2006年陸上自衛隊木更津駐屯地創立記念行事
この先しばらくは普通に見られると判っていても、やはり新型機は早く見たいと思うのが人情というもの(笑)。ということで行って来ました木更津へ。(`・ω・´) シャキーン
2月12日に行われた2005年度の木更津航空祭では立体模擬戦が行われなかったので、10月15日開催の2006年度の航空祭には期するモノがあったのである。
ということで、2月の教訓をもとに0648出発。浮島JCTまで55分、そのあとアクアラインに乗って木更津駐屯地までが15分という、2月とほとんど同じ所要時間で0800頃到着。駐車場待ちの列について5分程度で動き出してすぐに入場。結局今回も早すぎで、駐車場所は2月と同じエプロン地区のすぐ隣の野球場になってしまったのだった。(~。~;)
地上展示は22機種、なのであるが機数は数えてないのである(理由はあとで)。メダマはなんといっても木更津に着いて4日しか経ってないEC225LPであるが、他にも警視庁のAB139とか3機揃い踏みは今年で最後のAS332Lとか、いろいろあったりしたのであった。とはいえ、『飛行展示』『祝賀編隊飛行』『空挺・ヘリボン展示』が黒線で消されたパンフレットのスケジュール表が悲しい・・・。_| ̄|○
てことで、まず最大のメダマは何度も書いている通り、11日に木更津駐屯地に到着したばかりのEC225LPである。外観は前任のAS332Lと大して違わないように見えるが、メインローターは5枚に増えて逆にテイルローターは4枚に減り、また胴体左側面に突き出していたエアコンの箱が無くなったり、エンジンインテーク前のエアフィルターの形状が大きく変わってゴツくなっていたり、スポンソンが大きくなっていたりとあちこち相違点があるものである(実は胴体も伸びている)。また、塗装もほとんど一緒なのだが(もうちょっとセンス良くできないものか(~。~;))、細かく見るとコクピットドア後方に陸上自衛隊のマーク(こういう一般向けマークって何て言うんだらう)が入っていたり、「陸上自衛隊」の文字が大きくなっていたり、AS332Lに書かれていた愛称がなくなっていたり(これは歓迎(笑))している。正式配備は年明けになるようだ。
また、前任のAS332Lは3機揃い踏みで展示されたのだが、これは飛行展示が行われていたら実現しなかったかもしれない。今年末には1機が用廃になるので、3機揃い踏みは今年で見納めなのであった。。・゚・(ノД`)・゚・。
展示された警察と消防のヘリ、今回警視庁から参加したのは今年4月に配備されたばかりの最新鋭、AB139“おおとり4号”である。これが来てくれたのは想定外だっただけに儲けた気分(笑)。千葉市消防局のAS365N3“おおとり1号”も今年1月に配備されたばかりの機体。なお千葉県警のベル206L-4“かとり3号”は今年もウェスカム付きであったが、なぜかデジカメ写真がピンぼけになってしまった。(~。~;)
展示された2機の第1ヘリコプター団連絡偵察飛行隊(今年3月に本部管理中隊を改編)のLR-1のうち、1機の左主翼端の増槽と垂直尾翼左側面には、今年も航空祭記念マークが描かれていた。今年は旧陸軍で二式複戦“屠龍”を装備していた第53戦隊第3中隊「震天制空隊」のマーク。機体に部隊名が書かれていたので、大戦機に疎いワタシでもすぐ判ったのである(爆)。でも「震天制空隊」ってのはいかがなものかと。(~。~;)
列線展示されていたCH-47J/JAの中には、エンジンインテークのフィルター(IBF=Inlet Barrier Filter)が大型の円筒形のものに換装された第2ヘリコプター隊第2飛行隊のCH-47JAももちろん混じっていて、今回は間近でじっくり見ることができた。フィルターだけでなく機体側にも改造が必要なようである。なお機内には(新)73式小型トラック(正式には「1/2tトラック」だそうだ)が積まれていた。
木更津初登場(だと思う)のSH-60Kは館山の第121航空隊所属機。実戦部隊配備機らしく、左側面にはソノブイランチャーが装備されていた(蓋がされていたが)。
2月に続いて今回も「日本モーターグライダークラブ」から、グロブG109B(前回とは違う機体)、セスナA150L、セスナR172KホークXP、それにパイパーPA-28R-200アローの4機が参加。G109Bの前でお店を広げていたが、吹きっ晒しで寒そうなのであった。(^◇^;)
格納庫の中でお子さま向け記念撮影の被写体になっていた軽装甲機動車(LAV)は習志野の第1空挺団所属。ドアと後部には第1空挺団のマークが描かれており、また天井の銃座には5.56mm機関銃MINIMIが取り付けられていた。その隣で同じく被写体になっていた、立川の第1師団第1飛行隊所属のOH-6Dは前回もあったので、近くにいた隊員に「なぜ第1師団の機体がここに?」と聞いたら、これは用廃機を持ってきたものなのだそうだ。
ということで、今年は飛ばないのでエプロン中央には式典用に木更津駐屯地に所在する部隊の機体や車両がズラリと並べられているのである(だから機数を数えなかった(笑))。式典が終わるまでそれらには近寄れないので、とりあえずエプロンの左右の端に展示されていた機体を撮ってしまったのだが、正直時間をもてあますことおびただしいわけである。この間にカミさんへの土産など仕入れて、持ち歩くのも荷物になるのでクルマに置いてきたりもして(何しろ駐車場所はエプロンのすぐ脇である(笑))。
ようやく始まった式典を横目で見つつ、ワタシ同様EC225見たさにやってきたあいぼりいさんと合流して資料館などに行ってみたり。何度も木更津には来ているのに資料館に入ったのは初めてである。中のそこここに模型やプラモの完成品が展示されていたのだが、出来のほうは問うまい。(^◇^;)
資料館を見終わってもまだ祝賀行事の太鼓演奏などやっていたのでしばらくダベっているうち、ようやく祝賀行事が終了。CH-47JAへの車両積み込みデモなどしているうちにロープが取り払われて、ようやくズラリと並んだ展示機に近寄れるようになったのであった。
飛ばないことへの埋め合わせなのか、今年の木更津はやたらと展示機の中を見せまくるのである(笑)。AH-1Sのコクピットを覗かせたり、LR-1/-2やCH-47J/JAの機内に入らせたり。もちろん一部を除いて機体は触り放題である。やればできるぢゃん、広報はこうでなくちゃ!(^^)v
《展示機一覧》
【陸上自衛隊】
CH-47J(第1ヘリコプター団第1ヘリコプター隊第1飛行隊(木更津))
CH-47J(第1ヘリコプター団第1ヘリコプター隊第2飛行隊(木更津))
CH-47J(第1ヘリコプター団第2ヘリコプター隊第1飛行隊(木更津))
CH-47J(第1ヘリコプター団第2ヘリコプター隊第2飛行隊(木更津))
CH-47JA(第1ヘリコプター団第1ヘリコプター隊第1飛行隊(木更津))
CH-47JA(第1ヘリコプター団第1ヘリコプター隊第2飛行隊(木更津))
CH-47JA(第1ヘリコプター団第2ヘリコプター隊第1飛行隊(木更津))
CH-47JA(第1ヘリコプター団第2ヘリコプター隊第2飛行隊(木更津))
OH-6D(第1ヘリコプター団第1ヘリコプター隊本部付隊(木更津))
OH-6D(第1ヘリコプター団第2ヘリコプター隊本部付隊(木更津))
OH-6D(東部方面航空隊第4対戦車ヘリコプター隊本部付隊(木更津))
AS332L(第1ヘリコプター団特別輸送飛行隊(木更津))
EC225LP(第1ヘリコプター団特別輸送飛行隊(木更津))※正式配備前
LR-1(第1ヘリコプター団連絡偵察飛行隊(木更津))※航空祭記念マーク入り
LR-2(第1ヘリコプター団連絡偵察飛行隊(木更津))
AH-1S(東部方面航空隊第4対戦車ヘリコプター隊(木更津))
UH-1J(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊(立川))
UH-1H(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊(立川))
OH-6D(第1師団第1飛行隊(立川)) ※用廃機、格納庫内
軽装甲機動車(第1空挺団(習志野)) ※格納庫内
【海上自衛隊】
YS-11T-A(下総教育航空群第205教育航空隊(下総))
SH-60K(第21航空群第121航空隊(館山))
【航空自衛隊】
C-1(第2輸送航空隊第402飛行隊(入間))
U-4(第2輸送航空隊第402飛行隊(入間))
T-400(第3輸送航空隊第41教育飛行隊(美保))
【アメリカ陸軍】
UH-60A(第78航空大隊 (キャンプ座間))
【民間】
ベル206L-4“かとり3号”(千葉県警察本部航空隊)
AB139“おおとり6号”(警視庁航空隊)
AS365N3“おおとり1号”(千葉市消防局航空隊)
グロブG109B(日本モーターグライダークラブ)
セスナA150L(日本モーターグライダークラブ)
セスナR172KホークXP(日本モーターグライダークラブ)
パイパーPA-28R-200アロー(日本モーターグライダークラブ)
オマケの写真はこちら。
帰りは1300頃に駐車場からクルマを出したのだが、前回とはうって変わって帰り車がいない(爆)。何の障害もなく5分もかからず駐屯地を出て、木更津金田ICから東京湾アクアラインへ。海ほたるで30分ほど寄り道をして帰宅したのが1500頃であった。来年は立体模擬戦を見たいものよのぉ。ヽ(`Д´)ノウワァァン!!
さて、次はどうしませう。下総か、入間か、思案のしどころですねぇ。
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コメント
去年来てたUH-60JAが来てなかったのはこのせいなんでせうかね。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061017ic05.htm
海自ヘリのギアに亀裂、同系165機は異常なし
海上自衛隊が哨戒や救難などで使っているヘリコプターSH―60J型機のテールローター(尾部回転翼)のギアに亀裂が入っているのが見つかり、防衛庁が、陸海空自が保有するすべての同系統機種の計170機を点検のため、11日夜から一時飛行停止としていたことが分かった。
17日現在、陸自の26機、空自の32機を含め、165機は異常がないことを確認し、飛行を再開している。海自によると、亀裂が見つかったのは大村航空隊(長崎県大村市)所属のヘリ1機。今月11日午後6時半ごろ、定期検査中に、エンジンの動力をテールローターに伝えるギアに、円周の約5分の2の約10センチにわたり、亀裂が入っていた。同機は2001年2月に納入され、飛行時間は約2210時間。製造会社の三菱重工が原因を調べている。
残る海自の5機についても、18日中には点検を終える。海自は、北朝鮮の核実験を受け、日本海などで警戒監視を強化中だが、同系統のヘリは使われていない。
(2006年10月17日12時33分 読売新聞)
SH-60Kのそれは全く違うものなんでせうか。
投稿: KWAT | 2006.10.17 03:18 午後