読書録:「F-86セイバー空戦記」ダグラス・K.エヴァンズ
F-86セイバー空戦記
朝鮮上空の死闘
ダグラス・K.エヴァンズ
訳・手島 尚
光人社NF文庫
\867
2003年5月14日発行
2008年3月5日読了
著者は1951年7月から52年3月までの間、4th FIG/336th FIS(第4戦闘迎撃航空群第336戦闘迎撃飛行隊)の一員として朝鮮戦争に参加、この間100回の出撃をこなし(当時はパイロットの出撃回数は100回と決められていた)Tu-2爆撃機1機の撃墜とMiG-15戦闘機1機の不確実撃墜の戦果を挙げた。本書は、著者がアメリカから極東(日本→朝鮮)へと送られてから100回目の出撃を終えるまでの日々を、戦争を俯瞰することなく一兵士の目線で綴ったものである。戦闘機パイロットといえども機を下りればただの人。そこにはひとりの若者が必死に生きる姿が生き生きと描かれている。また、随所に登場するジョンソン基地(現在の入間基地)での描写からは、敗戦後アメリカの占領下に置かれた当時の日本の姿が垣間見えるのが興味深い。
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