« 2006年5月 | トップページ | 2006年7月 »

2006年6月

2006.06.29

『日本の翼』一段落

R0020475
 エフトイズの「日本の翼コレクション」コンプリート計画(っていま名付けました(笑))、最後のT-2/F-1が完成しますた。前列左から、T-2後期型#175(ブルーインパルス1番機)、T-2前期型#111(ブルーインパルス5番機)、T-2前期型#123(21sq旧マーク)、T-2後期型#181(21sq最終マーク)、T-2後期型#144(22sq最終マーク)、後列左からF-1#274(3sq)、F-1#241(8sq)、F-1#277(6sq)、T-2後期型#196(6sq)です。先のエントリーで後列の4機の機番の選択理由など書いてますので、ここでは前列のT-2について。

 まずBI1番機はキット指定通り。BI5番機は前期型なのでもうこれしかないでせう。前期型#123は機番の数字の並びが良かったから(笑)。後期型#181はウチのキットリストの写真にあったもの。後期型#144は『1/144』だからです(爆)。また、前期型は旧マークなので時期を考えて、結局パイロットのお二方には着替えをしてもらいました。オレンジのフライトスーツに白いヘルメットはやはり目立ちますね。ちなみに後ろのほうに写ってるマルヨンも、オレンジのスーツの方は207sq機を除いてヘルメットを白にしました。207sqだけは84戦競の時、オレンジのフライトスーツにグレーのヘルメットだったのでキットそのままです。
R0020477_1
 そういえばF-4EJ改を晒すのを忘れてました。ってこれみんなキット指定通りなんであんまし面白くないんです(笑)。301sqを#334に、302sqを#434にしたくらいですね。この機番はどちらもウチのキットリストの写真にあったものです。
Ftoys_f4
 ファントムは実はあと4機あるんですが、大型連休中にこんなことやっちゃったんですよね。奥にある白い状態のが3機と、手前のシークレットのRF-4EJを弄くったのが1機です。白いのは8sqの洋上迷彩機がダブったので、1機は通常のグレー迷彩に、2機はガルグレイ/白のF-4EJに先祖帰りさせようと企んでましてん。プラッツのデカールがあるので、グレー迷彩機は8sqのスペマーに、F-4EJは303/304/305のどれかにするつもりです。RF-4EJは胴体下の偵察ポッドをLOROPに改造して翼端のアンテナを削って、RF-4Eと同じ明るい迷彩の暫定改修機にしようと思ってます。

 などと妄想してるんですが、いまこれ以上「日本の翼」ばかり弄ってるとこの夏はそれで終わっちゃいそうなので、ここらでいったん打ち切ってもうずいぶんと放ったらかしになっている、1/72のハリアー複座型×2のほうをちょっと進めようかと思っている響子の五郎でありまする。(^o^)/

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2006.06.26

本日のT-2とかなんとか(笑)

R0020472
 えーゴチャゴチャした写真で判りにくくてすいません。「日本の翼」はここ数日でF-2AとF-1が終了、今日から最後に残ったT-2にとりかかりました。まずF-2Aは6sqを指定通り作ってお終い。3sqはシクレがありますし、XF-2と1TSはもう作っちゃってましたから。F-1は6sqと8sq。機番は指定とは変えまして、6sqは築城でラストフライトした時にいた#277@F-1最終号機、8sqはウチのキットリストの写真にあった#241です。前に作った3sqと合わせてこれで3機揃いました。もう1機あったらF-2Aからデカールを流用して1TSとかも考えたんですが。

 ということでT-2。まず、前に作ったのは6sqの#196@T-2最終号機とシクレのブルーインパルス#175です。これにノーマル3機とシクレ1機を加えます。まずシクレのBIですが、機関砲口を埋めて前期型に改造して#111にします。ソロ機なので後席の人には降りてもらいました。先に作った#175はキット(?)そのままにしましたが、こちらは主翼下の増槽を外します。パイロンは主翼と一体成型なので切り飛ばし、切断面を均したあとでタッチアップ。どうせ下面なので、タッチアップに使ったクレオスの#323ライトブルーの色調がちょっと濃いとか、塗りムラが出てるなんてことは気にしません(笑)。

 次にノーマル3機。4wg所属機の訓練時は通常、翼下増槽と翼端のミサイルランチャーを付けてないので切り飛ばします。タッチアップにはストックにあったクレオス#11ガルグレーを使用。手持ちの色の中ではこれが一番近いみたいですが、ちょっと黄色みがかってます。でも主翼下面全体を塗ってしまえばよくわかりません(爆)。ちなみに先に作った6sqの機体は、実戦部隊に配備されているということで翼下増槽もよく吊ってますし翼端のミサイルランチャーも普通に付けてますので、これはキット(?)そのまま作ってます。翼端ランチャーは白く塗りましたが。

 3機のうち1機は機関砲口を埋めて前期型に改造。この改造した機体はエラー品で、ベントラルフィンが片方ちぎれて無くなっちゃってます。脚を付けたらプラ板で作ってやりませう。機首と垂直尾翼のインターナショナルオレンジは、適当な赤と黄色を混ぜたものを筆でぺったらこと塗りました。各翼端のオレンジはクレオス#59をそのまま。パイロットスーツの色もオレンジにするかどうかちょっと悩みましたが、結局面倒なのでそのままです。

 ついでに複雑な塗り分けが無視されている水平尾翼もきちんと塗り分けました。フリーハンドで(爆)。よれよれです。近いうちにF-1の水平尾翼もちゃんと塗ってやりませう。そんなわけで、明日以降はデカール貼りにかかれそうです。ノーマル3機の機番はこれから決めます。

 ここまで手を入れるんだったら、継ぎ目消しとかもすればいいのにとか思っているそこのアナタ! いいんです、これはあくまでも食玩を使ったお遊びなんですから。合い言葉は「お気楽極楽」。(^o^)/

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.06.22

「ダ・ヴィンチ・コード」観てきました!(^o^)/

 行ったのは昨日なんですが、例によってレイトショーで観てきました。どういう内容かは宣伝されまくってるので書きませんが、見終わって最初に思ったことは「なんで宗教のためにそこまでできるんだ?」ってことです。自分が全然信心深くないので、てかどこの宗教にも帰依してないので、宗教が人の心に占める大きさ重さや、それがいかに人の目を曇らせるか、といった登場人物の行動に影響を与える動機のような部分がよくわからないんですよ。で、それがわからないとこの話は味わいきれないと思ったわけですわ。とはいっても、それでも充分に面白かったのですから、やはり流行るのも判りますし、同時にキリスト教に熱心な国では上映禁止になったりする理由も判りました。

 あと、肝心の謎解きなんですが、勘のいい人なら中盤過ぎで「ん? アレはもしかして・・・」って思っちゃうかもしれません。伏線の張り方がちょっと下手かな? とか思ってみたり。とかいっても、ワタシは判らなかったのであれでいいのでせうね(爆)。

 ついでに飛行機マニア的話を。途中でビジネスジェットが2箇所で出てきますが、先に出たほうの機種がよく判りませんでした。ガルフストリームのIVあたりかあるいはグローバルエクスプレスだと思うのですが。後で主人公たちが乗ったのはBAe125-700でした。ロンドンの空港に着陸する時に写ったレジも「G-」で始まるイギリスのものでしたね。パリからということで最初はファルコン10かな、とか思ったんですが。

 公式サイト→http://www.sonypictures.jp/movies/thedavincicode/

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006.06.21

読書録:「ノドン強奪」トム・クランシー&スティーブ・ピチェニック

Op_nodon2
ノドン強奪
【トム・クランシーのオプ・センター】
トム・クランシー&スティーブ・ピチェニック
/訳・伏見 威蕃
新潮文庫
\781
1998年10月1日発行

2006年6月20日読了
 言わずと知れたテクノスリラーの第一人者、トム・クランシーが、精神科医で作家のスティーブ・ピチェニックを共著者に迎えて描く『オプ・センター』シリーズの第1作。『オプ・センター』とは翻訳者の解説によれば「テロリズムや地域紛争のたぐいに対処する危機管理センター」であり、直接的な軍事行動にも対処できる専属の特殊部隊を配下に持っているため、急場にも即応できる態勢となっている組織である。この組織の長官ポール・フッドは軍人出身ではなく元ロサンゼルス市長である、というところが特徴的。家族と仕事との板挟みになりながら、一癖も二癖もある部下達を苦労してまとめ上げる中間管理職のような彼の姿がよく描かれている。
 さて、本書は韓国・ソウルでの大統領就任式典で起きた爆弾テロをきっかけに、北朝鮮のノドン・ミサイル発射基地を乗っ取って朝鮮半島統一のため第二次朝鮮戦争を仕掛けようとする陰謀を、KCIA幹部と協力して防ごうとするオプ・センターの活躍を描いたもの。何しろ現実世界では、ちょうど北の将軍様が打ち上げ花火を上げるのかどうなのか、という事態が進行中なだけに、日本に向かって発射されんとするノドン・ミサイルのカウントダウンを止めることができるのか? という緊迫のクライマックスが妙なリアリティを持って迫ってきたものである。
 それにしても困るのは、主要登場人物が韓国人だったり北朝鮮人だったりするので、どちらの陣営にも「キム某」がいるわけである。だもんで、この「キム」はどっちの人間だっけ? とアタマがこんがらがってしまうのであるよ。それでなくても海外の小説は登場人物がカタカナばかりでこんがらがりやすいってのに。ヽ(`Д´)ノ
 あと、カバーイラストにはフランス製のミラージュ2000Dが描かれているのであるが、これが米軍の国籍マークを描いているのである。作中では本機がなぜか米空軍の偵察機として登場し、イラストにあるように北朝鮮空軍機の迎撃を受けてしまうのであるが、いくらなんでもミラージュを米軍機にしなくても、とマニア的には思わないでもない。本当に米空海軍が装備している機体を出すと生々しすぎるのか、と思ったのだが、その後でF-117Aも出てくるのでそうでもないらしい。なんでだろ?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.06.18

本日のマルヨン・その2

F104j_s
 Fトイズの「日本の翼コレクション」の、銀色のマルヨンの皆さんです。こちらのデカールは201/203/206sqです。まず左端はキット(?)指定通りの201sq#56-8672。真ん中は203sq#46-8592で、これはウチのサイトのキットリストの、実機写真の機体です。キット指定は76-8687なんですが、それだと600番台の機体ばかりになるので変えました。右端は206sq#56-8680。指定は46-8658ですがこれも変えました。理由はお判りですね?『百里の#680』ですよ(笑)。実はデカールの「0」の数字をグレーのほうで全部使っちゃったので(なんせ#706と#600でしたから)、大きさと書体が似ているT-2のデカールから流用してます。よく見ると違和感がありますが、『百里の#680』のためには気にしません(爆)。ちなみにこれ、ネタではなくてちゃんと1970年頃に在籍してました。

 てことで、次はF-2Aあたりにしてみますか。(^o^)/

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006.06.16

本日のマルヨン

F104j_g
 静岡が終わって1ヶ月、買ったはいいが箱から出してもいなかった「世界の傑作機2」「歴史を変えたヒコーキたち」「ウイングクラブコレクションL4」「日本の翼コレクション」「WWIIウォーバードコレクション」を順番に組んでいってます。ただいま「日本の翼」にかかっているところ。F-4EJ改はもう終わりまして、次はマルヨンの番。グレー版が3個あったわけですが、これのデカールは2種類でしかもひとつはシークレットと同じ207sqなわけです。それぢゃ面白くないってんで、「ランドマークファクトリー」のコヤナギさん謹製デカールを使ってみました。

 まず、奥の2機はオリジナル。右は204sqの56-8663で、元207sqの証にコヤナギさんのデカールに入っていたアーマメントプラカードを機首左側面に追加してみますた。左はシークレットの207sq所属の46-8655、'84戦競出場機“F-104 Brothers”です。手前が肝心の2機です。まず左が航空実験団所属の76-8706で、もちろん元207sq所属機。退役直前の1985年ごろということで、パイロットのスーツもグリーンに塗り替えてみました。右は言わずと知れた硫黄島無人機運用隊所属のUF-104J#46-8600。垂直・水平尾翼と翼端タンクを赤く塗って、レドームは黒く塗って、パイロットのスーツはグリーンに塗りますた。機番のデカールは銀塗装機のデカールに付いているものも使いました。ということで機番は変えてみましたよ>コヤナギさん

 明日は銀塗装のマルヨン2機をやっつけてやりませう。残りはF-2A×2、F-1×2、T-2×3、T-2BI×1。まだ先は長いようで(笑)。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2006.06.10

こりゃ風邪ひかないか?

 @nifのお知り合い、おなみさんからのネタ。

James Bond-style strap-on jet pack flying wing to extend special forces' reach
特殊部隊の範囲を広げるジェームズ・ボンドスタイルの取り付けられるジェットパック全翼機
Yourfile

By Rob Coppinger in Berlin

A parachute system equipped with a 1.5m (4.9ft)-span delta wing and two micro-turbojets which could propel a paratrooper 200km (110nm) from a drop point could be tested from third-quarter 2007.
パラシュート・システム、装備した、1つの、1.5m(4.9ft)―第3・四半期2007年から低下ポイントから200km(110nm)の落下傘兵を推進することができるスパン三角翼および2つのミクロのターボジェットをテストすることができるかもしれません。

The wing has aileron- and flap-like control surfaces along its trailing edge, and around 2 litres (0.5USgal) of jet fuel housed in flexible containers in its leading edge. The surfaces would be controlled by the parachutist using handles linked to servomechanisms.
翼は、その後縁に沿った、およびその最先端中のフレキシブル・コンテナに収容されたジェット燃料の2リットル(0.5USgal)のまわりの補助翼かつフラップ状の操縦翼面を持っています。表面はサーボ機構にリンクされたハンドルを使用して、落下傘降下者によってコントロールされるでしょう。

The engines are likely to be built into the wing, which also has a cargo compartment. The turbojets are expected to weigh around 7kg (15.4lb) each and could be model aircraft engines, industrial impellers or a new design. The wing system will weigh approximately 30kg with engines but no cargo.
エンジンは翼に組み込まれるでしょう。それはさらに貨物室を持っています。ターボジェットが重さ約7kg(15.4ポンド)各々であると予想されます。また、そのターボジェットは?ヘ型飛行機エンジン、産業推進者あるいは新しい設計でありえます。翼システムは、エンジンだが積荷がないで重さおよそ30kgでしょう。

“We have a lot of interest from special forces. Jumping from 4,000m [13,000ft] with the propelled system you could fly for 200km,” says civilian skydiving instructor and wing-parachute system test pilot Frank Carreras.
「私たちは、特殊部隊からの多くの興味を持っています。200kmで空輸することができる推進されたシステムで4,000mの[13,000ft]からジャンプすること。」民間人のスカイダイビングをするインストラクターおよび翼パラシュートシステム・テストがフランク・カレラを操縦すると言います。

A parachutist could jump from up to 33,000ft using the system, with oxygen equipment and thermal clothing. On reaching an altitude of 3,000-5,000ft, the parachute is opened and the wing lowered on a cord to hang several metres below the user.
落下傘降下者はジャンプすることができました、から、酸素装置および熱の衣類と共に、システムを使用する33,000ftまで。3,000-5,000ftの高度に達するとすぐに、パラシュートは、ユーザの数メーターを下回り掛かっているコード上で開かれます。また、翼は低下します。

Carreras has been working for the parachute system’s developers, German electronics and technology companies ESG and Drager, which originally developed an unpowered version for the German army. Flight testing of this 14kg system is expected to finish by year-end, after which the prototype will be used for marketing. With the unpowered system a soldier could glide for 50km from a 33,000ft jump.
カレラ、パラシュート・システムの開発者、ドイツのエレクトロニクス、および技術会社ESGおよびDr?gerのために働いている、それは、もとはドイツの軍隊のための動力を備えていないバージョンを開発しました。年末(プロトタイプはそれの後にマーケティングのために使用されるだろう)までにこの14kgのシステムの飛行試験が終了すると予想されます。動力を備えていないシステムで、兵士は33,000ftジャンプから50kmで滑るかもしれません。


 訳文はもちろん機械翻訳です。所々意味不明ですが、だいたいのところは判ります。しかしこりゃ凄いですな。特殊部隊用のハンググライダーってとこですけど、ジェットエンジンが付いてるってのがなんとも。パイロットはさぞかし寒いでせうね(笑)。それにこれ、目的地に降下したあとどう始末するんでしょかね。(^◇^;)

★6月12日00:22追記★
 とある方が記事を翻訳してくださいました。どうもありがとうございました。ようやく内容がきちんと把握できますた。(^◇^;)

======================
双発のマイクロ・ターボジェットを装備した、翼幅1.5メートルのデルタ翼で運用するパラシュート・システムが、2007年第3四半期にもテストされる模様だ。

翼後縁にはエルロンと、フラップのような操縦面があり、また、約2リットルのジェット燃料が翼内部のブラダタンク(要するに原始的なゴムタンク)に収められる。操縦舵面は、サーボを介して操縦士が握ったハンドルにより操縦される。

双発エンジンは翼内部に内蔵され、また、翼には貨物室も設けられている。エンジンはそれぞれ自重ほぼ7キロに押さえることが期待されており、模型飛行機のエンジンもしくは工業用タービンブレードを使用するか、あるいは新規にデザインすることになろう。貨物なしでのシステム全体の重量は、ほぼ30キロになる予定である。

「特殊部隊は高度4,000メートルから降下して200キロメートルも飛行できる推進システムに興味を持っている」と、民間のスカイダイビング・インストラクターであり、ウイング・パラシュート・システムのテスト・パイロットでもあるフランク・カレラス氏は語る。

ジャンパーは酸素吸入器と電熱服を使うことにより10.000メートルもの高度から降下できる。パラシュートは高度1.000から1.500メートルで開傘し、このとき翼本体はジャンパーの数メートル下に、コードで連結されてぶら下がることになる。

カレラス氏はもともとジャーマン・エレクトロニクス・アンド・テクノロジー社がドイツ陸軍のために開発していた無動力の滑空式パラシュート・システムをテストしてきた。総重量14キロの滑空式システムの開発は年末までに終わり、その後このプロトタイプはマーケティングのために使われることになろう。無動力システムの場合、兵士は高度10.000メートルから降下して50キロの距離を滑空可能である。
======================

 パイロットは電熱服を着てるそうです。風邪はひかないで済みそうです(笑)。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2006.06.04

読書録:「マルサン-ブルマァクの仕事」くらじ たかし

Marusan2
マルサン-ブルマァクの仕事
  ●三郎 おもちゃ道
 (●は「金尊」で一文字、「いしづき」と読む)
くらじ たかし
文春文庫
\533
2001年6月10日第1刷

2006年6月3日読了
 「マルサン」も「ブルマァク」も、30代後半より上の世代、特に男性にとっては懐かしい社名なのではないだらうか。「マルサン」はブリキのおもちゃや怪獣ものの人形(“フィギュア”などという言葉は当時あるわけがない)メーカーとしてのみならず、モデラーにとっても伝説的なメーカーであり、また「ブルマァク」のウルトラ怪獣の人形は幼い頃に多くの男の子が手に取って遊んだことがあることと思う。ワタシも「ブルマァク」の社名は朧気ながら記憶にある。本書はそのマルサンで営業マンとして活躍し、同社の倒産後はブルマァクを興して一時は一世を風靡した●三郎氏の目を通した、この二社の栄枯盛衰の物語である。ひたすら『子供のためのおもちゃ造り』を追い求めた●氏の辿った道は、そのまま1950年代から1970年代にかけての、日本の男児向けおもちゃの歴史の一面であったといってもいいだらう。幼い頃の自分が無邪気に(そんな時代もあったのさヽ(`Д´)ノウワァァン!!)遊んだソフビの怪獣の、裏に隠された物語を知ることができるとはなんと楽しいことなのだらうか。(^o^)
 また、本書で貴重なのは巻末のマルサンとブルマァクの製品リストである。ワタシが興味を惹かれるのはなんといってもプラモであるが、後にフジホビー→アルカンシェールと引き継がれた1/50のF-86Dセイバードッグ(これは今でも名作と言われている)や、サニーに引き継がれた1/50のF-4ファントムII、フジホビー→河合商会と引き継がれた1/100のF-86Fセイバーの他にも多数のキットが作られていたことがわかる。1/700の旧日本海軍の軍艦や、1/72の米独AFVなんてのまであったのは初めて知った。現物を激しく見てみたいなぁ。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

ここ数日で増えたモノ

Gunjo
 いきなりですが、『群青の空を越えて』というパソゲーの解説本です。表紙のオナノコの背景に飛んでいるのはグリペンです。このゲームについてワタシは正直なんにも知らないんですが、どうもミリオタ色がとても濃いエロゲー(爆)らしいのです。てことで、ライターの一人が古い付き合いの人物で、要請に従って手持ちのミサイルやらレーザーガイド爆弾やらの写真を提供したところ、完成したこの本が送られてきたというわけなのです。実はもう1週間くらい前に届いていたのですが、報告を忘れてましたよ。てことで、そういうことです。どうもありがとうございました。>e野さん ちなみにこの本、全160ページのうちエロゲーの解説本らしい部分は113~129ページと145ページより後ろだけです。(^◇^;)
Syukaku0602
 ここ数日で増えた模型関連の皆さんです。左のファントムのうち、下のF-4EJ×2はセール中の行き付けの模型店イシハラi-boxで半額だったもの。F-4SとRF-4はヤフオク。右にあるデカールのうち、上になっているのはZotsデカール1/72のギリシャ空軍F-16C-30スペマー機。モケイラッキーで\2400くらいのものが\700で叩き売られていたので速攻ゲット。もう1枚はモデルアリアンス1/72のカナダ国防軍CH-146スペマー機。デカールに乗っかっている小さな黄色い物体2個は、パブラ1/72のマーチンベイカーMk.8VA射出座席。もちろんTSR.2用っすよ。(^^)v
Syukaku0603
 今日も今日とで都内に出る用事があったのですが、もちろん渋谷の森の里くらぶに立ち寄ることは忘れません(笑)。ゲットしたのは写真のエデュアルド1/72“L-39C ALBATROS AROUND THE WORLD”という2機入りキット。2機分のデカールはいずれも派手な民間機のもので、箱絵になっているロシアのエアロジェットクラブ所有機(RA1039K)と、アメリカのマッハ1アビエーション所有機“Wild Child”(N39DF)。ロシア機のちうごく風なドラゴン、というより龍の画がいいですね~。ところで、このN39DFについて調べてたら、あろうことか今年の2月26日に墜落して失われていたんだそうで、乗員2名も亡くなったそうです。期せずしてこのキットは貴重なモノになってしまったわけですねぇ。合掌。(_人_)

| | コメント (8) | トラックバック (0)

« 2006年5月 | トップページ | 2006年7月 »