読書録:「タヌキの丸かじり」東海林 さだお
タヌキの丸かじり
東海林 さだお
文春文庫
\486
2004年2月10日第1刷
2012年9月22日読了
ショージ君の食べ物エッセイの安定感は半端なくていい。日本海や南シナ海が荒れに荒れている昨今でも、これさえ読んでいればイヤなことは忘れて心の平穏を保つことができる(笑)。今回は麩の話があったが、そういえばけっこう長いこと麩を食べてない。そういえば、改めて考えると関東地方、てか首都圏、ぶっちゃけワタシの生活圏でおよそ口にする料理で、麩を具材にしているものがどれだけあるだらう?と思うとないのだなこれが。本文にあるように、彼(なのか?)は汁物系でないと活躍できないのであるが、そろそろ秋から冬になって鍋物の季節になるので、たまには麩を入れてみるのもいいかもな、とかそんなことを思ったりもする彼岸の頃なのであった。
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