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2011年11月

2011.11.27

読書録:「カウントダウン」キース・ダグラス

Countdown2カウントダウン
第14空母戦闘群(6)
キース・ダグラス
訳・栗山 洋児
光人社NF文庫
\905
2000年12月14日発行

2011年11月26日読了

 “第14空母戦闘群”シリーズ6作目である。このシリーズ、前作「メイルストローム」を読んだのはちょうど3年前だった(汗)。…ノルウェー沖での“ソ連”艦隊との死闘で損耗した第14空母戦闘群にも補充がなされ、艦隊は再びノルウェー沖へ。その補充された人員の中には「女性を戦闘部隊に配する」テストケースとして、何人かの女性航空機搭乗員がいた。また、折しも同性愛者の入隊も、本人が公表しないことを条件に容認されるようになっており(これは1993年、当時のクリントン政権時代に導入された規定による)、これまで心身ともに男ばかりの職場だった空母ジェファーソン艦内に不穏な空気が漂い出す。そんな時、ロシアで軍部と共産主義者によるクーデターが勃発し内戦状態に。軍部は対立する民主勢力に対し戦略原潜からの核ミサイル攻撃を決意。空母ジェファーソンの戦闘群は核兵器の使用を阻止できるのか――。

 というわけで、ロシア軍との戦闘を縦軸に、女性戦闘要員やゲイの問題を横軸にいささか複雑な問題をはらんで物語は展開する。前作の最後でCAG(空母航空団司令)になったマシュー・“トゥームストーン”・マグルーダー大佐は、弾の飛んでこない安全なワシントンから政治家やリベラル勢力がゴリ押してくる(現場はそう考えて当然だらう)この“女性問題”に当惑し、苦悩しつつ苦労して部下をまとめていく。その苦労話が物語の半分くらいを占めているので、派手な戦闘シーンは後半1/4くらい。その苦労がなんか最後のドンパチでうやむやになったような気も若干するが、最後はアメリカが勝つので物語的にはまぁいいんでないかい?w

 そのドンパチ部分、米海軍の艦載機として登場する機体はF-14、F/A-18、A-6、EA-6B、E-2、SH-3という90年代中頃の構成。なんかすごーーく懐かしい(笑)。トゥームストーンがトムキャット乗りなので戦闘シーンもトムキャットが多いのだが、今回はイントルーダーもかなり活躍している。それはそうと、トムキャットが積んだAIM-54フェニックスが大活躍してるあたりに、著者のトムキャット愛が感じられていとをかしw

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2011.11.24

Aモデラーへの道w(Aモデル1/72 Yak-15 その1)

Yak15_00_ 今回の初期ジェット機シリーズはとりあえずこれで打ち止め。最後を飾るのはこれ、AモデルのYak-15であります。AモデルのYak-15は新旧2種類出てますが、今回作るのは新版。箱写真に設計者のヤコブレフ先生の肖像もあしらわれています。

 ちなみに旧版はこんなのなんですが、これを調べるために今ググったら新版でも違うパッケージがあるんですね(リンク先は盟友・赤い星さんちでしたw)。なんとなくそっちが先に出たくさいです。

Yak15_01a_ なんとはなしにAモデルと聞くだけで構えてしまうような刷り込みがあるんですが(笑)、Aモデルだってプラモには違いないのでとにかく作り始めてしまいます。困りそうなトコロは困った時に困ればよい、ということで。なんかエンジンみたいなモノが内蔵されてますよこれ。

Yak15_01b_ そのエンジンの先端のコーンは機首のインテーク内に納まるんですが(Me262とかS-92のエンジンナセルと同じ。なにしろエンジンはMe262のユモ004をコピーしたRD-10ですし)、そのせいでインテーク内の合わせ目消しができません。しかし何しろ機首先端なので目立ちます。そこでS-92の時はやれなかったことをここでやってしまいます。先端をぶった切って別パーツにしてしまいました。

Yak15_01c_ ということでなんとかんとか胴体左右を貼り合わせました。中に納めるエンジン、コクピット(これがまた7つもパーツがあるんですがことごとく合わないw)、インパネ、コクピット後方のトレーといったパーツは、取り付け箇所に穴とかガイドとかあるパーツもあるのですが、あったってそんなもん役に立ちません。合わせても合わないんですから(笑)。現物合わせで切った貼ったしてようやく納めました。エンジンは先端が飛び出しすぎるので若干縮めました。別パーツにした機首先端も別途貼り合わせて内部をパテ埋め。

Yak15_01d_ 戯れにキャノピーを乗せてみたら乗りません(爆)。椅子の背もたれが出っぱりすぎたみたいです。ググって見つけた先人の作品ではぴったり納まってるので、作り方をしくじったようです。あとで背もたれを削って合わせませうかね。(~。~;)

 さてこれ、今年じゅうに終わるのでせうか。

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2011.11.18

できたどー!(ハセガワ1/72アビアS-92 その2)

S92_02a_ ベースホワイトを吹いてラプロスで均したら全体塗装。今回はクレオスのSM01番「スーパーファインシルバー」を選択。とにかくキレイに吹くことを心がけます。
 

S92_02b_ 充分に乾燥させたら動翼にスミ入れをして、脚を付けて自立させます。あらら、右翼正面が透けてますな。白の下地に白っぽい仕上がりになる銀色を吹いたので判りにくいのですわ。次は下地を黒っぽい色にしやう。(´・ω・`)

S92_02c_ 右翼(上下面とも透けてました(^^ゞ)に銀色を吹いて、再度スミ入れ完了。いよいよデカール貼りに掛かります。同様に全面銀にしたミーティアF.3の時はクリヤー掛けをしませんでしたが、今回はやるのでデカールのトリミングをしっかりと。ハセガワ様のデカールはニス部分が多いので、これを怠るとクリヤーを掛けたあとでニス部分が目立ちすぎるのです。

S92_02d_ デカール貼りも終盤になって、国籍マークが割れました(泣)。左翼下面だったのが不幸中の幸い。あとでタッチアップしときましょ。
 
 

S92_02e_ ということでデカール貼り終了。この上からフラットクリヤーを掛けるわけですが、この段階でデカールの文字のうち胴体の「P」「0」の中を抜くのを怠ってしまったんですなー。(~。~;)
 

S92_02f1_S92_02f2_S92_02f3_S92_02f4_ ということで完成。フラットクリヤーを掛けたので全体的に草臥れた感じになったように思えるんですが、「P」「0」の中のニスを抜かなかったのが丸判り(走召木亥火暴)。直に見るとそんなに違和感はないんですけど、写真だと実によく判ってしまいます。今さら直せないのでちかたないね。(~。~;)

R0018021 まぁなんにせよ、ハセガワ様のキットはなんだかんだといっても作りやすいですよ。このアビアも特に集中してやってたわけでもないのに20日間くらいで完成まで持ち込めました。てことで、これも明日明後日のJMC付録展示会に持っていきます。(^^)v

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2011.11.13

ツバメさんじゃないよ(ハセガワ1/72アビアS-92 その1)

 中華キットでちょいとガッカリしたんで、お次の初期ジェット機シリーズは我が国が誇るハセガワ様のキットで行かむとぞ思ふ。(`・ω・´)

S92_00_ ということで取り出しましたるはこれ、ハセガワ1/72のアビアS-92、WWII後のチェコスロバキアで生産されたジェット戦闘機です。キットのタイトルが「Me262」となってますが、きっとこれはハセガワ様が何か勘違いしたのでせう。(゚∀゚)

S92_01a_ コクピット内はクレオス116番「RLM66ブラックグレー」が指定されています。WWIIドイツ機なんて作らないワタシがそんな色持ってるわけがありません。何かで代替できないか、ツイッターで聞いたりしていろいろ調べた結果、クレオスの301番「グレーFS36081」で代替できることが判明。これなら持ってるのでさっそく塗りたくって計器盤のデカール貼ってパカパカ組み立ててサクッと胴体が形になりました。ハセガワ様はやっぱ作りやすいなー。。・゚・(ノ∀`)・゚・。

S92_01b_ 機首の錘は3gという指示がありますが、念には念を入れて1号ナス錘を3本(≒11.25g)押し込んで瞬着でガッチリと固定。これで尻餅をつく心配はない…はず。
 

S92_01c1_S92_01c2_ 機首のガンパネルをくっつけて、主翼とエンジンナセルを組んで、水平尾翼と合わせて胴体に仮組み。作りやすいキットは作業も早いですなー(笑)。主翼と胴体の合わせ目は、下面にちょっと大きな段差ができるようですが、なにこのくらい簡イに比べれば無いに等しいですな。(゚∀゚)

S92_01d1_S92_01d2_ てことで時は一気に一週間以上進み十の字に。少々の合いの悪さなど、スペホビのキットを作った後だとちぃとも苦になりませんね。エンジンナセル内の合わせ目は消せないので放置。ナセル前端部分が別パーツになってるといいんですがねー。

S92_01e1_ このキットは胴体パーツが単座/複座両方に対応できるようになっているので、単座型の場合は第3風防のパーツが後席のフタを兼ねているわけなんですが、そのせいでコクピット後部のパーツをその中に付けるというパーツ割りになってます。どうにもこれがいまひとつピンときませんでな。中に入るパーツを付けてみたら前傾姿勢になってしまったらしくちょっと出っぱったので、削ってみたら削りすぎました(爆)。いったん外して延ばしランナーで誤魔化します(汗

S92_01e2_ まぁなんとか誤魔化せるような気がしますがどんなもんでしょ? それはそうと、コクピット前部には射撃照準器(Revi16Bでしたっけ)が付いてるはずなんですが、キットには計器盤に基部らしきものがモールドされてるだけで反射板のパーツがありません。これは目立つのでテキトーに透明プラ板を立てておきませう。

S92_01f_ ガラス部分のマスキングはセロテープの細切りでやりました。なんつーか、小さすぎてやりにくいですな。第1風防を胴体に取り付けて、機内色のクレオス301番を塗ったら中央の第2風防をマスキングゾルで仮止め。あとはエンジンナセル内にティッシュを詰め込んだら全体塗装に掛かれます。

1343207_Avias92 インストのマーキング指定2種のうち、塗装例(2)の『V-33』は、プラハの軍事歴史博物館に現存する『V-34』と同じく全面がクレオス60番「RLM02グレー」と指示されているのですが、この展示機の写真を見る限り脚柱はRLM66っぽいんですよね。ついでにこの機体、エンジン前面のコーンが赤になってます(インストの指示はどちらの塗装例も銀)。また、塗装例(1)の『PL-01』は全面銀ですが、この機体は飛行せず教材として使われていたらしいです。マーキング的には機首の赤い矢印が魅力的ですが、飛んでないってのはなんともなぁ。とはいえ、エンジン前面のコーンはインストの指示通りに銀で塗ってしまっています。エンジンナセルの開口部が狭くて筆が入りそうにないので、今さら塗り直せません。『PL-01』でいきませう。(`・ω・´)

S92_01g_ この辺で小物の処理。上で書いた通り『PL-01』にするので、ハセガワ様のインストに従ってクレオス8番のシルバーを缶スプレーで(笑)。

 とかいいつつ、JMC東京の展示会まであと1週間切ってます(爆)。なんとか間に合わせたいところですが、はてさて。

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2011.11.09

2011年入間基地航空祭

Iruma2011 天気予報が前日になって悪化して「曇り」になったせいか、今年の入場者数は17万人だったそうな。去年より5万人少ないとはいえ、『人間航空祭』っぷりは相変わらず。昼時に売店地区に行くという失策を犯した昨年の教訓を生かし、今年は昼食は朝のウチに予め外で買って持ち込み、展示機を一通り撮ったらあとは格納庫前辺りの位置から動かなかったので危険な目には遭わずに済んだ(笑)。
 今年は航空観閲式の年に当たっていて百里航空祭が開催されなかったため、首都圏で空自機が飛び回りブルーインパルスの展示飛行が見られる航空祭は入間だけ。混雑はイヤだが他にないから仕方ない(爆)。今年は例年より朝の到着を早くすることにして、家を出たのが0510。この時間だと武蔵野線経由でも都心経由でも同じ時刻に着くので、久しぶりに渋谷-池袋を経由して稲荷山公園駅に着いたのが7時ごろ。結論、例年通りあと30分は遅らせても問題なさそうだ(笑)。



T4bi_01c 地上展示は20機種23機+格納庫内展示3機、それにブルーインパルスが7機(展示飛行は6機)。外来は陸自のヘリ4機と海自のヘリ1機のみで米軍機はおらず、F-15も小松での増槽不時落下事故の影響で飛来せず。ブルーインパルスは左インテーク脇に「絆」ステッカーを貼った“2011年スペシャル”で登場(パイロットの右肩に付けられた2011シーズンパッチには「がんばろう日本!」の文字入り)。天候は曇りであったが第一区分での演技を行ってくれた。なお、今年はタイミングが合わずミス航空祭のお嬢さん方にはまったく出会えなかった。(´・ω・`)


Rf4e_01 今年のメダマ展示となったのは百里基地の第501飛行隊所属のRF-4E、第501飛行隊創設50周年記念塗装機であった。BI以外ではこれを目当てに行ったわけであるが、入間では珍しくエプロン中央での展示。周囲をくまなく観察(笑)できるのはありがたいが、逆にドコで撮っても周囲の観客の姿が写真に入ってしまうのは痛し痒し。


F2b_02 朝のウチは地上展示の列にいたF-2Bは、岐阜基地の飛行開発実験団所属の#102。元XF-2Bの2号機なので機体下面の四隅にカメラが装備されていたりする。初めて見たのでじっくりと観察(笑)。飛行展示のあとそのまま帰投してしまったので、朝のウチに撮っておいて正解だった。


Dsc_6964 展示機ではなかったが、地元のT-4の列線に混じってこちらにも飛行開発実験団所属のT-4がいた。元XT-4の#603なので、隣にいたノーマル機と機首周りの違いなどを比べてみたり。地上統制の支援で来ていたらすい。


K_t4_757 格納庫内には3機のT-4。コクピット展示場とされた格納庫では2機がコクピットを公開しており、その隣の装備品展示場とされた格納庫にいた1機はジャッキアップされ、動翼の動きや脚の出し入れをデモっていた。またその脇に入間基地に所属する機体のエンジンパイロットの装備品、さらに災害救助時に使用するツール類などが展示されていたのは例年通り。


O_ch47jlr 滑走路の反対側に駐機してピクリとも動かなかった入間ヘリ空輸隊のCH-47J(LR)、後で写真を見たら今年納入されたド新品の#500であった。どうせならこっちを展示して欲しかったなりよ。(´・ω・`)
 


 飛行展示は次の通り。
 ●航空総隊司令部飛行隊のT-4×4機によるオープニングフライト(慰霊飛行)
 ●飛行点検隊のYS-11FCとU-125による飛行点検業務シミュレーション飛行
 ●航空総隊司令部飛行隊のT-4×5機による編隊&機動飛行
 ●第402飛行隊のC-1×5機による編隊&機動飛行と空挺降下
 ●飛行開発実験団のF-2Bによる機動飛行
 ●百里救難隊のU-125AとUH-60Jによる捜索救難展示と、入間ヘリ空輸隊のCH-47J(LR)による物資輸送展示
 ●ブルーインパルス

Dsc_6941 例年3機だったオープニングフライトが今年は4機。東日本大震災の犠牲者への慰霊飛行としてミッシングマン・フォーメーションを行った。飛行点検隊のフライトは例年通りだが、今や自衛隊でしか見られないYS-11のフライトは貴重かも。地元のT-4×5機の『シルバーインパルス』も健在(笑)。C-1は機数を増やして5機での展示。ソロ機(?)がけっこうハデに飛んでくれた。救難団の展示、CH-47J(LR)が吊り下げてデモったコンテナ2個にそれぞれ「絆 2011」「STAND UP JAPAN」の文字が入っていた。百里救難隊の救難展示は例年通り。
 飛行展示のプログラムに「F-2」の文字を見たときは「をいをい大丈夫なのか!?」と思ったその展示、飛行開発実験団のF-2Bが模擬空対地攻撃も織り交ぜてぶんぶん飛んでくれた。高いだの遠いだのと文句を言うなかれ、入間で戦闘機のデモフライトが見られるなんて、それだけでも感涙モノなのだから。。・゚・(ノ∀`)・゚・。
 天候は曇りで若干ガスっていたものの雲底は高かったようで、ブルーインパルスは第一区分でのフルショーをやってくれた。とはいえ白っぽいグレーの空が背景なので機体やスモークの白が映えないのが実に残念。それでも1年ぶりの展示を堪能したのであった。(^^)v



 入間では外来の地上展示機の帰投もショーのうちだが、今年はBIがお泊まりだというアナウンス。それでもブルーの演技が終わって一斉に帰り始めた観客の動きに逆らってロープ際へ。自分がいた位置から撮影できた、帰投する展示機はこちら。結局、BIのほかはRF-4E、T-7、C-130Hがお泊まりであった。


《地上展示機一覧》

【航空自衛隊】
C-1(第2輸送航空隊第402飛行隊(入間)) ※機内公開
CH-47J(LR)(航空救難団入間ヘリコプター空輸隊(入間)) ※機内公開
T-4(航空総隊司令部飛行隊(入間))
U-4(航空総隊司令部飛行隊(入間))
U-125(飛行点検隊(入間))
YS-11FC(飛行点検隊(入間))
F-2A(第3航空団第8飛行隊(三沢))
T-4(第4航空団第11飛行隊“ブルーインパルス”(松島)) ※飛行展示実施
T-400(第3輸送航空隊第41教育飛行隊(美保))
C-130H (第1輸送航空隊第401飛行隊(小牧))
RF-4E(偵察航空隊第501飛行隊(百里)) ※第501飛行隊創設50周年記念塗装機
E-2C(警戒航空隊飛行警戒監視隊(三沢))
U-125A(航空救難団百里救難隊(百里)) ※飛行展示実施
UH-60J(航空救難団百里救難隊(百里)) ※飛行展示実施
T-7(第11飛行教育団(静浜))
F-2B(飛行開発実験団(岐阜)) ※飛行展示実施
パトリオットPAC-2 (第1高射群第4高射隊(入間))
移動式防空レーダー、炊事車等の車両  (中部航空警戒管制団第2移動警戒隊(入間))ほか

《格納庫内展示》
T-4(航空総隊司令部飛行隊(入間)) ※コクピット公開
T-4(航空総隊司令部飛行隊(入間)) ※コクピット公開
T-4(航空総隊司令部飛行隊(入間)) ※脚出し入れ展示
機動衛生ユニット(航空機動衛生隊(小牧))

【陸上自衛隊】
AH-1S(東部方面航空隊第4対戦車ヘリコプター隊第1飛行隊(木更津))
OH-1(東部方面航空隊第4対戦車ヘリコプター隊本部附隊(木更津))
OH-6D(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第1飛行隊(立川))
UH-1J(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第1飛行隊(立川))

【海上自衛隊】
SH-60J(第21航空群第21航空隊(館山))

《展示機以外》
T-4(飛行開発実験団(岐阜))
C-1(第2輸送航空隊第402飛行隊(入間))
CH-47J(LR)(航空救難団入間ヘリコプター空輸隊(入間))
T-4(航空総隊司令部飛行隊(入間)) ※一部は飛行展示実施
U-125(飛行点検隊(入間)) ※飛行展示実施
その他の地元機大勢(笑) ※一部は飛行展示実施

●オマケの写真はこちら



 最後に帰投したUH-1JとOH-6Dを見送ってから1530過ぎにエプロンを後にする。稲荷山公園駅脇の踏切が例年になく大混雑していて、踏切を渡らない池袋方面臨時改札に向かう人たちもとばっちりを受けてちぃとも進めず。改札にたどり着いたら今年は切符専用改札がない(爆)。昨年の教訓を生かして切符を買っていたのに無駄な努力になってしまった(笑)。
 電車にはホームに入ったらすぐに乗れたので、復路は武蔵野線経由で帰る。途中溝ノ口で寄り道をして18時過ぎに帰宅。これで今年のワタシ的航空祭予定はすべて終了なのであった。(^o^)


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2011.11.06

読書録:「音の影」岩城 宏之

音の影
岩城 宏之
文春文庫
\552
2007年8月10日第1刷

2011年11月5日読了

 学生時代にやっていた自転車に関する本の次は、高校時代にやっていた吹奏楽に関する本。直接の関連というわけではないかもしれないが、クラシックを聴くようになったのは吹奏楽をやっていたからなのでヨシとする(笑)。

 本書は著者が取り上げたクラシック音楽の作曲家を、名前のアルファベット順に並べてウンチクを語る一種のトリビア本なのだが、何しろ著者が著者なだけにドヤ顔で語るなんてことするはずもなく。思い入れのある作曲家(ベートーベンとかブラームスとか、個人的に付き合いのあったメシアンとか)については何週にもわたって回を重ねるのに(元々が「週刊金曜日」の連載)、モーツァルトには「畏れ多すぎて」触れてなかったりする、その偏り具合がまず可笑しい。さらにいたずら好きな著者らしく架空の人物まで入っていたりするが、もちろんモデルはいるので如何にもエピソードがもっともらしくて、最終章の和田誠氏との対談を読むまではそれに全く気がつかなかった。

 本書で「へぇ~」ボタンを連打したエピソードはたくさんあったが、ミリオタ的にはナチスが残した「負の音楽遺産」の話など興味深かった。ヒトラーがワーグナーのファンであったことは割と知られている話で、そのせいで年に一度ニュルンベルグで開催されたナチス党大会の開幕に「ニュルンベルグのマイスタージンガー前奏曲」を流したり、またいわゆる「ヴァルキューレの騎行」(映画『地獄の黙示録』で使われたアレ)もナチスの重要な放送には必ず使われていたため、戦後は戦争犯罪曲として扱われていたのだが、それでも上演禁止扱いにはされなかった(正式なおめでたい儀式の時には演奏しなかったそうだが)。ところが、リストの「前奏曲(レ・プレリュード)」は、毎日放送されていたナチス宣伝放送のテーマに使われていたため、ドイツ人にはかなり強い拒否反応があったそうで、これがライプツィヒのゲバントハウス・オーケストラによって“解禁”されたのが1975年、しかも指揮者として著者が選ばれたのは「ドイツ人でもヨーロッパ人でもなかった」からだそうだ。

 ついでにもうひとつ。1980年代にモスクワ放送交響楽団の常任指揮者を務めていたゲンナジー・ロジェストヴェンスキーは、日本海海戦で我が国連合艦隊に敗れたいわゆるバルチック艦隊の指揮官ジノヴィー・ロジェストヴェンスキー中将の曾孫だそうだ。

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2011.11.05

読書録:「ヒルクライマー」高千穂 遙

ヒルクライマー
高千穂 遙
小学館文庫
\657
2011年6月12日初版第1刷発行

2011年11月3日読了

 やばい。面白すぎる。かつて似たような世界に身を置いていた者として、なんというか「魂を揺さぶられる」という感じである。

 ワタシが学生時代にクラブでやっていたのはサイクルツーリングであり、レースではない。しかしワタシも本作中で言う『坂馬鹿』であった。ツーリングのコースには必ず峠道を入れた。必死にペダルを漕いで登り切った峠の頂上で味わうあの感覚は、何物にも代え難いと感じたものだった。さらに、年に一度は登場人物たちと同じようなヒルクライムレースにも出ていた。それはクラブ行事として富士スバルラインでタイムトライアルレースをやっていたからだが、成績のことはともかく(とても自慢できるモノではないw)レース中の描写はまさにその時のもの。自分が四半世紀ぶりに富士スバルラインをよじ登っているような気分にさせられた。

 「長い坂を登りつめた果てに、待つものは何なのか」…これは実際にそれをやり、ハマった者にしか判らないだらうが、ちょっとでも興味を持ったならぜひやってみてほしい。ハマる人はハマる。興味を持たない人は絶対にやらないだらうが(笑)。

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読書録:「ケーキの丸かじり」東海林 さだお

ケーキの丸かじり
東海林 さだお
文春文庫
\467
2003年5月10日第1刷

2011年11月3日読了

 中年というより老年に差し掛かった男性が、クリスマスケーキをホールで(「丸いのをまるごと1個」という意味ね、念のため)買ってひとりで食べる、という情景は正直言って寂しく侘びしい。普通なら。しかし我らがショージ君は違う。ボクたちが出来ないことを本当にやってのける。そこにしびれる、あこが(ry

 それはともかく、ショージ君が本当にエライと思う点は、それを心から楽しんでやっているというところだらう。てっぺんに載っているイチゴやサンタ人形や家を傷つけたくないあまり、まず周囲を削り取り、次にトンネルを掘る。しかし結局それでは埒があかないと見るや、意を決して正面から一気に侵略を開始する。ひとつのケーキを食べるのに、実にいろいろと考えているのだ(笑)。

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2011.11.04

入間基地航空祭、行ってきますた!

T4bi_01cR0017926Dsc_7447 天気がいまひとつパッとしませんでしたが、久し振りの固定翼機の乱舞、堪能させていただきマスタ!(*´∀`*)

 例によってレポートは追々。

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