読書録:「レッド・ドラゴン侵攻!(全4部)」ラリー・ボンド
レッド・ドラゴン侵攻!(上)(下)
レッド・ドラゴン侵攻!第2部(上)(下)
レッド・ドラゴン侵攻!第3部
レッド・ドラゴン侵攻!完結編
ラリー・ボンド
訳・伏見 威蕃
二見文庫
\790(上・下とも[第1部])
\733(上・下とも[第2部])
\952(第3部、第4部)
2011年1月15日初版発行(上・下とも[第1部])
2011年9月20日初版発行(上・下とも[第2部])
2012年6月20日初版発行(第3部)
2013年7月20日初版発行(第4部)
2013年8月17日読了
久し振りのラリー・ボンドの新刊ということで(「怒りの日」(文春文庫)以来実に11年ぶり!)かなり期待して読み始めたのだが、正直言って肩すかしを食らった気分であった。あれだけ派手に始まった中国によるベトナム侵攻が、なぜあんなにあっけなく終わってしまうのか。物語前半のキーマンとなる科学者を暗殺せんと付け狙っていた人民解放軍の将校も、なぜあんなにあっけなく暗殺を諦めてしまうのか。なんだか物語を無理矢理終息させたようで、かなり物足りない感じがした。
とはいえ物語中の陸戦の描き方はさすがに上手く、密かに送り込まれたアメリカ陸軍軍事顧問の少佐がベトナム兵と一緒に泥まみれになりながら、人民解放軍の戦車や装甲車を吹っ飛ばす戦闘シーンは迫力に満ちていた。惜しむらくは読んでいるワタシが陸軍の兵器に詳しくない事で、兵器の名称を出されてもどんなものなのか想像できなかったり(爆)。
…あれ、考えてみたら「怒りの日」って読んでないや。(゚∀゚)
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