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2010.04.05

静岡まであと1ヶ月半(イタレリ〈ビレク〉1/72ビーグル その1)

Il28_01a_ 量産中のハンター×10は静岡向けではないのですが(ないったらないの!m9(・∀・)ビシッ!!)、とはいえ静岡に持っていくのが去年作ったモノ(去年の静岡の後ではありますが)ばかりではなんとなく面白くないので、急遽コレを始めてしまいました。所属サークル「Museo72」のお題「爆撃機・攻撃機」ネタとしてはすでにモスキートを用意してありますが、いちおう新作もお題に沿って、おそロシアの、てかソ連の軽爆撃機イリューシンIl-28“ビーグル”でゴザイマス。ハンターはしばしお休みです。って考えてみればビーグルってハンターと同世代ですねぇ。

Il28_01b_Il28_01c_Il28_01d_ まずはお約束のコクピット。このキットはイタレリブランドとはいえ中身はチェコのビレク製簡易インジェクションキットなので、こういう小物の取り付けが実に曖昧で、現物合わせでやるしかありませぬ。コクピットフロアのサイドコンソールの位置を直している辺りに、試行錯誤の跡が見られますね(笑)。

 計器盤は黒地に黒い計器。真っ黒にするのも面白くないので、黒く塗ってからハンター用に用意してたエクストラダークシーグレーでドライブラシ。計器盤がグレーになっちゃいますがキニシナイ(笑)。椅子は例によってパブラのレジンシートなんですが(まだ接着してません)、シートの背が低いのかコクピットフロアの位置が低いのか(爆撃手席も同じ椅子なのに高さがちょうどいいところを見ると、どうも後者らしいですな(笑))、これじゃパイロットが座っても前が見えそうにありませぬ。パイロットシートは嵩上げしてやらにゃなりませんな。

Il28_01e_Il28_01f_ コクピットと爆撃手の床の裏側はそのまま前脚収納庫になりますが、ここは前脚を取り付ける穴が開いているだけで収納庫は全く再現されていません。さすがにこれはあんまりなので、プラ板で箱を組んで収納庫らしきものをでっち上げました。この内部をそれらしくしよう、なんてことを考えないのがKWATクオリティ(笑)。ひっくり返さないと見えないトコロなんか、この程度で充分です。(゚ー゚)キッパリ

Il28_01g_ プラ板工作のついでに、後部銃手席の前方も筒抜けなのでプラ板で隔壁を作ってやりました。ここはたぶん何もしないでもロクに見えないだらうとは思いましたが、このキットは尾部下面にある銃手用ハッチが別パーツになっていて、そこから前方を覗くと筒抜けなのが丸見えになりそうな気がしまして。そこを閉じてしまえば無問題なんですが、このパーツがまた合いが悪いのでついでに開けてしまおうかと。上で書いた「ひっくり返さないと見えないトコロなんか、この程度で充分」という信念(笑)に矛盾するようですが、まぁそこはそれ、気まぐれですから。(^。^;)ヨホホホ

Il28_01h_ インストにはバラストは30gと指定されていますので、釣り用の丸重りを仕込みます。3号(11g)を3つ入れれば充分かなと思いましたが、念のため隙間に1号(4g)を2個入れて合計41g。これだけ入れればまず尻餅はつかないでせう。ただ、今度は前脚が保つかという心配があったりして。(゚∀゚)

Il28_01i_ エンジンナセル側面には引き込み式の着陸/滑走灯が付いてるんですが、キットは丸いモールドに自分で穴を開けて、そこに用意されたクリヤーパーツをはめ込むようになってます。でもそのクリヤーパーツは透明度が悪く、そのうえ一回り小さいような気もするので、ここはウェーブのHアイズにお出まし願いました。また、ナセル内部に主脚収納庫のパーツを仕込むのですが(前脚と違ってこちらはちゃんとパーツがあります)、ちょうどそのパーツが当たる部分に巨大な押し出しピン跡が1mmくらいも突き出ていたので、リューターで削り取りました。これ、リューター持ってない人は往生しそうですね。

Il28_01j_ 胴体左右を合わせる前に水平尾翼の工作。簡イの常でダボが貧弱なので(あるだけマシかもしれませんが)、0.8mm真鍮線で置き換えます。水平尾翼には上半角が付いているのですが、キットのままではもちろんそんなもの再現できませんから、胴体の受け部分を斜めに削って、穴も斜めに開けることで対処。角度のことは付けるときに考えます。(^。^;)

Il28_01k_ 左右合わせが必要なパーツをすべて貼り合わせましたの図。上下合わせが必要な主翼は、エンジンナセル取り付けの関係でまだ貼れないので、この段階ではパーツをランナーから切り離して整形しただけです。右にあるのは上から爆弾倉に入れる爆弾、主翼端に付ける増槽、胴体側面に付ける離陸補助用ロケット。爆弾倉内に収める爆弾は、この大型爆弾1発か、中型爆弾4発、小型爆弾8発のいずれかが選べるんですが、整形の手間を考えたら大型爆弾1発になりました。(゚∀゚)

Il28_01l_Il28_01m_ 胴体の合わせ目にペーパーを当てたら、パテ盛りの前に機首と尾部銃座の風防を付けてしまいます。なにしろ簡イですから合いが悪い。こういうことも先にやっておかないと、あとで大変な目に遭うのです。てことで、マスキングをしたあとで流し込み接着剤に瞬着を併用してガッチリ固めます。マスキングを先にしたのはもちろん窓部分の保護のため。瞬着の効果促進剤でクリヤーパーツの表面が侵されるのです。先端部分は3次元曲面でテープではマスキングできないので、ここはあとでマスキングゾルを使います。なお、下面にある三角形の凹みからは機銃の銃身が突き出しているので、あとでテキトーな径の真鍮パイプでもくっつけておきませう。

Il28_01n_Il28_01o_ 尾部銃座の風防。うっかり割ってしまったので(爆)、割れた窓を透明プラ板で置き換えました。平面ばかりでよかったです。もちろん胴体との合いは抜群に悪いので、プラ板で胴体側を修正。こちらは直したときにガラス面に接着剤が付いてしまったこともあり、マスキングをせず後でコンパウンドで磨きます。平面ですしね。

Il28_01p_ てことで今週末はここまで。水曜日に始めて日曜日までにここまで持ってこれたので、このペースなら充分に静岡に間に合いそうな気がします。GWとか根詰めなくてもよさそうですし、もちろん静岡の前々日徹夜もしないで済みそうですな。うまくすれば5月9日の厚木チビヤンにも行けるかな?

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コメント

こんばんわ

間に合わな……あれ?
間に合わな……あれ?

大事なことなので二度見しました。


ビーグルですか、ビーグルですか。
判りました!
ビーグルの泉が湧くんですね!

投稿: Mach0.9 | 2010.04.05 10:27 午後

 はい、ハンターは間に合わせないんですよ。(・∀・)ニヤニヤ

 世界的に有名な白と黒のビーグルだったら、確か実家の本棚を探せばまだ何冊かあったかも。(゚∀゚)

投稿: KWAT | 2010.04.06 12:24 午前

ビーグルか~

じゃぁ俺は
http://fujiya-mokei.jp/graphics/beagle.jpg
これでも作ってくか・・・

投稿: ジェットあわび | 2010.04.09 04:46 午後

 をを、これはカワイイ(笑)。犬のプラモってったら☆★の1/35とレンウォールの Visible Dog くらいしかないと思ってましたよ。(*´∀`*)

投稿: KWAT | 2010.04.11 07:58 午後

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