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2006.10.17

読書録:「台湾侵攻」デイル・ブラウン

Taiwan_shinkou_a2
台湾侵攻(上)(下)
デイル・ブラウン/訳・伏見 威蕃
二見文庫ザ・ミステリ・コレクション
\733(上・下とも)
2000年7月25日初版発行(上・下とも)

Taiwan_shinkou_b2
2006年10月15日読了

 デイル・ブラウンの文庫はこの作品から、版元がハヤカワ文庫から二見文庫に移った。てなことはともかく、本書は『レッドテイル・ホークを奪還せよ』以来のEB-52メガフォートレス物である。突然の独立宣言をした台湾に対し、武力による併合を図る中国。阻止したいアメリカは中国の立てた緻密で狡猾な作戦により窮地に追い込まれる。しかも左派政党が政権を握る日本は中国に丸め込まれ、在日米軍は事実上封鎖されてしまうのである。そこで登場するのがメガフォートレス。核ミサイルを躊躇なくぶっ放す中国を、我らがメガフォートレスは押さえられるのか!? ・・・てな具合にまとめられる程度の粗筋なので(爆)、我々読者は登場する兵器が活躍する様をミリオタ的視点で楽しむのが良いのではないかと思う(笑)。まったく、それにしてもメガフォートレスは強すぎる。(^◇^;)
 ちなみに、この作品は1997年に上梓されたようだ。日本で村山首相率いる自社さ連立政権が存在したのは1994年6月から1996年1月までである。よって日本が左派政権であったことは、少なくともこの作品が書かれていたであらう頃は事実であった。とはいえ、それにしてもこの作品中の日本の首相は、アメリカ大統領に向かってまるでプロ市民のような発言をするのである(爆)。村山内閣成立時、海外では「日本に共産主義者内閣が誕生した」と報じられたという話があるが、その時受けたイメージをもとにカリカチュアライズしたものなのだらうか。(~。~;)

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コメント

ドラゴンの1/200でメガフォートレスをやろうとして挫折した私が来ましたよ(w

だって、ポッド式じゃどうあがいてもステルスになりようがないんだもの。

>村山プロ内閣
仏蘭西国の核実験ハンターイって国会そっちのけでニューカレまで行っちゃった大蔵大臣がいた「あの」内閣ですか。

大震災じゃ5千人殺すし、オームにゃテロやられるし、ペルーの大使館事件の最中に橋龍に丸投げして逃げるし、トンデモであったなあ。

投稿: ゆずこせう | 2006.10.18 10:30 午前

 最初に出たメガフォートレス物であるところの、ハヤカワ文庫の「オールドドッグ出撃せよ」はカバーイラストが小池画伯なんですよね。これがまた禿しくカコイイわけで。ワタシもピットロードの1/700でならなんとかできないかな、とか考えたりもしましたよ(笑)。

 村山内閣の時って、未曾有の大災害とか前代未聞の大犯罪とかが起きてますよね。なんかの巡り合わせなんでせうか。日頃の行い、とか思いたくないですけど(爆)。ま、この時に「日本の政府はそーゆー大事の時に無能である」と判ったのは、後の世のためには良かったのかも。

投稿: KWAT | 2006.10.18 10:46 午後

J57×8だかをターボファン×4つう仕様で、まず素直にハセジャンボのエンジンを下げてみたら、なんか拒食症でガリガリのC-141みたいになってカコ悪いこと夥しい。
次にヴィクターばりの主翼魔改造内蔵を検討しているうちにいつの間にやらキットもどこかに消え(TT)

「オールドドッグ」は最後のきめセリフ、「ちょっくらソ連爆撃してきた。」がGJ


投稿: ゆずこせう | 2006.10.19 08:21 午前

こんばんは
T-2の写真以来ご無沙汰しています。
オクで無事F1落札されたようですねぇ~
無事届いた暁には......
レポお願いしてよろしいですかねぇ~
.......と言ってみたりしますょ

投稿: よっち | 2006.10.20 12:21 午前

>>ゆず様

 今作品中で、メガフォートレスのエンジンはCF6が4発、と書かれてますんで、やはりハセガワのジャンボからくすねてくるしかないのではないかと。実機でもそんな改修案が出たり消えたりしてますな。でも、そんな巨大なターボファンをポッド式に吊してどうやってステルス性能を確保するんだと小一時間。(゚∀゚)

>>よっちさん

 やや、お久しぶりです。いつの間にやらモニターされていたようですね(笑)。先に出てた中東エクゾセ付きのがどえらく高騰してたんで、次のCRはどうなることかとビビってたんですが、CRという型式自体が人気がないのか、フランス空軍のマーキングしかないのが敬遠されたのか、意外とすんなり落ちましたです。ということで、ようやくエッシーのミラージュF.1を入手できますた。(^^)v

 ただ、同じ出品者の別のブツにも入れてるので、到着まで今しばらくお待ち下され。

投稿: KWAT | 2006.10.20 02:52 午前

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