読書録:「ブタの丸かじり」東海林 さだお
ブタの丸かじり
東海林 さだお
文春文庫
\486
2000年9月1日第1刷
2006年2月11日読了
本書の中身はちょうど羽田空港が沖合移転してターミナルビルが『ビッグバード』として新装オープンした時に重なっている。もちろん我らがショージ君も出掛けている。出掛けていって庶民の味を探索するのである。そうして「外観は近未来だが、内部はラーメンの湯気がいっぱいだ」と喝破してしまうのである。日本人のラーメン好き、ここに極まれり、と思いつつ自らもズルズルとラーメンを食べるのである。そうして、読んでいるこちらとしては、そんな隣のおとーさん的視点がショージ君モノのエッセイを読む時の安心感の素なのだなぁ、と改めて感じ入るのであった。みうらじゅん氏の解説(?)も(・∀・) イイ!
なお、先に上げた『喰寝呑泄』と読了日が同じですが、これは事情があって平行して読んでいたからです。
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