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2006年11月

2006.11.21

読書録:「デキゴトロジー(2) 愛のRED CARD」週刊朝日・編

Dekigoto22
デキゴトロジー(2)
   愛のRED CARD
週刊朝日・編
朝日文庫
\427
1996年5月1日第1刷発行

2006年11月18日読了

 1994年12月9日号から1995年11月24日号にかけて『週刊朝日』誌に連載された人気コラムの文庫化である。日常社会の「マジかよそれ」的こぼれ話がいっぱいで、お気楽に読むには最適(笑)。時期的にはオウム真理教の社会問題化や阪神大震災などあり、また風俗的にはダイヤルQ2を使ったテレクラ真っ盛りだったりなので、その手のネタもたくさんあって10年前を懐かしむにも最適である(笑)。

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読書録:「生還への飛行」加藤 寛一郎

Seikan2
生還への飛行
加藤 寛一郎
講談社文庫
\544
1992年8月15日第1刷発行

2006年11月11日読了

 著者は飛行機マニアの間では名高い東大名誉教授。飛行機事故の本は数あれど、間一髪で生還したパイロットの話を集めた本はあまり聞いたことがない。ということで、かな~り以前に単行本で読んでいた本書を改めて読んでみた。その瞬間、彼らパイロットが取った行動は後から考えれば理に適っていたわけであるが、中には机上のセオリーとは反対の行動もあって、彼らが理屈だけで行動したわけではないことがよくわかる。
 中でも印象的だったのがハチロクブルーのソロ機だった藤原氏のケース。1960年代に行われていたソロ機のテイクオフロールの時、離陸直後にロールを始める高度が低いと、ロールが終わるときには高度が低すぎることになる。1965年11月24日には同じケースでソロ機が墜落、パイロットの城丸一尉(当時)は殉職している。ロールを終えた時に高度を取ろうと操縦桿を引いて機体を引き起こしたのであるが、その角度が急すぎて失速してしまったのである。1968年1月9日、藤原二尉(当時)の操縦するソロ機が同じ状況に陥った。ところが、ロールを終えて高度が低すぎると感じた時、10人が10人操縦桿を引くであらうその状況下で藤原二尉は操縦桿を“押した”のである。その結果機体に推力が付き、両翼下の増槽と尾部の排気口部分を地面に擦りつつもなんとか墜落せず高度を取ることができたのであった。この行動について藤原氏は「体が覚えていた」「考えるような状態ではなかった」「体のどこからか指令が走った」と述べている。機体が沈み地面が近づいてきて、草木の一本一本が見えるような状況下で、とっさに機体を地面に向けたこの行動は、本能という以外説明のしようがないであらう。
 このような興味深いエピソードが多数収められた本書は、「空で生き残るための条件」を探る著者の旅の集大成でもある。飛行機マニアならずともお薦めの一冊である。

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2006.11.19

JMC作品展クラブ展示会終了

 今回初めてJMC作品展のクラブ展示会に作品を出しました。mixi内で赤とんぼワークスさんが呼びかけた「ミックスモデラーズ」に乗っかりましたけど、結局出したのは赤とんぼワークスさん、エシュロンさんとワタシだけ(爆)。3人で卓が埋まるのかいな、と思ってたらなんと埋まってしまいました。(^^)v

 肝心のJMCですが、大賞は1/72の二式大艇と、もうひとつ・・・なんだっけ?(爆) まぁそのうちいろんなトコでアップされるでせうし来月発売の模型誌にも載るでせうからいっか(笑)。写真も撮ってないし。なので知り合いの作品で気が付いたものを(笑)。
Jmc_ma_alpha_
 アルファさんの1/72 F-15DJアグレッサー。モデルアート賞受賞ですよ。おめでとうございます!
Jmc_urusei_
 う流星改?さんの1/144ハリアーIIプラス。左のはあちこち手を入れてありますが、小さすぎてよく判りませんでしたよ(笑)。
Jmc_tamago_
 ろーたすさんのたまご飛行機2題。C-1はかなり(・∀・) イイ!

 続いてクラブ作品展のほうで気になったもの。主に知り合いの作品ですが。(^◇^;)
Ns_toritori_
 「ノンストック」トリトリさんの1/72作品群。B-26カウンター・インベーダーがカコイイ!
 
Obs_f4_
 「オービーズ」に展示されてた1/72ファントム×6。ワタシが作るものなど比べモノにならない完成度の高さです。
Obs_endoh2_
 「オービーズ」の筆塗り名人・遠藤さんの1/72作品群。新作デンマーク空軍のTF-104Gの塗りなんか、もう芸術の域ですね。
Obs_taki_
 同じく「オービーズ」で出されていたtakiさんの1/72作品群。F-100Dの排気口周辺の焼けた金属表現が(・∀・) イイ!
Tomcat_su22__1
 「Sunset Tomcat Ball-2007」akaihoshi2004さんの“撃墜されたSu-22”。「ねこのえさ」だそうで。(^◇^;)
 
 
Mm_akatonbo2_
 最後に自分たちのトコを。これは赤とんぼワークスさんの分で、言うなれば『赤とんぼワークスの歩み』。
Mm_tashiro_
 エシュロンさんはいつもの金属感あふれる作品群。「本当に金属かと思いましたよ!」と感嘆していた人がいましたよ。マジで。
Mm_kwat_
 これがワタシの分。ブログで散々製作記を書いてきたRF-4B×7機に加え、作品運搬用の箱の余ったスペースに“冴えてない”サエタ&スーパーサエタを詰めて持っていきました。全機並んだトコをしみじみ眺めることができて有り難かったです(爆)。てことで、ここで改めて1機づつ紹介させていただきます。
Kwat_rf4b_rm615_
 VMCJ-1(第1海兵混成偵察飛行隊)所属機(RM615/153102、1975年ごろ)
 
Kwat_rf4b_cy1_
 VMCJ-2(第2海兵混成偵察飛行隊)所属機(CY01/157344、1975年ごろ)
 
Kwat_rf4b_tn10_
 VMCJ-3(第3海兵混成偵察飛行隊)所属機(TN10/153103、1975年始めごろ)
 
Kwat_rf4b_rf9_
 VMCJ-3(第3海兵混成偵察飛行隊)所属機(RF09/153099、1975年8月)
 
Kwat_rf4b_rf610_
 VMFP-3(第3海兵写真偵察飛行隊)所属機(RF610/153107、1976年5月5日)
 
Kwat_rf4b_rf00_
 VMFP-3(第3海兵写真偵察飛行隊)所属機(RF00/157342、1990年8月10日)
 
Kwat_rf4b_rf36_
 VMFP-3(第3海兵写真偵察飛行隊)所属機(RF36/157351、1990年8月10日)

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2006.11.18

できたどー!(RF-4Bその21)

Rf4b_11_
 良い子はお寝んねの時間ですが、悪い大人はまだ起きてます。さっきようやくRF-4B×7が全機ロールアウトしました。これで肩の荷が下りたので気分良く寝られます。・・・って寝るんかい!

 さて、まずはこの7機をいつものオカモチに詰めませうかね。隙間に冴えてないサエタのコンビも入るかな。その後で時間と余力があったら作品カードを作ることにします。てか、ほんの1時間かそこいら寝るくらいなら、起きてたほうが寝過ごす危険がない分マシかも。(^◇^;)

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2006.11.16

デカール貼り終了(RF-4Bその20)

Rf4b_10b_
 全機デカール貼り終了は結局水曜になってしまいますた。明日はブレードアンテナやピトー管の取り付けとタッチアップ、までが精一杯でせう。バイセン機のタッチアップ大変そうだし(爆)。フラットクリヤー掛けとキャノピーのマスキング剥がしと取り付けは前日の金曜になりそうな悪寒。作品カードはいつ作るんだ? 運搬用の箱にいつ収められるんだ? そーか、やっぱ金曜は徹夜のようです。_| ̄|○

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2006.11.13

デカール貼り開始(RF-4Bその19)

Rf4b_10a_
 昨日のうちに全機あんよが生えまして、ようやく“たっち”ができるようになりました(笑)。てことでいよいよデカール貼り開始です。まずはインストに従えばいいのであまり考えなくていい、キット付属デカールから始めます。1990年のVMFP-3解散セレモニーに出た2機(中央と右)にはコーションデータがほとんどないので、まずはそれから貼り始めて勢いを付けてみました(笑)。右はデカール替えの『ブラックスペシャル』というキットなのですが、付属デカールはハセガワ製にあるまじき(爆)シルクスクリーン印刷のものでした。白の発色は申し分ありません。いつもこうだといいのに。

 左はVMCJ-3が改編でVMFP-3になった1975年夏頃の塗りで、部隊名は古いのにテールコードは新しい「RF」になっているというハイブリッド塗装(笑)。ほんの一時期しか存在しなかったこんなレアな塗りこそ別売デカールに任せていいと思うのですが、なぜかこれがハセガワのキット指定3種のうちのひとつなんです(ちなみに中央のもキット指定)。キャノピー後方の赤い部分のデカールの丈がちょっと足りなかったので、他のキットの余剰のデカールを貼り足したのですが、なぜかそちらのほうが色が濃くておかしな事になってしまいました。垂直尾翼前縁もデカールがかかっておらず地のガルグレーが出てますので、補修色を作ってどちらもタッチアップをしてやらにゃなりません。フラップ上面のモデックスはキット指定だと「9」だけなんですが、唯一の資料写真で見ると「09」と書かれてましたので、似た大きさの「0」を流用してます。書かれている場所もキット指定とは若干違ってました。

 てことで、残り4機を火曜までに終わらせられれば、全機どうにか週末に間に合うのではないかな、とか思えてきましたよ。そうなると、そろそろ作品カードのことも考えなくちゃですね。

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2006.11.10

全体塗装終了!(^^)v(RF-4Bその18)

Rf4b_09c_
 アンチグレアの黒と尾部の無塗装部の塗装が終わったので、これで全体塗装は終わりです。あとは全体塗装の修正や細部の塗りをちまちまとやって、そしたらようやくデカール貼りです。18日に間に合うかは、相変わらず微妙です。(^◇^;)

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2006.11.06

マスキングが終わらない~(RF-4Bその17)

Rf4b_09b_
 ようやく全体塗装が終わりました。マスキングがうまくいってなくて漏れてた箇所とか多々ありますが、それの直しは機首のアンチグレアの黒と尾部の無塗装部の塗りが終わってからまとめてやります。てことで、その2ヶ所のマスキングを同時に進めております。アンチグレアはそんなに大変ではなかったのですが、大変なのはお尻。無塗装部の塗り分けラインが複雑なのでマスキングがもー大変。しかも水平尾翼もありますから。今日はここまでやったらもう飽きました(爆)。時間も遅いので今日はここまで。残り5.5機(手前左のは縁取りまでは終わってます)のマスキングを終わらせるのにあと2,3日は掛かりそうな悪寒。これで18日に間に合うのか?

\(^_\)ソンナハナシハ(/_^)/コッチヘオイトイテ

 この7機のマーキングについてここで書いてみたのですが(1機足りませんけど)、このうちVMCJ-2所属機は結局CY1/157344にするべくデカールも自作したわけです。んが、この157344というBu.No.になんとなく聞き覚えがあるような気がしたので、昨日ググってみたらこんなページとかヒットしたわけですね。そうなんです、1977年9月27日に横浜に墜ちたRF-4Bが、まさにこの157344だったわけなんです。この事故の時ワタシは中学1年で、学校の音楽室で音楽の授業を受けてまして。ワタシの出た中学校は山の上にあって眺めが利くので、ドーンという音がしたその直後に遠くでキノコ雲みたいな煙が吹き上がり、その直後から多数のプレスのヘリが上空をブンブン飛び回っていたのをよく覚えています。

 そんな機体ですから、あの事故を遠くで見た者としてはちょっと作るのに抵抗感があります。昨日は機番を変えようかと思ってました。でも今日になったら気が変わって、やはりあえてこの機番で作ることにしました。あの事故の記憶を風化させてはならないと思うからです。それと同時に、実は本音では今からまた他の機番のマーキングを調べてデカールを作り直すのは大変だ、というのがあったりするんですけど。(^。^;)ヨホホホ

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2006.11.01

マスキング('A`)マンドクセ (RF-4Bその16)

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 昨夜は3時ごろまで白をプープー吹きまして、ようやく5機の下面塗装が塗り終わりました。ということで今日から上面のガルグレイを塗るわけですが、その前に必須なのがマスキングですねぇ。単純な上下面2色塗り分けなのでそんなに大変ではないのですが、機体によって塗り分けライン若干が違うので実機写真をよく見ないといけませぬ。
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 てことで、今日は2機分終わりました。マスキング開始が遅かったのでこれしかできませんでしたよ。1機におおむね1時間かかりましたが、要領は判ったので明日はもっと早くできるでせう。てか、下面のマスキングが必要な残り3機を明日終わらせないと後が辛くなりそうな悪寒。ちなみに、あと2機は下面が白ではないのでマスキングも脚収納庫だけで済みます。
Rf4b_07e_
 マスキング開始が遅くなった理由はこれ。前脚扉の後ろ半分です。ハセガワのキットはここのパーツが戦闘機型と共通になっています。で、マーキングの資料写真をつらつらと眺めていたら、この部分に何か違和感が。戦闘機型にはここに丸いパネル(なんかのアンテナでせうね)があるんですが、偵察機型にはこの◎がなく、代わりにTACANアンテナが生えてます。ハセガワのインストはここの部分は全く無視してますよ。てことで、気付いてしまったら直さないと気分が悪いわけで。塗装が済んだカバーにペーパーを当てて塗装を落とし、瞬着で丸いモールドを埋めてアンテナ位置に当たりを付けてから、再びベースホワイトを吹いたのが写真の状態です。明日、また下面の白を吹かなくちゃだわ。(~。~;)

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