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2010.11.04

読書録:「南国かつおまぐろ旅」椎名 誠

南国かつおまぐろ旅
椎名 誠
文春文庫
\438
1997年5月10日第1刷

2010年11月3日読了

 椎名誠が食ってるモノ(「食べている」などという上品な書き方はしない(笑))はみんな美味そうに思えて困る。美味そうな文章を書くことにかけては東海林さだおと双璧であるとワタシは思う。もっとも両者の書き方は対照的で、東海林さだおが「しみじみ」なら椎名誠は「ガツガツ」とでも言おうか。やっぱり武闘派なんだなぁ(笑)。

 本書に収められているエッセイが書かれたのは1993年。そこかしこに「バブルが弾けた」みたいな表現が出てくる。思えばあの頃はまだまだ「なーになんとかなるさ」みたいな雰囲気が世の中にあったような気がする。あれから17年、どうだこの体たらくは。著者が「氏ね」と書いた『クルマピカピカ野郎』はほぼ絶滅し(当時はコイン洗車場があちこちにあったもんだ)、『アウトドアバカたち』もひっそりと暮らしている。そういう意味では著者の願いは叶ったのだが、こういう叶い方でいいわけはないよなぁ。嗚呼。

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コメント

こんばんは^^
私、椎名氏の大ファンなんですよ♪
高校生時代に「あやしい探検隊」を読んで激しく感動し、仲間と島旅に出かけたもんです。
トカラ列島とか行きましたヨ♪

投稿: コウ | 2010.11.06 02:16 午前

 ワタシは同じく高校時代に「さらば国分寺書店のオババ」を読んだのが最初でしたかねー。まぁでも本格的に読み出したのは、後年その「わしらは怪しい探検隊」を読んでからで、今では文庫で出てくれば必ず買い込んでます。でも年に10冊近く出てくるんで、読むほうが追いつきません。このエントリーの本だって出てすぐに買ってるんですが、それはもう13年も前なんです(爆)。

投稿: KWAT | 2010.11.06 10:03 午後

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