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2007年6月

2007.06.30

やっちまった・・・(ホビクラ1/72 CF-100その4)

 ここをご覧になっている皆さまのご尽力により、資料が次々と集まって参ります。お陰で今までよく判らなかったことがどんどん判明してきました。いや、ホント有り難いです。ええとっても有り難いですとも。ヽ(`Д´)ノウワァァン!!

Cf100_12a_ てことで、昨日のエントリーを書いてからさっきまでの間にやったこと。1)主翼取り付け位置を3mm前進、2)ファンブレードのコーンを切り飛ばし、ランナーで作ったもうちょっと寸法の長いコーンと置き換える、3)排気口をいったん切り飛ばして内部を整形。エンジンナセルと胴体の間の後端部を整形すべくパテ盛り。排気口をジャンクパーツを利用して自作。

Cf100_12b__1 ファンブレードのコーンは、やはり正面から見えるだけに看過できませんですた。インテークリップの凍結防止装置は全体塗装が終わったら付けます。いま付けちゃうとインテーク内部のマスキングができなくなりますので。ついでに下面の主翼取り付け部前のフェアリングも、ちょっと削ってそれらしく整形してあります。

Cf100_12c_ 排気口は真後ろから見ない限りキットのままでも誤魔化せそうでしたが、エンジンナセルと胴体の間の後端部の形状が気に入らなかったので、キットのモールドに沿って排気口をレザーソーで切り飛ばしました。胴体上下を貼り合わせた時に中に仕込んだ排気口パーツ(最初に無くなったパーツを自作したのは完全に無駄骨ですた_| ̄|○)は、ルーターでごんごん削っているうちに外れました。もっとも左側のは、胴体パーツの湯回り不良を直す際に瞬着でガッチリ固めていたので、かなり苦労しましたけど。ところが外れたパーツが胴体内に落ち込んでしまってカラカラ音を立ててしまうので、端に寄せて瞬着でくっつけて一件落着。エンジンナセルと胴体の間の後端部は、いったん胴体に対して直角になるまで切り飛ばした後、プラ板で作った平面形パーツを貼り付けてから上下にパテ盛りしておきます。

 排気口のほうは、胴体の内側をルーターでギリギリまで薄く削ったら、内径に合わせた排気口パーツを作ります。ジャンクにあったフジミ1/72ブリティッシュファントムに付いていた機関砲ポッドが外径ピッタリだったので、後端部を適当な長さに切って左右を貼り合わせ、中をルーターで削って縁を薄くしました。これはエンジンナセルと胴体の間の後端部の整形が終わったら取り付けます。

 そんなわけで、今日も士の字になりませんでした(泣)。このキットはどうにもすっきりと先に進ませてくれません。何も考えずにストレートに組んでしまえば、今ごろはベースホワイト吹きくらいまで進んでいたのかもしれませんけどねぇ。まぁでも、これが量産でなかったのが幸いだよな、とでも思って手を動かすことにしませうかね。(^o^)

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2007.06.27

見ちゃらめぇ!!(ホビクラ1/72 CF-100その3)

 「資料の数と完成品の数は反比例する」という法則を、アナタは信じますか?_| ̄|○

Cf100_10_ ようやくヒケの修正が終わったので、まずは後部胴体を接合。そのままだと尻下がりになるので、下半分にプラ板を噛ませて上向きに修正しました。次に主翼を取り付ける準備です。この長大な主翼は、キットのダボだけではどう考えても支えきれないので、1mmの真鍮線を補強に入れました。これで主翼端を持って機体を持ち上げても、滅多なことでは「パキッ(はあと)」とはならないはず。

Cf100_11a_ てことで、まず水平尾翼をくっつけちゃいました(この写真の主翼は仮組み)。付けない方が塗装がラクなのは分かり切ってるんですが、ここの取り付け部に隙間が出来るとみっともないので瞬着でバッチリと。そしたら若干右を向いてました(爆死)。仕方がないから一端ペキペキと外したら垂直尾翼が割れました(号泣)。要らん作業を増やしてしまいましたよ。orz

 ここで、ほんの出来心で「cf100 canuck」でググってみたりなんかしちゃいました。ヒットしたのが『Avro Canada CF-100 Canuck Mk.5 - Belgian Military Aircraft』という、捜していたそのものズバリのページでございます。ベルギー空軍に配備されたカナック全機の写真が、小さいながらも載ってたりするんですよね~・・・見なきゃ良かった鴨。キットは主翼の付け根が実機と全然違うことを発見しちゃいましたよ。_| ̄|○

Cf100_11b_Gw500h307 まずは前部のフェアリング。見ての通りです。インテーク内のエンジンファンブレード中央に付くコーンの形状も違います。縦の棒はインテークリップの凍結防止のための仕掛けだそうです。エンジンと一緒に回るこの棒の先からアルコールを噴射するんだそうな。

Cf100_11c_Gw500h338b 主翼と胴体との接合部。実機はスムーズに繋がるように整形されてるんですね。

Cf100_11d_Gw500h338 ついでに主翼後縁部分にはフィレットもあります。

 
 まぁね、プラ板と瞬着とパテとヤスリを駆使すればどうにかなるとは思いますけど。なんかでも、このへん手を入れ始めちゃうと、排気口をキットのままにしたのが悔やまれてくる的。やっぱいろいろ楽しませてくれますなぁ、このキットは。ヽ(`Д´)ノウワァァン!!

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2007.06.23

今日は「梅雨の晴れ間」というべきなのか?

 今日は製作ちうのカナックの射出座席を探しに、都内に出掛けたわけですよ。いやしかし、関東地方の梅雨ってどこに行っちゃったんですか? もはや真夏ですよこの暑さ。

 肝心の射出座席は、どうやらマーチンベイカーMk.2の亜種らしいと判明しますた。ならば今ならパブラのレジン製のが一番入手しやすいハズなのです。港北NTの「B'sホビー」は品切れちうなことは、昨日行って確認してあるので、次はネットで捜してみたんですが案外ないんですよね。あんな単価が安い(\300/個くらい)ものをまさかハナンツで頼むわけにもいかず。ま、そんなわけで送料とか考えたら自分で探しに行く方が早いし安いよね、ということで。

 パブラの射出座席なら、レジ横に束ねて置いてあるあすこが良かろう、と1300過ぎに家を出て最初に向かったのは神保町の「地球堂」。まぁあすこなら2個(カナックは複座なので2個必要)くらいあるでしょ、ついでに古本屋にでも行くかね、とか気楽に考えてたんですよね行くときは。店に着いて早速レジ横の束を探ります。を、あったあった、ここは店頭には1個しかないけど在庫があるはずだよな、と店主に聞いて捜してもらいました。在庫ありませんでした(号泣)。まぁないより遙かにマシなのでとりあえず1個購入(他にハンター用Mk.3Hも1個)。各\315也。

 あんまし遅くなるとマズイので(理由は後述)、古本屋巡りは止めてアキバに向かいます。都営新宿線で2駅乗って岩本町で降りればいいのですが、岩本町からJR秋葉原までってけっこう歩くぢゃないですか。それならいっそ初めから歩いてしまいませう。電車代の節約にもなりますし。サラリーマンやってた20代の頃は、休みの日にそうやって神保町→アキバのハシゴとかやってましたし、どうせ大した距離ぢゃありませんからね。(^^)v

 てことで靖国通りをテクテクと東に向かいます。時に1430過ぎ。陽は背中のほうから容赦なく照らします。ちょっと暑過ぎなんぢゃない、これ? いやいや、昔はこれくらい当たり前に歩いたぢゃないか、楽勝・楽・・勝・・・あ、あすこにスタバが・・・ヴィ~ン(自動ドアが開いた音)orz

 ふぅ~、生き返りますな~。あずきフラペチーノ(゚д゚)ウマー これで電車代はチャラだな。_| ̄|○

 てことでアキバに到着。「イエローサブマリン秋葉原スケールショップ」も、最近はあまりパブラの椅子を入れてないご様子。安いからでせうね。仕方がないので「ホビーステーション」へ。をーさすがにここにはありました。だってここ、高いんだもん(走召木亥火暴)。「地球堂」で\315で買えるものがなんで\600もすんねんな(怒)。ここではMk.2とMk.3H各1と、ベルギーのDACOデカールのアルファジェット用を購入。

Syukaku070623 てことで、ようやく用事が済みました。もはや歩く気力はありませぬ(爆)。すぐに山手線に乗って渋谷に戻ります。せっかく来たので「森の里くらぶ」を覗くと、先週見つけた中古のお買い得品がまだありました。やっぱこんなの欲しいのワタシくらいしかいないんですかね。てことでスペシャルホビー1/72のペンブロークC.1“Cold War”を\2,100で購入。半額くらいですお。(^^)v

 収穫を手に向かったのは東急東横店のデパ地下。カミさんから「せっかく出掛けるんだったら、夕食用になんか美味しそうなお弁当買ってきてよ」と仰せつかっていたのですよ。あまり遅くなれない、てのはこういう理由なのです(哀)。30分ほどもウロウロした結果、「サイゴン」でサイゴンBOX(お弁当)、「和食屋の総菜 えん」でサラダ2種、それに「ラ・テール セゾン」でケーキをちょこっと買って帰りましたとさ。*^_^*

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2007.06.22

量産ぢゃないと早い(笑)(ホビクラ1/72 CF-100その2)

Cf100_08_ 前後それぞれの胴体の、合わせ目消しのペーパー掛けが終わりました。#400を主体に、一部棒ヤスリを動員(笑)してガリゴリと。インテークと排気口周辺はヒケてるのでパテ盛りします。次いで上下あわせの主翼パーツを切り出して上下を接着。これもプラの厚みがある部分がヒケてるのでパテ盛り。水平尾翼は1枚モノだったので、全体にペーパーを当てて均しました。左右の主翼端に付くロケット弾ポッドも組み立ててしまいませう。最後にキャノピーパーツですが、内側に傷が目立つ上に透明度もイマイチ、しかも枠のモールドが一切ありません(笑)。ウィンドシールドの平面部内側の傷は消しましたが、あとは全体にコンパウンドをかけて良しとします。(^。^;)ヨホホホ

 てなわけで、これで主要パーツは揃いました。単機決戦は作業が早いですね~。この先に落とし穴が待ちかまえていないことを祈りますよ。

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2007.06.20

前途多難を予測させる出だし(ホビクラ1/72 CF-100その1)

 気まぐれな模型の神様が突然ご降臨遊ばされまして、ワタシに「作るのぢゃ」と宣い賜うたので、今日からホビークラフトカナダ1/72のCF-100カナックMk.5を作り始めることにしますた。こういう時は勢いが大事なので、写真を撮ってるヒマがあったら手を動かさんかい( ゚Д゚)ゴルァ!! と神様に背中を押される勢いそのままにズンドコ作っていきませう。

 ところでこのキット、手元にある和書の資料は航空情報1995年3月号のモノクロページ「AR PHOTO STORY」で特集されたほんの7ページだけ。あの「週刊エアクラフト」にさえも無視されてしまってます(涙)。もちろん洋書はまったくナシ。んー、たぶん探せば地球上のどこかにこのカナックのモノグラフくらいあるとは思いますけど、探す気など全くありませんお。頼みのネットもこれまたお寂しい限り。あの「AIRLINERS NET」でさえも、ヒットするのは保存機か用廃機がほとんどで、ましてやベルギー空軍機など皆無です。

 ま、資料などなければないで、それもまた良き哉、インストに従って作ればいいぢゃん、と思うのが世の常です。ところがこのキット、インストには細部の塗装の説明が全くありません。「全くと言っていいほどない」とか「ほとんどない」とかではありません。「全くない」のです。コクピット内や脚収納庫、脚柱やホイールなど、何色に塗っていいのやら。仕方がないのでネットでヒットした乏しい写真を眺めつつ、コクピット内は黒、脚周りはライトエアクラフトグレー(クレオス#332)であると決めました。誰が何と言ってもそう決めたんです。異を唱える方はワタシに写真を見せてください。資料にしますんで。(^。^;)ヨホホホ

Cf100_02_ コクピットのバスタブ型パーツやシートのパーツを黒で塗りたくり、シート(せめて射出座席の型番くらい知りたいんですけど(^◇^;))の座面はカーキグリーンに塗って(根拠なし)、なぜかモールドされているシートベルトを適当なグレイで塗ったら、パーツをぱちぱち貼り付けて胴体上面パーツに取り付け。サイドコンソール? 計器板? 知らんがなそんなもん。黒一色ですしキャノピーは閉状態ですからどうせ見えませんって。胴体下面パーツには、機首の錘(釣り用ナス錘3号)、エンジンの前面ファンのパーツを取り付けたインテーク内パーツ、主脚収納庫パーツ、それに排気口パーツを取り付けます。取り付けます。付けます・・・排気口パーツが片方しかありません。欠品ですた。_| ̄|○

Cf100_04_ 仕方がないので、ジャンクから直径がほぼ同じな爆弾のパーツを捜してきて、切った貼ったで排気口パーツをでっち上げました。まぁまぁ上手くできましたかね。それぢゃ、こいつを胴体下面パーツに取り付けて、と・・・と・・・なんか形がヘンですよこれ。湯回り不良ですた。_| ̄|○

Cf100_05_ もうね、開き直るしかないぢゃないですか。こんな大きな欠損にはパテは使えないので、プラ板を切った貼ったして穴を塞ぎます。ここまできたら、もうこの勢いのまま胴体上下を貼り合わせてしまいませう。インテーク側面に大きな隙間が出来るとか、インテークリップの整形が面倒そう、とかはとりあえず置いといて、とにかく瞬着で強引に貼り合わせてしまいました。

Cf100_06_ てことで、今夜はここまで。後部胴体(テイルブームと垂直尾翼ね)はまだくっつけてません。ま、こんな感じになるということで。

 さー、明日からペーパー掛けの日々だ。('。`)ソンナァ

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2007.06.19

読書録:「ダンゴの丸かじり」東海林 さだお

Dangonomarukajiri2ダンゴの丸かじり
東海林 さだお
文春文庫
\467
2001年9月10日第1刷

2007年6月16日読了

 ワタシのイチゴショートの食べ方。まずいちばんとんがっている部分をフォークでひと口分裁ち落とす。続いてもうひと口。今度は逆に、一番広いほうの角をひと口分裁ち落とす。次は逆の角。そうやってすこしづつ、中央に載っているイチゴに近づいていく。終いには、イチゴの前後は断崖絶壁になってしまう。こうなって初めて、イチゴをフォークで突き刺して食べるのである。この時、いかにこの“イチゴが載った幅の狭い崖”を倒さないで食べるか、そこに腐心するわけである。
 なんでこんなことを事細かに書いたかというと、本書に納められた「イチゴのショートケーキ」という一編は、まさにこの順番でショートケーキを食するという行為を、実に表情豊かに、生き生きと書いているのである。その「食べる順番が同じ」という部分で、まさに自分が食べているかのような気にさせられるのである。いや参った。どうもワタシはショージくんに生暖かく見守られているらしい。(゚∀゚)

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2007.06.09

今週の成果

Acro2 ホビークラフトカナダ1/72のCF-100カナックを作るどー!と宣言してみたものの、あまりの資料の少なさにボーゼンとしてしまう今日この頃でゴザイマス。「逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!」と思いつつ、手は簡単に完成の雰囲気が味わえる食玩に伸びてしまい、気が付いたらエフトイズの「アクロチームコレクション2」が全機完成してしまいましたのことよ。あーこりゃこりゃ。ヘ(^o^ヘ)(ノ^o^)ノ

 全機というのはつまり、デカールが用意されている飛行隊や、マーキングが違う機体を全部作った、ということです。もちろんシークレット4種も作りましたし、こないだのワンフェスで限定発売されたSu-27とF/A-18も入ってます。なので一気に17機も完成したわけですよ。いやー、やっぱ気分いいですね“完成”って。*^_^*

 さー、これでいよいよ次はカナックか、と思いきや、箱買いしてるカフェレオの「ビッグバード2」なんてのも控えてたり。さて、どっちにするのがモデラーとして正しいあり方なんでせうか。(^◇^;)

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2007.06.07

読書録:「遠ざかる祖国」逢坂 剛

Toozakarusokoku_a2Toozakarusokoku_b2遠ざかる祖国(上)(下)
逢坂 剛
講談社文庫
\667(上)、\695(下)
2005年7月15日第1刷(上・下とも)

2007年6月5日読了

スペインを舞台に活動する日本人スパイ・北都昭平を主人公にした三部作の2作目である。時は太平洋戦争開戦直前、第二次大戦を闘うヨーロッパの複雑な情勢に翻弄されながら、次第に日本が戦争へと近づいていくのをなんとか食い止めようと奔走する北都。しかし、あまりにも祖国日本はスペインから遠すぎるのだった。そして前作「イベリアの雷鳴」のラストで“妻”を亡くした北都と、やがて敵国となるイギリスの秘密情報部員ヴァージニアとの恋の行方は。決して展開が早いわけではないのだが、著者の語りの上手さにぐいぐい引き込まれて一気に読んでしまった。
 ところで、1941年8月14日に「大西洋憲章」という英米共同宣言が発表されている。これはこの作品が描いている時期に発表されたものなので、登場人物たちもこれに言及している。これに対する北都の意見や、白人優位主義者のスコットランド・ヤードの警部補を北都と議論させているあたり、著者の太平洋戦争に対する見方はワタシと共通しているように思われる。こういう作品は安心して読めるのである(笑)。

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2007.06.04

16周年なんだな

 @nifから『2007年6月4日はKWAT様の@nifty入会16周年記念日でつ』というメールが来ましたよ。そっかー、ネットの世界の住人になってからもうそんなに経つのかー。(゚ー゚)トオイメ

 ま、これからもぼちぼちやりまっさ。(゚∀゚)

 なお、カナックは絶賛放置中です(爆)。食玩に逃避してます。(^。^;)

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