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2012年4月

2012.04.30

読書録:「某飲某食デパ地下絵日記」東海林 さだお

某飲某食デパ地下絵日記
東海林 さだお
文春文庫
\705
2003年8月10日第1刷

2012年4月26日読了

 本書は新宿の小田急百貨店のデパ地下で扱っている品物について、著者が短文と挿絵を添える毎日新聞の広告を単行本化したもの。単行本の初出が1999年なので、今となってはここに載っている品物にはなくなってしまったものもあるとは思うが、食べ物エッセイを書かせたら右に出る者はいない(とワタシが勝手に思っている)著者の手に掛かるともうどれも美味しそうで、すぐにでも小田急に乗って新宿に行きたくなる。実物の写真も載っているこういう本は販促だけに反則だ(笑)。

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2012.04.28

NAF厚木「日米親善春まつり2012」行ってきたよ~

R0019044_2Hunter_06_2Dsc_8033Dsc_8020Dsc_7996 今年は桜の季節を過ぎてたんで「春祭り」なのでせうが、とにかくNAF厚木の公開に行ってきましたです。今年のメダマは新たにCVW-5に加わったVAQ-141のEA-18Gだったはずなんですが、まさかまさかのハンターが展示されたりHMM-265“竜組”のシーナイトが“トモダチ作戦”デモをやったり、さらについでかなにか判りませんが海自のP-3CとSH-60Kも飛んだりで、例年にない濃ゆい内容(厚木にしては、ですがw)となりますた。

Dsc_7953Dsc_7958 その上XP-1の2号機も飛んでくれたり(戻ってきませんでしたが)、ニッピで整備を終えたマリンコのF/A-18Dが飛んでくれたり(戻ってきませんでしたが→岩国に戻りました)とイレギュラーなフライトもあって、なかなか楽しませていただきましたです。

 詳しいレポートは追々。

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2012.04.23

間に合うけど間に合わない…(ハセガワ&イタレリ1/72 A-10A その4)

 あと1ヶ月を切ったようです…。

A10a_04a1_ ようやく全体塗装開始です。まずはベースホワイトをブーッと。
 
 
 
 
 
 

A10a_04a2_A10a_04b_A10a_04c3_ ヨーロピアンワン迷彩機、まずは迷彩パターンをシャーペンで下書きして1色目のクレオス303番(グリーンFS34102)を吹いて、練り消しマスキングをしたら2色目の302番(グリーンFS34902)をブーッと。この辺までくると持つ所もなくなるし置き方も工夫しなくちゃだしかなり大変w

A10a_04c4_A10a_04d_ 合間を見てグレイ迷彩機の塗装。1色目のクレオス308番(グレーFS36375)を吹いたら練り消しマスキングして2色目の307番(グレーFS36320)。ハセガワのインストだとそれぞれ334番(バーリーグレーBS4800/18B21)/306番(グレーFS36270)が指定されてるんですけど、米空軍機に英空軍機の色(=バーリーグレー)はないでせうから、ここはトゥーボブズデカールのインストに従いました。

A10a_04e_ ぴよちゃん号は各部の白をクレオスGX1クールホワイトで吹いてから、マスキングしてクレオス64番ルマングリーンをブーッと。指定色は混色しなくちゃならんのですが、ほんのちょびっと混ぜるためだけにクレオスCR1「色ノ源」シアンを買うのももったいないですし、設定があるとはいえ架空機ですから、まぁ自分で“らしい”と思えばそれでいいのではないかな、と。(^。^;)ヨホホホ

A10a_04f_A10a_04g1_A10a_04g2_A10a_04h_ ヨーロピアンワン迷彩機はさらにマスキングして最後のクレオス301番(グレーFS36081)を、グレイ迷彩機は305番(グレーFS36118)で機首下面のフォールスキャノピーを吹きます。乾いてから3機のマスキングを全部取れば、まぁなんということでせう、まるで全て上手くいったみたいではありませんかw

A10a_04i_ もちろんそんなことはないので、あちこちにある吹きこぼしやマスキング内部への染みこみの修正、細かい塗り分けやここに写っていない小物の塗りなどをちまちまと。
 

A10a_04j_ そしてようやくあんよを生やしました。主脚の脚カバーは脚柱に付いてる小さいのがあるんですがまだ付けてません。あとは動翼と穴ボコへのスミ入れをしたら、やっとやっとデカール貼りに掛かれます。

 …しかしどう考えても今週末までに終わりませんなぁ。('A`)

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2012.04.22

読書録:「街角で笑う犬」椎名 誠

街角で笑う犬
写真・文:椎名 誠
新潮文庫
\400
1997年10月1日発行

2012年4月21日読了

 著者が旅先などで撮った写真に文章を添える、といういわゆるフォトエッセイなのですぐに読み終わってしまった。しかし著者の写真に写る子供は実にいい笑顔だし、大人は実にいい表情をしている。著者は被写体の自然な姿を引き出すのが上手いのだらう。こういうのはある種の天性の物なのだらうと思う。だから見ているこちらもスッと写真の中に入っていける。つまりそこに行きたくなってしまうのだ。本書ではワタシが26年前の春に訪れた沖縄の波照間島の風景が写っていたりするので、余計に行きたくなってしまう。困るんだよなーこういうの(笑)。

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読書録:「200X年、緊迫のイラク上空戦」ロバート・ガンツ

With_hostile_intent200X年、緊迫のイラク上空戦
ロバート・ガンツ
訳・冬川 亘
扶桑社ミステリー
\933
2003年2月28日第1刷

2012年4月19日読了

 まずこの味も素っ気もない上にいかにも狙ったようなあざとい邦題をなんとかしてほしい(笑・ちなみに原題は“With Hostile Intent”、「敵対的な意図をもって」みたいな意味。当たり前だが内容的にはこちらのほうが相応しい)。内容は元エビエーターが書いた物だけあって飛行シーンなどは悪くない。登場人物のキャラが判りやすいというか誇張しすぎているきらいがあるものの、デイル・ブラウンの褒め言葉「いかにもいそうなキャラクター」を作ることには成功している。だがしかし、話の筋は「それはあんまりだろオイ」という感じの、ある意味トンデモと言っていいような極端なものである。実際にこんなことが起きていたとしたなら、もしバレたら海軍潰れるぞ、テイルフック事件などお茶のみ話みたいなもんだぞこれ…的な話なのであるから(笑)。

 それとどうも翻訳者がこの手の航空物、ミリタリー物に不慣れなようで、スラングを直訳してしまっていたりするのが飛行機マニア的には引っ掛かってしょうがない。たとえば無線交信で「敵機」を表す“bandits”をそのまま「山賊」と訳されてはずっこけてしまう。クライマックスのイラク空爆シーンでは余りにも「山賊」が頻発するんで、米海軍が山狩りにでも行ってるのかと思ってしまうくらいだ(笑)。「機首を熱くして/冷たくして」というのも、恐らくレーダーを作動させてとか停止してとかいうことなのだらうなぁ。そんな辺りがちょっと残念だったりもしたのだった。

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2012.04.09

やっと進んだように見えるけど(ハセガワ&イタレリ1/72 A-10A その3)

 大型連休までに終わらないような気がする…。

A10a_03a1_A10a_03a2_ 足りないCBU-58×2の工作をやりつつ主翼の工作。出入りが激しい(笑)形なので合わせ目消しがけっこう面倒。主翼端下面の合わせ目は、特にハセガワのほうに巨大な段差ができるのでパテ埋め整形。こんなペーパー掛けのやりにくい場所、ルーターに付けるこのミニロールサンダーセットがなかったらシカトしてたかもしれませぬ(笑)。

A10a_03b_A10a_03c1_ 組んだ後ではエンジンポッドの陰とかが塗装しにくいんで、事前に塗っておいた方がいいかなとかなんとか考えてたんですが、もう面倒になったので勢いに乗って士の字にしちゃいました。塗りにくい所は塗りにくいと思った時に困ることにします(笑)。下面にはけっこうな段差ができるのでこれまたパテ埋め。

A10a_03c2_ エンジンポッドと胴体の分割線は実機に存在しないので消しときます。エンジンポッドを塗装後に後ハメするとこの分割線が残ってしまうわけですが、ワタシ的にはそれは避けたいもんで。
 

A10a_03d1_A10a_03d2_ ペーパー掛けして凸スジ再生。この過程でハセガワのアンテナ配置の間違いが発覚しますた。濃い青矢印の丸いアンテナがキットでは前過ぎるので、切り飛ばして赤矢印の所に移植しまつ。移植先にはブレードアンテナがあるので、これも切り飛ばして水色矢印の先にある凹みの上に移植しまつ。

A10a_03e1_A10a_03e2_ 3機ともパテ埋め箇所のペーパー掛けとスジ再生おしまい。いよいよ全体塗装が近づいてきました。機首下面の赤丸で囲った排気口(だよな)の位置、イタレリとハセガワで左右逆になってます。参考にしてるレプリカ87年3月号に付いてる鈴木氏作図の図面はハセガワ説なんですが、実機写真を見るとハセガワ説が正しかったりします。だからってイタレリを直したりなんてしませんよ。下面だから目立たないし、これもキットの個性と割り切って作るのです。(゚∀゚)

A10a_03g1_ キャノピーのマスキングを済ませてマスキングゾルで機体に仮止めしてから、思い出したので主翼前縁にあるフェンスを自作。ハセガワはキレイさっぱり無視してくれてます。イタレリは再現されてましたが分厚かったのでついでに自作してます。でも自作したのはいいけど場所が場所だけにうっかり持って潰しそうですな(笑)。

A10a_03g2_ 主翼付け根部の胴体左右下面にあるフェンス、ハセガワもイタレリもキットのパーツは隙間が目立ちますし、実機とラインが違うのでパテ埋め修正。実機は鉄板を胴体の上から貼り付けてるだけですしねい。2005年仕様の機体は、機首左側にいくつかある排気口に網を被せてあるので、一度パテ埋めしてから彫り込んでます。塗装後に軽くスミ流すか、はたまた網目のデカールで作って貼るか、如何せん。

A10a_03f1_A10a_03f2_ ということで、ようやく全体塗装の準備完了。問題は機体のどこを持つかですな。サフの段階はまだいいいんですけど、迷彩それもヨーロピアンワンみたいな複雑な迷彩の時はどこを持てばいいんでせう。(~。~;)

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2012.04.02

進んでるようなそうでないような…(ハセガワ&イタレリ1/72 A-10A その2)

 3月中に士の字にまでもって行きたかったんですけどねい。(´・ω・`)

A10a_02a1_ イタレリの胴体の合わせ目消しやったんで、3本とも1回目の合わせ目消し終了。調子に乗って主翼を組んでみますた。胴体に主翼とエンジンポッドを仮組みしてみたり。場所食うなぁw

 で、合わせ目消しをしつつハセガワとイタレリの胴体を子細に見ていたら、キットの仕様はどうもイタレリが80-90年代、ハセガワが90-00年代に近いっぽいのですな。量産開始直後には前脚直前にADFループアンテナの菱形のカバーがあったのですが、これは後に撤去されて代わりに機首左右にレーダー警戒装置のアンテナが付くようになりますた。ADFループアンテナカバーはイタレリにはモールドされててハセガワにはなく(その場所に菱形のスジがある)、レーダー警戒装置のアンテナはその逆。前者は大きいので無視できませぬ。イタレリは垂直尾翼の下方にふたつ付くアンテナフェアリングが別パーツにあるんで、ハセガワより新しい仕様になってるかと思ってたのにのにのに…。orz

A10a_02a2_ 仕方がないのでイタレリを湾岸戦争時に、ハセガワを7年前の仕様にします。くそー、機首左側面にある機関砲の排気用の穴が開いた点検パネル(?)のカバー(?)のパーツ、付けちゃったじゃんかよー。あれ最近の機体には付いてないんだよー。ひっぱがして修正せにゃなりませぬ。('A`)

 修正ついでに、機関砲の排気用の穴が開いた点検パネル(?)の一部の穴を彫り込んで、形状を最新のものに変更。コクピット左下のエアインレットは位置が違っているのでこれも彫り直しますた。ぴよちゃん号のほうは直してません(汗)。

A10a_02b_ 2005年仕様には欠かせない、背中のGPSレシーバーアンテナの自作。コトブキヤのプラユニットの「丸モールドIII」の6mmサイズと4mmサイズを使って土台を作り、その上に「小型リベット」の1.8mmを載せますた。ちょっと大げさだけどそれらしくはなったと思いまつ。ネットをざっと漁ってもこの部分を上から撮った写真なんて見つからなかったので、結局自分が撮った写真が一番役に立ったとゆー。

A10a_02c_A10a_02d ここらで、時間に余裕があるうちに吊り下げ物を弄ることに。ウェポン類はほとんどがハセガワのウェポンセットからです。滅多に使わないSUU-30ディスペンサーも、湾岸戦争当時はCBU-58クラスター爆弾としてA-10も積んでたので、コレ幸いと使います。他にはAGM-65マーベリックASM(今も昔もA-10の主兵装!)、LAU-88ミサイルランチャー(AGM-65×3発用)、Mk.82通常爆弾、ALQ-119ECMポッド、ALQ-184(ショートタイプ)ECMポッド、AIM-9LサイドワインダーAAMを選択。LAU-130/Aロケット弾ポッドとLAU-117ミサイルランチャー(AGM-65単発用)はイタレリのキットから。ぴよちゃん号にはウェポンは積まず、増槽とカーゴポッドを2本ずつ(写真には1本ずつしか写ってませんが)。

 AIM-9L×2発用のミサイルランチャーもイタレリがパーツ化してますが、これが絶望的に似てない(笑)。自作するべく調べるとこれ、LAU-105/Aパイロンアダプターの左右にLAU-114/Aミサイルランチャーがくっついてるという構造。LAU-114/Aというのは我らがF-15J/DJの翼下に付いてるソレと同じ。つまりハセガワのF-15から流用できるということです。幸い、射出座席のために山ほど集めたF-15用パーツの同じランナーに、このミサイルランチャーのパーツもあるので流用元には困りません(爆笑)。この際ですから2組作ります。

A10a_02e1_A10a_02e2_ 整形も終わったので白サフをブーッと。1mmプラ板とポリパテと流用パーツで自作したサイドワインダーランチャーはご覧の通り。このページの実物写真と比べても、割と良い線いってるのではないかと。←自画自賛乙 ちなみに一番左がイタレリのパーツです。どうです、似てないでせう?w

A10a_02f_A10a_02g_ ついでにパイロンも切り出して整形&塗装。1機当たりそれぞれ11枚もあるので識別が大変。イタレリには突き刺した楊枝にパーツ番号を書いたテープを貼り、ハセガワの片方にはパーツの接着部分の断面に番号を彫り、もう片方は番号の付いたランナーごと切り出しました。最後の方法がいちばん楽みたい(笑)。

 ハセガワのパーツには振れ止めがモールドされていないので自作を試みたのですが、1mm×1.5mmくらいの大きさのカケラを88個も切り出すのはどえらく大変なので敢えなく挫折(爆)。ということで、振れ止めがないのは『キットの仕様』なので仕方ないということで、どうかひとつ。(゚∀゚)アヒャ?

 ちなみにパイロンの塗装ですが、グレー塗装の2005年仕様は全てクレオス308番、ぴよちゃん号は機体と一緒に塗るということにしたのですが、ヨーロピアンワンの湾岸仕様は機体の迷彩に合わせてパイロンにも迷彩が掛かっているというかなりややこしい仕様。ハセガワの定番品のインストには図示されていないので自分で見極めるしかありませぬ。('A`)

A10a_02h_ ということでウェポン類の塗装お終い。マーベリックのうち6発とALQ-119は湾岸時に合わせてクレオス302番です。

 さぁこれで心置きなく機体本体の工作に戻れます。…あれ、CBU-58が4発しかないな。6発要るんじゃなかったっけ?…いかん追加せねば。orz

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