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2013年2月

2013.02.25

あと一息じゃぁ~(スペシャルホビー&エアフィックス1/72 スピットファイア その4)

 「2月は逃げ月」などと世間では言いましてな、2月も今週でお終いなのですわ。スピットは2月中(=今週の木曜)までには終わりそうにありませんのことよ。(^。^;)ヨホホホ

Spitfire21_22_04a1_Spitfire21_22_04a2_ 背景がごちゃごちゃしてて申し訳ないのですが、下塗りの白サフを吹きますた。左写真に写ってるのはF.22の1機を除いた3機分です。右写真にあるもう1機のF.22は銀塗装にするのでこのあとでツヤ有り黒を吹くわけですが、あろうことか床に落っことして右の主翼端を折ってしまいますた(爆)。F.22に短翼型は存在しないので元通りに修復します。

Spitfire21_22_04b1_Spitfire21_22_04b2_ 各機最低1色づつ色を付けますた、と言いたいけど銀塗装のF.22はまだ下塗りです。あとグレー塗装のF.22はスピナーを赤く塗っただけ。逆にPR.XIXはこれで全体塗装はほぼお終い。脚周りは塗り終わって仕舞ってあるので写ってません。

 ちなみに銀塗装のF.22はシリア空軍、グレー塗装のF.22は南ローデシア空軍になる予定です。全身PRUブルーのPR.XIXはキット指定のスウェーデン空軍、F.21はこれもキット指定塗装から素直にイギリス空軍No.1Sqnにしまつ。 F.21はマーキング的面白さではボックスアートになってるNo.41sqnのほうが上なんですが、この塗りはドイツ降伏直後の時点ということなので、太平洋方面ではまだ戦闘が続いていて戦後というには微妙な時期。あとほかに機首に部隊マークが入ってるのが2種類ありますが、どちらも補助空軍なのでパスします。

Spitfire21_22_04c1_ とまぁ、こんな時にまたぞろ落っことして翼端を折ってるわけですよ(走召木亥火暴)。瞬着で修理すると早いけど衝撃に弱いので、今度はプラ用接着剤使ってじっくり直します。とはいっても落としたらまた折れるので取り扱い要注意です。風呂上がりのカサカサの手でつるっつるの機体を持って弄ってるのがいかんのですな。←ちゃんと机の上で弄ればいいだけだろ(゚∀゚)

Spitfire21_22_04c2_ 南ローデシア空軍機にするF.22にライトグレイを吹きました。実は何のグレイにすればいいのかよく判りません(爆)。貼ろうとしてるチェコのMARK I デカールの説明書には「ライトグレイ」としか書かれてないのです。ググってみたらミディアムシーグレー(MSG)っぽい色で塗った作例が出てきましたが、デカールの説明書ではMSGを使うべき機体にはきちんとそう指定してますので、チェコ人はMSGじゃないと判断したのでせう。他にRAFの「ライトグレイ」といえばライトエアクラフトグレイ(クレオス332番)しか思いつかなかったので、それを塗りますた。異論は認めますが訂正はしませんよ。w

Spitfire21_22_04d2_Spitfire21_22_04d1_Spitfire21_22_04e_ 折ったF.22の翼端を再度直して、F.21の胴体帯と主翼前縁の黄色をマスキング。あと排気管に色を付けました。次にF.21の下面色ミディアムシーグレーと、F.22銀塗装機のアンチグレアとプロペラのツヤ消し黒を吹いたわけですが、ここで再び ('A`)ウボアー な事態が…。

Spitfire21_22_04e2 F22の右翼の機関砲バレル(赤矢印)が1本無くなっていることが判明しますた。左翼のそれ(青矢印)は昨夜の塗装作業の前に取れたので保管してあるのですが、右翼のは黒消し塗装後にマスキングを取った際にどっかいった様子。さぁ困った。/(・.・)\

Spitfire21_22_04f1_Spitfire21_22_04f2_ クイックブーストの別売パーツを買うかとか、F.22のキットをもうひとつ買うかとか、如何に楽をするかとあれこれ考えてはみたものの(笑)、結局は自作することに。スペシャルホビーのF.21の不要パーツに短い機関砲バレルがあったので、これをプラパイプを使って延長してやりました。せっかくのパイプなので中に1mm真鍮線を仕込んで芯にして、工作時と取付後の強度も確保。ちなみに黒いのはオリジナルのパーツです。なかなか上手くできましたお。これで勝つる!(^^)v

Spitfire21_22_04f3_Spitfire21_22_04f4_ ということで自作した機関砲バレルを付けてツヤ有り黒をぺたぺた塗って、先にツヤ消し黒を吹いておいたアンチグレアをマスキングしてから銀塗装。クレオスのスーパーファインシルバーをガイアのメタリックマスターで溶いてぶーっと吹きますた。いい輝きだわ~。(*´∀`*)

R0021246 でまぁ、ここまで進んでから失くしたはずの機関砲バレルが発見されるとか…。「モデラーあるある」ですなぁ。orz
 
 

Spitfire21_22_04g1_Spitfire21_22_04g2_ F.21の下面をマスキングして、上面のオーシャングレイを吹いて、次のダークグリーンを吹くためにマスキング。ついでにプロペラの端っこの黄色を塗るためのマスキングもして下塗りに白をサラッと入れました。この過程でF.22のプロペラを1本折ってしまいましたが。orz

Spitfire21_22_04h_Spitfire21_22_04i_ ダークグリーンを吹く前にプロペラの端の黄色を塗りますた。この過程でF.22のペラをもう1本折りますた(爆)。次にダークグリーンを吹こうと思ったら雨が降ってて窓が開けられなかったので、代わりにプロペラを組みましだ。左からF.22南ローデシア、F.22シリア、F.21イギリス、PR.XIXスウェーデン。

R0021267 で、この期に及んでようやく資料本など買ってきたりするわけですよ。まーやっぱり4機も作ってるわけですし、(作るのがいつになるかは判らないにせよ)シーファイアなんてのも積んでたりする以上、やはりある程度の資料は必要ではないのか、という厳しい糾弾を受けたりしたわけではありませんけど。(゚∀゚)

Spitfire21_22_04j_Spitfire21_22_04k_Spitfire21_22_04l_ マスキングを終えてから4日間も放置していたF.21のダークグリーン、やっと吹きました。これでようやく4機とも全体塗装が終わったわけです。全体塗装開始から半月以上経ってますよ(爆)。吹きこぼれとかの修正とか翼端灯の色塗り、動翼のスミ入れなどちまちま作業を終えたらようやくのことでデカール貼りです。ヽ(´▽`)/

R0021259 デカールを改めて子細にチェックしてみたら、F.21のNo.1Sqn.で使うデカールがホコリ噛んでるとか勘弁してくだちい、Aviprintさん。カウリングをダックエッググリーンにしちゃったから、補助空軍(予備役)の No.615(County of Surrey)Sqn. 所属機にするしかなくなってしまいますた。orz

Spitfire21_22_04m_ まず最初はPR.XIX。これにはコーションデータがほとんどないので楽勝です。デカールは適度に腰があって貼りやすく、それでいてマークソフターもよく効く良質のもの。でもスジ彫りが深くくっきりしてるんでナイフで切り込み入れましたけど。

Spitfire21_22_04n1_Spitfire21_22_04n2_ 次はF.21。上で書いたようにイギリス補助空軍のNo.615sqn.所属。予備役部隊なのはもにょりますが、機首に部隊マークが入るからまぁいいか。蛇の目とフィンフラッシュは、キット付属デカール(上)は赤の部分がムラになってたのでエアフィックスのF.22付属デカール(下)を使いました。色味はキット付属のほうが好みだったんですが。

Spitfire21_22_04o_ 3機目はF.22の南ローデシア空軍機。部隊マークとシリアルはチェコの MARK I Ltd. ですが、マーキング図が割といい加減なので(爆)現物合わせでやるしかないのがにんともかんとも。
 

Spitfire21_22_04p_ ここまで終わったのが土曜日の晩だったので、夜に比べれば暖かい翌日曜日の昼間のうちにデカール貼りを終わらせた3機にクリヤー吹き。この3機については半ツヤ仕上げで。残る銀塗装のシリア空軍機はクリヤー吹きをするか否か、するなら半ツヤかツヤ消しかで未だ悩みちう。

Spitfire21_22_04q_ ラストはF.22のシリア空軍機。これも国籍マークと機番(ちなみに「019」に見えますがインド数字なので「519」)はチェコの Mark I Ltd. 製。緑の印刷がダメダメでマダラになってます。('A`)

 このシリア空軍機にクリヤー掛けするか、するなら半ツヤかツヤ消しか、明日考えることにしませう。とにかくなんとか今週中に全機完成させたい所存。(`・ω・´)

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2013.02.17

読書録:「真珠湾-十二月八日の終戦」池上 司

真珠湾-十二月八日の終戦
池上 司
角川文庫
\819
2004年11月25日初版発行

2013年2月16日読了

 1941年(昭和16年)12月8日に行われた日本海軍によるハワイ・真珠湾攻撃。事実上の太平洋戦争の開戦であるが、本書はここに至るまでのある諜報員の『戦い』を描いたもの。主人公・降川猛夫のモデルとなっているのは実際に開戦前のハワイに於いて諜報活動を行っていた元海軍少尉・吉川猛夫で、ハワイに於ける彼の活動と戦争へと至る日本政府や軍部(主に海軍)の動きを並列して追いながら、開戦前の緊迫した情勢を見事に描き出している。

 時にサブタイトルの「十二月八日の終戦」は、降川が行っていた活動が12月8日で終わったことを指しているのではないかと思うが、降川は海軍側の人間として開戦準備のための諜報活動をしていたので、厳密にはこの時『終戦』を迎えたのは戦争回避のために行動していた外務省の担当者や駐米大使なのではないかという気もする。

 それはそうと、太平洋戦争開戦前の国際情勢や日本の政治情勢などを知るにつけ、「アメリカ相手に事を構えるなんて無謀な」などというのは後知恵に過ぎないと思わざるをえない。確かに当時最大の貿易相手国であり、特に石油の8割までもを依存していたアメリカと戦争するなんて信じられないとも思うが、当時の日本を取り巻く国際情勢下に於いては『それ以外にやりようがあったか?』という気にもなってしまう。もちろん日本の自業自得な面も多々あるのだが、せめてルーズベルトが「日米協定基礎概要案」(いわゆる“ハル・ノート”)を日本に突きつける前に陛下に親電を発してくれてたらとか、そもそももうちょっと寛大であったらなぁとか、いろいろ思ってしまうじゃなイカ(笑)。あの時あの状況下であんな内容の“ハル・ノート”なんて突きつけられたらどんな国だって『ふざけんな!』と噴き上がると思うぞ?

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2013.02.02

ようやく全体塗装直前(スペシャルホビー&エアフィックス1/72 スピットファイア その3)

 なんか月イチ連載っぽいな、このカテゴリー。てか今年入って2回目の更新じゃなイカ。(^◇^;)

Spitfire21_22_03a1_Spitfire21_22_03a2_ キットのパーツを胴体内に落とし込んでしまった、スピットPR.XIXの下面カメラ窓。穴をヤスリで整形しつつちょいと広げてウェーブのHアイズ1[クリア]の4mm径をはめ込んでみますた。これは片面が膨らんでるので、反対側の平らな面を表にします。カメラ窓の中央がヒケてて凹んでるけど気にしない方向で(笑)。

Pru_spit_valley ここらでPR.XIXの機体塗装に使うPRUブルーを如何にするかの検討。Mrカラーで作るためのレシピをネットで漁ってみると、「72番ミディアムブルー」が近似色とあります。この色ならF-2の時に使ったんで在庫があります。でもほとんどの方はその72番に白を混ぜて明るくしてますし、ビン生じゃワタシが作ったF-2の下面色と同じになってしまいます。そもそも大戦中のイギリス機の色なんて馴染みがないのでイメージが湧きません(爆)。

 そこで復元機の写真をネットで漁ってイメージ作り(まっは君ありがとー!)。フムソ、確かに72番そのままでは暗すぎる感じ。てか微かに赤みが入ってるようにも見えます。なんでクレオスは英軍機色セットにPRUブルーを入れてくれなかったんでせう。(´・ω・`)

R0021148 PRUブルーは米海軍トライカラースキムのブルーグレー(FS35189)と同色という説もあるようです。これなら手持ちのWWII米海軍機特色セットに入ってます(クレオス367番)。そこでクレオス72番と367番、それに目に付いたモデルカステンのフランカーカラー(ガイアノーツ製)から1番と2番のブルーを、プラ板にぺたっと塗ってみますた。フランカー2番が意外といい線行ってる感じですけど(青空の色を映したという雰囲気)、ちょっとエグ味が足りないような気も。てことで、色作るのも面倒だしクレオス367番でいっちゃいます。(゚∀゚)

Spitfire21_22_03c_ 主翼下面のラジエーターとオイルクーラーを付けますた。エアフィックスのパーツはそれぞれのパーツを華麗に一発抜きしているのに対し、スペシャルホビーは片方あたり4分割とここでも無駄にパーツを増やしてます。で、その分繊細な出来かというとそういうこともなく。(´・ω・`)

Spitfire21_22_03d_ 鬱工程であるところのキャノピーのマスキングをしようとしたら、PR.XIXのパーツの真ん中に酷いウェルドラインががが。磨いてみたけど消えるはずもなく、透明度を落としただけに終わってしまいますた…。orz

Img_1191_2 エアフィックス1/72のスピットF.22、照準器のパーツが使い物になりません。さりとて使えそうな別売パーツなど持ってるはずもなく。この実機写真をもとにプラ板でそれらしいのをでっち上げませう。どうせ黒く塗るし、四角いのを作って透明プラ板をくっつけとけばいいですかね。(゚∀゚)アヒャ?
 
 
 

Spitfire21_22_03f_ 最初はエアフィックスのキットに合わせて閉めようと思っていたF.21のキャノピーは、結局開けることにしますた。可動風防のパーツが一回り大きいんです(爆)。これをフィッティングさせる手間を考えたら開けた方がまだマシですわ。('A`)

Spitfire21_22_03g_ F.22は悲報続き(爆)。2機のうち1機の風防パーツにヒビが入りますた。セロテープを貼ってちまちま切り出してたら「ピキッ」と…。orz しかも尾輪のパーツを紛失していることも判明。でっち上げなければなりませぬ。ヽ(`Д´)ノウワァァン!!

Spitfire21_22_03h_Spitfire21_22_03i_ エアフィックスのキットはキャノピーを閉めますが、最初から閉状態のパーツしかないPR.XIXはともかく、水滴風防のF.22は少々厄介。キャノピー内側になるシート後方の胴体も外側と同色なので、キャノピーを閉めた状態で仮止めしてマスキングするといういつもの方法が使えません。そこで練り消しをコクピットに突っ込んでます。脚収納庫のマスキングは、スペホビのF.21はティッシュを詰めるいつものやり方。一方エアフィックスのキットは飛行状態の脚カバーがパーツにあるので、それを脚収納庫に仮止めすることでマスキングになります。うーん、実に楽ちん。他のキットも真似して欲しいなり。

Spitfire21_22_03k_ ここで模型仲間のまっは君から支援物資が到着。途中まで自作してくれた「尾輪の素」です。これを左に並べたキットのパーツに似せてデッチアップしてやれば良い、と。まっは君ありがとー!\(^o^)/
 

Spitfire21_22_03l1_Spitfire21_22_03l2 全体塗装のためのパーツ切り出しついでに排気管の工作。左写真の左側はエアフィックスのF.22のキット付属パーツで、排気口部分をピンバイスでえぐって凹ませてます。スペホビのF.21のパーツも同様に工作。一方PR.XIXはクイックブースト(QB)の別売パーツで楽します。どれくらい楽できるかというと右写真の如く。上がキット付属パーツ、下がQBのパーツ。その差歴然です。

Spitfire21_22_03m_ 「尾輪の素」は突き刺してある0.5mm金属線を曲げたりプラ板の小片を貼り付けたり瞬着で固めたり0.8mmパイプを輪切りにして通したりしてディテールらしきものをでっち上げ。これくらいでカンベンしてやらぁ(笑)。

Spitfire21_22_03n_ かくして全てのパーツを切り出して、マスキングも全て済ませて全体塗装の準備完了です。このペースなら2月中には終わるかな。てか終わらせないと。(゚∀゚)

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