かんでこないのが残念であった。飛行中のB-52のフライトステーション内の描写はなかなか良かっただっただけに惜しまれるところである。

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