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2006年4月

2006.04.28

読書録:「鷲と虎」佐々木 譲

Washitotora2
鷲と虎
佐々木 譲
角川文庫
\838
2001年9月25日初版発行

2006年4月27日読了
 化粧カバー裏面のあらすじより。《1937年7月、北京郊外で軍事衝突が発生。戦火はたちまち広がり、日中両国は全面的な戦争に突入した。帝國海軍航空隊の麻生哲郎は勇んで中国へと向かい、アメリカ人飛行士デニス・ワイルドは中国義勇航空隊の一員として出撃する。上海、北京、南京、漢口、重慶。長江上空に展開する戦闘機乗りたちの熱き戦い。やがてふたりは互いを、名前を持った敵として意識するようになった……。中国の大空を翔けた男たちの勇姿を見事に謳いあげた航空冒険小説。》
 う~ん、面白かったのは確かなのだが、どうにもうまくまとめられない。登場する飛行機が、九六艦戦とI-16以外あまりワタシ的に馴染みのないものばかりだったというのもあるかもしれないが、やはり時代が日中戦争であるということで時代背景として描かれる“事件”がワタシ的にどうにも生々しすぎて、純粋に物語として楽しめなかったのだと思う。主人公が日本の軍人であるにもかかわらず考え方が若干アウトロー的なところがある(これは佐々木作品に主人公格で登場する日本の軍人に共通するものであるが)ことを強調するためなのかもしれないが、全体的に著者の描き方が若干中国寄りになっているように感じられて仕方がなかったことも影響しているのだらう。
 その象徴的な例として、例えば通州事件の発端が日本陸軍が故意に行った空襲であると受け止められる描き方をしていたり、日本陸軍による南京攻略の時に“大虐殺”のようなことがあったと思わせる描き方がされていたり、ということが挙げられる。
 前者については、1990年には通州事件が中国側による謀略であったことが明らかになっていたにも関わらず、1998年に単行本が刊行された本書でそのような描き方になっている。また後者については、ニューヨークタイムズ誌の記者ティルマン・ダーディン(実在の人物である)が、“虐殺”の現場を撮影しその写真をアメリカ本国に持ち帰る途中で、協力してくれたデニスらにその写真を見せる、という場面があるのだが、ダーディンが写真を撮ってアメリカに持ち帰ったという事実は見当たらないばかりか、彼は中国共産党のシンパとして日本に不利な記事を書いてアメリカに送っていたという説すらある。そしてそのダーディンですら、日本が南京で大虐殺と呼ぶに値する非道なことをしたという記事は送っていないのである。ワタシのようなシロウトでもすぐに材料を集められるこのようなことを、たとえ8年前であったとはいえ著者ほどの人が調べられなかったとは思えないのだ。
 というわけで、なんだか佐々木作品を純粋に楽しめなくなりそうな気がしてならない。困ったもんだ。ヽ(`Д´)ノウワァァン!!

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2006.04.24

ひとつWCC-L4のハチロクなど

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 前のエントリーで書いた、川崎のショットバー「ペパーランド」のマスターが自作した米空軍のハチロク用1/144デカールを、WCC-L4のハチロクに貼ってみました。
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 大きさは大丈夫のようですね。なおデカールを貼るにあたって、コクピット内と垂直尾翼端、それに燃料ベントを塗装し、脚カバーや増槽など銀色のプラでモールドされたパーツに銀を塗りました。
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 機首の帯は白の下地がないのでかなり辛め。赤の文字はまったく読めませんがこれは網目のせいですね。MDプリンタの限界でせうが、赤の部分をマゼンタ単色で刷ってやれば読めるかも。
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 ちなみにこのマーキングは、51FIW/39FIS隊長ジョージ・L.ラドル中佐乗機“MIG Mad Mavis”です。機体は6-3翼改修を受けたF-86F-10(51-12940)。ラドル中佐は最終的に8機撃墜のエースになっています。
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 51FIWの航空団マークである尾翼の黒チェッカー。黄帯は39FISのユニットカラーだと思います。なぜか黄色の部分に白の下地がなく、黒の部分に入ってます。また黒に網目が見えてます。
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 カラーの部分は下地の白で刷る原稿と、カラーで刷る原稿を作ってページ合成で合わせてやればいいと思います。黄色と赤は今回の場合原色でも差し支えないので、これも別に原稿を作って印刷の際に特色指定でイエローやマゼンタを指定してやれば、網目のないきれいな黄色や赤が出ます。もっとも色味の調整はできませんが。あと黒の部分はまた別に原稿を作って黒だけで印刷してやればいいでせう。

 えーと、こんなトコでいかがでせう?>マスター

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2006.04.22

飲み会1件

 とあるメーリングリストの集まりで川崎のペパーランドで飲んできました。メンバーはもう10年来の付き合いの、飛行機マニア的にもモデラー的にもかなり濃い連中で、仕事柄公にできない会話が多数飛び交いましたですよ。えいじさんとも久しぶりにお会いできましたし、いや~楽しかったです。赤とんぼワークスさんがディスカバリーチャンネルで録画した、古今東西の軍用機のジャンル別トップ10、みたいなイギリスの番組を肴に、「アレがあの順位なのは納得できん!」「アレが入っててなんでアレがないのだ!」たまには「アレがあの位置にあるのはまぁ納得だな」とかいろいろ盛り上がっておりましたですよ。

 マスターがウィングクラブコレクションL4のアイテムにあるF-86Fセイバー用デカールを自作しまして、「黄色がうまく出ない」などなど赤とんぼワークスさんに相談していたのですが、話の流れでワタシが1枚貰ってきて試しに貼ってみることになりました。明日にでもやってみませう。

 それにつけても、あのお店で宴会をすると美味しい料理が山ほど出てきて(そういえば今日は中華系ばかりでマスター自慢のハンバーグがなかったなヽ(`Д´)ノウワァァン!!)、たらふく飲み食いしても(ワタシはあまり酒が好きでないので専ら食うばかり(爆))どうしてあんなに安く上がるんだろ。いやはや、いいお店です。(●^o^●)

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2006.04.20

ちょっとお休み

Nihonnotsubasa
 エフトイズの新製品『日本の翼コレクション』が出ました。webサイトの資料にするべくヤフオクでシークレット含む全12種フルコンプを落としまして、本日到着いたしました。とりあえずシークレットの4機を組んでみました。うむ、いい出来です。左に機首だけ写っているF-4EJ改はカフェレオの『ミニタリーエアクラフトシリーズvol.1 冷戦時代の翼シリーズ[J-Wings監修]』のアイテムですが、イッチョンチョンのファントムとしてはもしかして一番出来がいい鴨と思っていたそれと甲乙付けがたい出来です。あとパイロットが乗ってるのはけっこうポイント高いです。マルヨンなんかちゃんとオレンジのフライトスーツ着てます。(^o^)

 ただ残念なことにマルヨン以外はコクピットの計器盤の覆いが黒で塗られておらず、また脚収納部と脚カバー裏側も機体下面色になってしまっています。あとファントムとT-2は前脚と一体成型になっている脚カバーの一部が白のままです。ちょっと気になるので塗ってやりました。特にT-2BIは前脚と一体成型になっている脚カバーの真ん中に青い線が入るので、ここが真っ白だとかなり違和感がありますし。

 さぁ明日はデカール貼りだな。それと残りの8機も順次組んでやりませう。ということで、出来いいので皆さんもコンビニなどで見つけたらいっぱい買って下さいね(謎)。

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2006.04.18

ネジ巻いてみた(笑)(冴えてないサエタその3)

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 一気に“士の字”にまで持っていってみますた(水平尾翼は仮組みです)。胴体左右を貼り合わせる時に、ほんのわずかに前後方向にずれてしまい左右のスジボリの繋がりが悪くなってしまいましたが、ひっくり返さなければそれほど気にならないと思い込むことで解決(笑)。主翼は胴体側と翼断面が全く異なるので、なるべくズレを下面に持っていくようにして合わせ目に黒瞬着をモリモリ。上半角が左右できちんと揃っているかどうかは神のみぞ知る。(^。^;)ヨホホホ

 写真で後ろに写っているF-105Fは大きさの比較のため置いてみました。同じ複座機だとは思えないくらいの違いです。しかもF-105Fは単発機、サエタは双発機なんですよ?(^◇^;)

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2006.04.17

パーツ数が少ない≠すぐ形になる(冴えてないサエタその2)

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 ほとんど外出していないのに模型は余り進まなかった週末でありました。土曜日にやったことといえば、簡イならではの浅すぎるスジボリをなぞって深くするという鬱作業だけ。今日は今日で組み上がったコクピットを胴体にセットして、ついでに錘を仕込んだだけ。

 やっぱ簡イを舐めてはいけません。身体に毒ですすんなり組み上がるわけないぢゃないですか。薄くしなくちゃならないのは前席の計器盤フードの裏側だけではありませんでした。コクピット脇の胴体内側もリューターを呻らせてガンガン削ってようやくコクピットが胴体に納まりました。ハセガワのキットなら5分もかからない作業に小一時間もかかりましたよ。(´ー`)フウッ

 錘を仕込む場所もありそうでいて実はけっこう狭くって、釣り用茄子錘も丸錘も入りませんです。またまた金属球の出番となりましたが、金属球を入れるには広すぎるスペースなのでエポパテに金属球を練り込んで詰め込みました。硬化するまで胴体を合わせない方が良さそうなので本日の作業はここまで。
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 機首のインテークパーツはなぜか片方の穴が空いてなかったので、ピンバイスと丸ヤスリで開口しました。なんだかウルトラマンの顔みたい。(^◇^;)

 しかしこんなペースぢゃマズイよな~。あと1ヶ月でこれをもう1機、ホントに作れるんかいな。もうちょっとネジ巻こう。(~。~;)ウウム

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2006.04.12

燃え尽きるにはまだ早い(冴えてないサエタその1)

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 雷オヤジ3人衆が終わったもんで、緊張の糸がだら~んと伸びきってしまった先週1週間。土曜に厚木に行ってモチベーション上がるかと思ったらそうでもないわけで。やっぱこれはサエタ&スーパーサエタが簡イだからではないのだらうか。モチベーションを上げる一番の方法、それは「とにかく手を動かすこと」。

 というわけで、先にサエタを士の字にまでしてしまうことにして、思いついた順に作業をやっていきましたです。主翼と胴体とを繋ぐ真鍮線は仕込み済みだったので、本日最初の工作は水平尾翼と垂直尾翼とを繋ぐ真鍮線の仕込みから。水平尾翼は薄いので、0.4mmのピンバイスで付け根に穴を開けて同径の真鍮線(正確には真鍮パイプ、なぜなら手元にこれしかなかったから(笑))を差し込み、次に垂直尾翼側の接合部に当たりを付けて穴を開けてやります。左右とも一発で上手くいきました。(^^)v

 これで勢いが付いたので次はコクピットを作ってしまいます。なにせ簡イなので各部品を取り付けるガイドが無きに等しい上にイモ付けです。慎重に仮組みをしてから☆★セメントで仮止めして、しかる後に合わせ目に瞬着を流し込んでガッチリ固定します。胴体に仕込む隔壁のパーツは若干大きめなので、先に削り合わせてからコクピットフロアに接着。前席のインパネがかなり奥まった位置に付くので、先にフードを内側から削って薄くしなくちゃだな、というところで本日の作業終了。

 こんな風に形が見えてくると、俄然やる気が出てきますね。それとこのキットのいいところはパーツが少ないことです。ご覧の通りランナーにはもう脚周りのパーツくらいしか残ってません。キャノピーはインジェクションですし、もう楽勝かな。とか思ってるときっと落とし穴が待っている悪寒。だいいちスーパーサエタもやるんですから、今までやってた作業をもう1回しなくちゃなんですよね。

 あ、そうだコイツらには機首に錘を仕込むのを忘れないようにしないと。(゚∀゚)

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2006.04.09

NAF厚木さくら祭り

パンフがないので代わりに
 今日は航空自衛隊熊谷基地のさくら祭りでしたが、昨日こっちに行ったので行かなくてもいいか、というわけで。どっちに行くにせよ目的は桜ぢゃなくて飛行機なんですから。ということで、昨日の厚木のレポートを。(^o^)/



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 米海軍厚木航空施設(NAF厚木)で、今年初めて開催されたさくら祭。エプロン地区の一部も解放して航空機が展示されるという。2001年の“WINGS&祭2001”以来、実に5年振りに米海軍厚木基地のエプロン地区に入れるというわけで、気合いを入れて出撃と相成った。とはいえ、開場は1100なので家を出たのは0930といたってのんびりしたもの。電車を3本乗り継いで(鉄道会社が3本とも異なるので料金がかさむことよ(^◇^;))約1時間、相鉄線さがみの駅で降りてさらに早足で歩くこと15分、1045ごろにようやくNAF厚木の正門に到着。すでに入場が始まっていたので待ち行列につくと、30分ほどで手荷物検査を経て入場することができた。


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 地上展示機は13機種14機とここだけ見れば寂しいものであるが、航空祭やエアショーではないので致し方なし。それでもCVW-5の全飛行隊が顔を揃え、海自の最新鋭機SH-60Kもいたりして少ないなりに内容は充実していた。しかもほとんどの機体にロープが張られておらず、触り放題舐め放題(笑)。これは美味しいぢゃんかよ!( ̄ー ̄) なおフライトは無きに等しく、HSL-51のSH-60Bが反対側の自隊の格納庫前で上がっては降りしていた程度であった。


Fa18e_f_1
 ということで、ワタシ的メダマはようやく見れたライノたん! VFA-102のF/A-18FVFA-27のF/A-18Eである。VFA-102のほうは、ついこないだまで真っ赤っかの50周年記念塗装機だったNF102なのに、今はただのロービジ塗装になってしまって残念無念。VFA-27のほうは派手なCAG機だったので、VFA-102もせめて色つきのCAG機にしてほしかったところであった。


Ea6b_bb
 他のCVW-5飛行隊はというと、VFA-195のF/A-18C以外はみな色つきCAG機。VAQ-136のEA-6Bは新塗装になってお目見え。でもこの塗りはワタシ的にはあまり好きではないなぁ。HS-14のSH-60Fも塗りが変わっていたかも。VFA-192のF/A-18CVAW-115のE-2Cはほとんど変わっていない様子。また新たにCVW-5にローテーションしてきたVRC-30 Det.5のC-2Aは、なぜかテイルコードだけが以前のDet.2時代の「NE」のままであった。なおHSL-51のSH-60Bは味も素っ気もないイモ番機。滑走路の反対側には“アニキ”がいたってのに。


Sh60k_bb
 海上自衛隊は最新鋭のSH-60Kを展示。最新鋭機なのにロープを張ってないとは太っ腹(笑)。P-3Cは新塗粧機でしかも部隊番号すら書かれていない。近くにいたクルーが付けていたパッチが第6航空隊のものだったので所属部隊が判ったという始末。聞くと部隊マークはもちろん部隊番号ももう機体には書かないんだとか。部隊ごとに機体はきちんと割り振られているそうだが、それぢゃ写真だけを見たら所属部隊が全く判らないではないか。困ったモンだ。(´・ω・`)


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 開放地区の外にも地元の米海軍機海自機が置かれていたが、色気のある機体はひとつもなし。なんだかなー。なお先にも書いた通り、飛んだのはHSL-51のSH-60Bが1機のみ。しかも遠くなのでそんなの飛んだうちに入らないよ。ヽ(`Д´)ノウワァァン!!

【地上展示機と所属部隊一覧】

【アメリカ海軍】
F/A-18F(CVW-5/VFA-102[NF] )
F/A-18E(CVW-5/VFA-27[NF] CAG機)
F/A-18C(CVW-5/VFA-192[NF] CAG機)
F/A-18C(CVW-5/VFA-195[NF] ) ※コクピット公開
EA-6B(CVW-5/VAQ-136[NF] CAG機)
E-2C(CVW-5/VAW-115[NF] CAG機)
SH-60F(CVW-5/HS-14[NF] CAG機)
C-2A(CVW-5/VRC-30 Det.5[NF] )
SH-60B(HSL-51[TA] )
UC-12M(NAF厚木ベースフライト?) ※ノーマーク(-_-;)

【アメリカ陸軍】
UC-35A(78AvBn)

【海上自衛隊】
P-3C(第4航空群第6航空隊)
UH-60J(第4航空群厚木航空基地隊)
SH-60K(第51航空隊第513飛行隊)

オマケの写真はこちら

ゲートガードとか。



 というわけで、思わぬ形でNAF厚木でライノに会えたわけですよ。フライトがないのは寂しいですが、これはまたどこかで機会があることでせう。次は秋になるまで行くであらう航空祭はありませぬ(松島はどうしよっかな~)。とりあえずあと1ヶ月は静岡向けの模型製作に励むことにします。(`・ω・´) シャキーン 

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2006.04.04

読書録:「犯人さん、復讐です!」辻 真先

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犯人さん、復讐です!
辻 真先
徳間文庫
\466
1995年1月15日初刷

2006年4月3日読了
 探偵役は味音痴なグルメレポーターの味子こと神保亜子、相棒はカメラマンの空閑三九郎、この恋人同士ではないのに二人っきりで旅をしレポートをするのが仕事のこの二人、行く先々で死体が待っているのはミステリー物の常道。前作『探偵さん、迷宮です!』では能登半島で事件を解決した二人が今回訪ねたのは、福島県の山の中、JR奥羽本線の今は亡きスイッチバック駅として名高かった峠駅である(駅そのものは現在もあるが、山形新幹線ができた時にスイッチバックではなくなってしまった)。峠駅の名物力餅の取材中に知り合った女性が働く山中の一軒宿に泊まってみたら、露天風呂で待っていたのはやっぱり死体だった・・・。
 今回も相変わらず意表を突くトリックの数々は健在。もっともラストのトリックにはちょっと無理があるようにも見受けられたが。また前回より人死にの数はかなり少ないので安心して読めた(笑)。ただ、一人だけ役回りがよく判らない登場人物がいたのがちょっと残念。
 ちなみに、この峠駅を含めた奥羽本線の4駅連続スイッチバックは、1990年に山形新幹線ができるまでは鉄っちゃんなら知らない人はいない名所であった。決して鉄っちゃんではなかったハズのワタシでさえも、このスイッチバックを体験するためだけにこの区間の鈍行に乗りに行ったくらいである。今となってはそんな悠長な旅はとてもしてられないだらう。カネは無くても(今でもだが。・゚・(ノД`)・゚・。)時間はたっぷりあったあの頃が懐かしく思い出されたものであった。

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2006.04.03

できたどー!(とうとう雷オヤジ3人衆その16)

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 4月になったわけですが、天気の良かった昨日も夜に雷が鳴った(む、思えば相応しいかも(笑))今日もひたすら家にこもりまして、4月バカのネタを考えるでもなく雷オヤジ3人衆のデカール貼りと仕上げに勤しんでおりましたです。で、なんとか3機とも完成と相成りましたです。( ̄ー ̄)

 実はこの3機、機首に錘を入れた方がよかった、てか特にD型は入れるべきだったんですね~。インストに指示がなかったのですっかり忘れてましたよ。全体塗装の時にコクピットに入れていたティッシュを、キャノピーのマスキングを剥がすために取り出したら、D型が見事尻餅をついてしまいましたです(走召木亥火暴)。ぶら下げモノを吊ればなんとかなる鴨、と思ったんですが直りません。射出座席の裏側を削って直径1mmほどの小さな金属球を4個仕込んでみましたが焼け石に水。かといって今さらレドームを外すこともできません。仕方がないので中に金属球を詰め込んだM117を3発作って、胴体下に吊ったM117のうち前の3発をそれと交換すればなんとかならないか、と思いまして、とりあえず金属球入りM117を形にはしてみました。

 でもそれもかなり面倒なのでもっと楽をできる方法はないかと、無い知恵を絞って考えたわけですよ。コクピットに詰めたティッシュを取ったら尻餅を付いた、ということはかなり微妙なバランスであるということですよねぇ。それならばコクピットパーツの隙間から金属球を機首に入れたらなんとかならないか、と思いまして8個ばかり入れてみました。もちろん固定はできないので中でカラカラ音がするんですが、機首を下にしてそれを前のほうに寄せてから立たせてみましたら、見事立ちましたよ奥さん!。・゚・(ノД`)・゚・。

 あと、翼下に増槽とかぶら下げてみましたら、これが内側に向いてるんですよね(爆)。直そうと思えば直せないこともないんですが、もう面倒なので止めときます。あとG型のAGM-78用パイロンの迎え角が上を向きすぎているんですが、これは直すのがちょっと面倒なので知らなかったことにします。(^◇^;)

 

4月13日追記:AGM-78用パイロンの迎え角問題ですが、パーツを前後逆に付けていたのが原因と判明しますた(爆)。速攻直しますた。(^^ゞ

 D型のマーキング、垂直尾翼が地味だな~と思っていたんですが、機首上のオネーチャンはそれを補って余りあるインパクトがありますねぇ。デカールがオーバースケールで位置決めに苦労はしましたが。しかしこれ、静岡に持っていったらセクハラだと言われかねませんね。

 さぁ、この余勢をかって次、MPM&スペシャルホビーの“冴えてないサエタ”×2いってみよー!( ̄ー ̄)

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2006.04.01

桜色舞うころ(それなのに雷オヤジ3人衆その15)

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 満開の桜でゴザイマス。花粉症さえなければ一年でもっともいい季節である、と言ってもいいくらいデス。ちなみにこの場所は、丸子橋と第三京浜多摩川橋の間の、東京都側の多摩堤通でつ。この季節は、夏とは別の意味で目の保養になりますデス。(^◇^;)
Muyouhisashi_
 ついでにトマソン物件もひとつ。川崎市側の多摩沿線道路とガス橋通りの交差点そばにある、教科書に載りそうなくらい典型的な『無用庇』です。ここまで堂々としていると実に清々しいです。

\(^_\)ソンナハナシハ(/_^)/コッチヘオイトイテ

F105_15_
 昨夜からデカール貼りに掛かっている雷オヤジですが、まだF型の胴体部分が貼り終わっただけです。マーキングはキット指定のモノなんですが、銀塗装時代には機体のあちこちに書かれていたコーションデータがないに等しいんですよ。そこでD型用に用意しているアルバトロスデカールから持ってきてるんですが、そのアルバトロスのインストがメチャクチャでして、どこにどれを貼ったらいいのかよーわかりません。仕方がないのでTowbobsデカールの「F-4E SEA Heroes」というタイトルになぜか入っているF-105G用の解説を参考にしつつ(こちらのインストははるかに判りやすいです)、新旧の世傑などに載っている実機写真とにらめっこしつつ貼っているので時間が掛かるコトよ。その上銀塗装の上なのでキット付属デカールの黄ばんだ厚ぼったいニス部分が目立つので、大きな文字と数字などは貼った後でトリミングしているので余計に時間を食うわけです。まぁなんとか明日にはF型を終わらせてG型に掛かりたいところです。んで、最後にD型のあのオネーチャンをぺたりと貼る、と。(;´Д`)ハァハァ

 ということで、「銀爆鮫」の当初の〆切には間に合いませんでしたが、カトーさんがロスタイムを宣言して下さったのでまた時間ができますた。カトーさんありがとうございます。助かりますた。とはいえ静岡の「museo72」向けの2機もなんとかしてやりたいんで、そうそうのんびりもしていられません。来週中には3機とも片づけてしまいたいトコロです。("`o')/ ファイトォ!

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