「ブラザーズ・グリム」観てきました!(^o^)/
期待したよりは面白くなかった的。いわゆる「グリム童話」には実は兄弟が体験した恐ろしい実話があった、みたいな話しなんですが、最後のほうになって肝心なトコロで登場人物の背景が判らなくなってしまい、「なぜ? どーして?」だけが残ってしまった感があります。以下ネタバレ注意。
クライマックス近く、森の中の女王の塔の下でグリム兄弟がまさに銃で処刑されようかというシーン、フランス軍司令官の元で拷問&処刑人をやっていたイタリア人が突然寝返ります。この理由がよく判りません。ここでグリム兄弟が撃たれてしまったら物語は終わってしまうので、何らかの方法で助かるのだろうとは思いましたが、まさかこんな理由で? という感じ。ラストの大団円の時にイタリア人は、兄弟の弟が書いていた民間伝承を集めた本を弟に返して(この本が童話の元になるらしいのですが、これはフランス軍司令官が兄弟の処刑を兼ねて森を焼き払おうとした時に、一緒に火をかけられてしまったのでした)『なかなか面白かった』みたいなことを言うのですが、復活しかけた女王の吹く息で森の火が消えてから、兄弟を銃で処刑しようかというシーンの間に、その本を焼け跡の中から回収して読んでいる時間などなかったはず。でも読んでいないと、兄の命と引き換えに女王を倒して、でも兄を殺してしまった(もちろん魔法が解けて生き返るのですが)と絶望しかけた弟をけしかけて、魔法を解く行動をさせることもできないハズなのです。それにそもそもこのイタリア人、それまでの話の中では狂言回しみたいな役割だったのに、ここにきて急に何の説明もなしに最重要人物になってしまうという、そのギャップにも違和感を覚えました。
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