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2012年3月

2012.03.21

読書録:「ヒコーキの心」「続・ヒコーキの心」「続々・ヒコーキの心」佐貫 亦男


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ヒコーキの心 フライヤー号からエアバスまで
続・ヒコーキの心 ブレリオ号から極超音速機まで
続々・ヒコーキの心 アントワネット号から最強地上攻撃機まで
佐貫 亦男
光人社NF文庫
各\695
各2003年6月18日発行

2012年3月20日読了

 ライトフライヤー以降「飛行機」と呼べる機械が登場したのち、古い時代から遡って現代に至る様々な飛行機をモチーフに、「ヒコーキ」に対する著者の“愛”を語るエッセイ。各巻それぞれ独立してはいるが、タイトルからして続き物なのでひとまとめに扱うことにして3巻を一気読みした。第一次大戦機などワタシは全くといっていいほど知らないのであるが、やはり飛行機マニアで知られたおおば比呂司氏のイラスト(というより「挿絵」と呼ぶのが相応しい)と相まって、その飛行機の飛ぶ姿すらなんとはなしに想像できてしまうのは、やはり“愛”あってのことか(笑)。とはいえ、特に第二次大戦機についてはやはり日独にはちょいと甘く、英米にはちょいと辛口になっているように感じられるのにはニヤリとさせられる。これは著者が第二次大戦勃発時にドイツにいて帰国できなくなり、3年間足止めを食っている間に連合軍機による空襲を経験しているからというのもあるのかも知れない。

 この三部作の続編として、「飛べヒコーキ」三部作が同じ光人社NF文庫から出ている。すでに手元にあるので、これもそのうち機会を見て読んでみようと思う。

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2012.03.18

Hなやつらw(ハセガワ&イタレリ1/72 A-10A その1)

 あと2ヶ月に迫った静岡ホビーショー、我がサークル「museo72」の合同展示会でのお題は「H尾翼」なのであります。V尾翼(マジステールとか)、双尾翼(F-14とか96陸攻とか)、双ブーム(バンパイアとか)はダメで、許されるのは水平尾翼の両端に垂直尾翼が立ってる形式だけなのであります。これは現用者には少々辛いレギュレーションなんですが、まぁなっちまったものは仕方がない。候補として真っ先に思い浮かぶのはA-10なので即決です(笑)。次点として戦後ウルグアイで使われたB-25ってのもあるんですが(実はハセガワのキットとLFモデルのデカールと、ついでにエデュアルドのキャノピーマスキングまで揃えたw)、『2ヶ月あればA-10の3機くらいなんとかなるだろ』と思ったのでB-25はまた別の機会ということに。

A10a_00_ つーわけで今回作る3機。ぴよちゃん号が2機ありますが、1機はそのままぴよちゃん号として作って@nif向け(museoはアイマス機ダメなのよ(´・ω・`))、もう1機のぴよちゃん号をノーマルで作って、イタレリのと一緒にmuseoに出すというわけです。

 ちなみに作ろうとしているマーキングですが、ハセガワのほうはハイデカールラインを使って1991年の第一次湾岸戦争に出たAFRES 926TFG/706TFS所属機(リザード迷彩、機首右側に“DESERT STORM HEROES/ROBERT FRANCINE DAVID”のノーズアートとミッションスコア入り)に、イタレリのはトゥーボブズデカールを使って2005年12月ごろの51FW/51OG/25FS所属機(現行のグレー迷彩、51OG司令官機)にする予定です。また吊り下げ物はALQ-119、ALQ-184(ショートタイプ)、CBU-58(SUU-30)、Mk.82、AGM-65、AIM-9L、それに加えてイタレリのキットに入ってるLAU-130としました。AIM-9Lを付けるデュアルランチャーはイタレリのキットにのみパーツがありますが、湾岸戦争時にはすでに使われてますのでハセガワにも吊ってやるべく自作を目論んでます。

A10a_01a_A10a_01b1_A10a_01b2_ 制作開始。まずはコクピットからというのは飛行機モデルのお約束ですが、本機の場合コクピット直下の前脚収納庫も同時に手当てしてやらねばなりません。ここにだけ色付けるなら、同時に主脚収納庫とか脚カバー裏側とか脚柱とかホイールとか、要は同じ色のところは極力同時に進めるのが量産のコツ。ちなみに脚収納庫の色は白指定ですが実機はグレーFS16473、いわゆる「エアクラフトグレー」ってやつで、クレオスで言うところの73番です。脚柱とホイールも以前はそうでしたが、最近は白なのでイタレリのを白くします。

 射出座席はハセガワのF-15から流用。下手なレジン製より出来がいいので、ACESIIが必要な時はいつもこれを使ってます。なのでこのために静岡やJMCのジャンク市で山ほどパーツを確保してます(笑)。しかしイタレリのコクピットフロアには若干幅が広くて入りません(爆)。左右を少々けずってやらねばなりませぬ。

A10a_01c_A10a_01d_ 機首に錘を仕込んで胴体左右を貼り合わせ。錘はハセガワが18g、イタレリが30gの指示だったので多めにして34gくらい入れてます。またハセガワはコクピット後方が筒抜けになるので隔壁を自作。例によって白い厚紙製(笑)。 右の写真の段階ではまだエンジンポッドは組んでません。まず排気口の合わせ目消しが必要なので。

A10a_01e1_A10a_01e2_ 組み立てがほぼ終わったエンジンポッド。組む前に排気口とエンジンポッドの後縁に薄々攻撃をしてます。前端のインテークリップのパーツは塗装が終わった後で取り付けようかと。ハセガワとイタレリでは排気口周りの大きさが結構違ってますし、エンジン前端のファンブレード中心のコーンにモールドがあります。どっちが実機に近いのかしらん。あとイタレリはインテークリップ内側のヒケが目立ちます。あまりペーパー掛けしたくない場所ですねい…。

A10a_01f_ ということでただ今合わせ目消しの真っ最中。なるべくペーパー掛けの範囲を狭くしないと、凸スジのキットはあとが厄介なので慎重に作業します。なのに機首下面パーツの合いが悪いことよ。ここはパテのお世話になりますな。あとイタレリのインテークリップ内側のヒケは結局溶きパテを塗って修正してみました。埋まりきっているかどうかは塗装した時に判ることでせう(笑)。

 さぁあと2ヶ月、間に合うのか?(゚∀゚)

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2012.03.05

できたどー!(ハセガワ1/72 F-18ホーネット その5)

 なんとかこの週末で完成までもっていけますた!\(^o^)/

F18a_fsd_05a1_F18a_fsd_05a2_ デカール貼りの続き。機首のアンチグレア部分を除いて張り終わりますた。そこだけ貼ってないのは、デカールにツヤ消しクリヤーを吹いたので全体にツヤ有りクリヤーを吹いた後で貼ろうと思ってたからです。この時は。文字類の周囲のニスは若干黄ばんでますが気にしない方向で。(゚∀゚) 

F18a_fsd_05b_ しくじった所、割れた所、足りない所などをタッチアップ。青は似た色を作って、金色はガンダムマーカーで塗ってます。金色のタップアップがキンキラ光ってて目立つ事よ(爆)。

 んで、結局ツヤ有りクリヤーは吹かないことにしました。ホコリを噛んだらすんげー目立ちますし、それがデカールの上だったりしたら取り返しがつきません。なので今後を考えると一抹の不安を感じつつも、このままで仕上げることにしますた。まぁナンです、以前作ったのでも銀塗装の機体なんかクリヤー掛けしてないのもありますから、たぶん大丈夫でしょ。

F18a_fsd_05c_ ということでキャノピーやら脚カバーやらを付けていきます。HUDは発掘したモデルテクノロジーのエッチングパーツが大きすぎて使えなかったので(爆)、結局ジャンクからハセガワのF-16用のものを漁ってきて使いました。なに、2段式じゃなくったって、それらしいモノが付いてればいいんです。(゚∀゚)

F18a_fsd_05d1_F18a_fsd_05d2_F18a_fsd_05d3_F18a_fsd_05d4_ ということで完成。機首下面両脇のピトー管は前に書いたようにハセガワのF-15用のものです。なんでハセガワさんはこんなでっかくて目立つモノをパーツにしなかったのかしらん。他に機首側面のAOAセンサーと前脚脇の全温度センサーブロープをプラ板で自作してます。キット付属パーツを使ったのに、スパローミサイルが胴体の溝に合いません。垂直尾翼左側のラダー直前に長方形の膨らみがありますが、もちろんこんなモン実機にはありません。でもいいんです、当時物なんですから。(゚∀゚)

 …いま気付いたんですが、AOAセンサーの位置が違ってますなぁ。量産型の位置に付けちまった…。orz

 ということで、1979年(恐らく)に発売されたキットを、ほぼそのまんまで組んだわけですが、結局2ヶ月くらい掛かってしまいますた。こんなに掛かるとはワタシも集中力が落ちたもんです(泣)。

A10a_00_B25j_00_ これでYDCCさんのネタは確保できたので、自分トコのネタに移ります。ってA-10をあと実質2ヶ月で3機(いや自分トコ向けには2機だけど)作れるのかどうか甚だ心許ないので、ダメだと思ったらB-25にします(爆)。そこらへんよろすくです>そのへん

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2012.03.01

ずんずんと進んでるわけではないな…(ハセガワ1/72 F-18ホーネット その4)

 結局2月中には完成せんかったよ。(´・ω・`)

F18a_fsd_04a1_F18a_fsd_04a2_ 脚周りの小物に316番を吹いてタイヤを塗って、脚カバーの裏側をマスキングしてさぁ上塗りだ、という段になって機首のピトー管を折ってしまいますた。ならばと付け根に補強の真鍮線を仕込み、省略されていた縦方向の風見鶏を自作してくっつけてやりました。こういう作業は別パーツになってたほうがやりやすいのは当然です罠(笑)。

F18a_fsd_04b_ ということで、上塗りのGX1クールホワイトをブーブーと吹き重ね。やたらと埃を噛むので都合6回くらい重ねましたかね。ロールアウト直後のド新品状態を再現するので、とにかくキレイキレイにしてやります。

F18a_fsd_04c_ 別件でパーツボックスを漁っていたらこんなモノが出て来ました。いつ買ったんだろねこれ。どう再現してやろうかと考えていたHUD問題はこれであっさり解決です。もっと早く出て来てくれてたら、コクピット内にも使ってやれたのになぁ。

F18a_fsd_04d2_F18a_fsd_04d3_ ということで上塗り終了。背中のグレーの四角や垂直尾翼後縁上部のアンテナも塗ってやりました。でも脚収納部を塗り忘れていたのでこの後で塗りました(恥)。灯火類なんですが、量産型にある主翼直前のストレーキ上面にあるポジションライトと、翼端ランチャー付け根前縁にある翼端灯が、実機写真をいくら見ても写ってません。塗りつぶしているというより初めからないみたいです。ということで省略。下面のエルロンアクチュエータカバーにあるポジションライトは有無が確認できなかったので塗ってます。

F18a_fsd_04d1_ 塗り終わった小間物。前脚カバーのUHFアンテナを黒く塗るのを忘れてます(笑)。ホイールはこの後でスミ入れしました。翼端に付けるAIM-9Lは、弾体に銀色の帯が3本巻かれていますが、上手く塗る自信がないので無視(爆)。前方フィンは白になってますが、写真をよく見たらメタリックっぽいので後で塗ります。(^◇^;)

 なお、機首下方左右に付くピトー管がパーツ化されてないので、ジャンクパーツのF-15用のものを持ってきてます。また機体の3カ所に立っている四角いアンテナは、うち2枚が胴体にモールドされていますが(前脚脇のものは無視されてます)、これでは実感に欠けるとハセガワも思ったのか、その後の金型改修で別パーツ化されてます。なのでこれもジャンクパーツから持ってきてます。

F18a_fsd_04e_ デカール貼りの前にスミ入れ。拭き取りにペトロールを使ったせいか、主翼上下面とかインテークベーンとかが若干黒ずんでしまいました。という話をツイッターでしたら、フォロワーさんから「コンパウンドで磨くと吉であるぞよ」というご神託を賜ったのでさっそくやってみました。バッチリですた。(^^)v もちろんデカール貼りの前に一度中性洗剤で洗ってます。これを怠るとあとで恐ろしい目に遭うのです。((((;゚Д゚)))

F18a_fsd_04f_ ようやくデカール貼り開始。初日はここまでにしときます。変に触って台無しにしたくありませんし。デカールは当時物ですが、ちょっと割れやすいくらいでそれ以外は特に問題なく貼れます。てか糊多すぎ(笑)。マークソフターもクレオスの緑蓋のもので充分に効きます。タッチアップ用の青を作らないといかんなぁ…。

 なんとか今週末には完成させたい所存。(`・ω・´)

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