読書録:「あっ!と驚く 世界「国境」の謎」島崎 晋
あっ!と驚く 世界「国境」の謎
島崎 晋
PHP文庫
\619
2009年7月17日第1版第1刷
2009年12月15日読了
国境とはその国の歴史そのものである。また、その国が置かれた地理的環境や、その国民の「国」というものに対する考え方を写す鏡でもある。一種の「雑学本」である本書だが、けっこう奥は深いのである。
こうやって様々な「国境」についての話を聞くにつけ、我が国が千年以上に渡って独立を保ってこられたのは、簡単に歩いて渡ることが出来ない海の上に「国境」がある島国であったからなのだなぁ、と思うのである。と同時に、我が国にも厳然として存在する領土問題について国民の関心が薄いのも、やはり「国境」というものが肌で感じ取れないからなのだなぁ、とも思うのであった。
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