« レギュレーター買いますた(^^)v | トップページ | 静岡が終われば・・・(アオシマ1/6 ランナウェイSK-900その1) »

2009.05.31

読書録:「椎名誠写真館」椎名 誠

Shinamakotosyashinkan2椎名誠写真館
朝日文庫
\740
1995年12月1日第1刷発行

2009年5月30日読了

 椎名誠は「写真家崩れの小説家」である。写真家になりたかったのに、気が付くと文章で勝負する物書きになっていたらしい。著者の場合、小説なり映画なりの発想はまず静止画のイメージ、すなわち「写真」からくるという。読者としてはそのイメージそのものを見てみたいと思う。特に、奇妙奇天烈な固有名詞を駆使して描かれるそのSF世界は、さぞかし混沌としているのであらう。

 本書に掲載されている数多の写真は人物写真が多い。子供たちの笑顔は実に天真爛漫だが、その瞬間をきっちりと捉えることは簡単ではない。“写真家崩れ”と称する著者であるが、実は単に写真で食っていないというだけで、写真家の才能もきっちりと持っているのだ。

|

« レギュレーター買いますた(^^)v | トップページ | 静岡が終われば・・・(アオシマ1/6 ランナウェイSK-900その1) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 読書録:「椎名誠写真館」椎名 誠:

« レギュレーター買いますた(^^)v | トップページ | 静岡が終われば・・・(アオシマ1/6 ランナウェイSK-900その1) »