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2015.09.24

平成27年度陸上自衛隊富士総合火力演習・富士教導団総合予行(2015年8月16日)

Soukaennyokou2015_2 昨今の自衛隊イベントの人気の高まりもあって、総火演のチケットの抽選倍率は年々上がっていって今年は29倍にもなったとか。毎年応募はするもののもう全く当たる気がしないので、総火演見学は縁のないモノと諦めていた今年、ついに天佑が! 模型仲間のうちはも~さんの伝手で総合予行のチケットが手に入ったのである。天は我を見放さなかった! 日頃の行いがいいとこういう時に効くのだー!ヽ(´▽`)/

 チケットには駐車券がないので東富士演習場までの足をどうするか。電車で行くと始発で出ても最寄りの御殿場駅に着くのが朝8時半ごろになってしまうのでそれでは遅すぎる。よってクルマで行くことととし(帰りはお盆のUターンラッシュにはまるだろうけどそれは考えないw)、駅前の市営駐車場に駐めることにした。一日駐めても1500JPYである。それと予行では駅からの有料シャトルバスの便があるのか否か、これも調べてみるとどうもないらしい。まぁ駅からはタクシーで行けばいいかと当日朝0348に出発、のんびり走って0516に市営駐車場着。早すぎたっぽい(汗)。途中、同じ伝手でチケットを入手したnif者・とも★氏が電車で向かっていると連絡してきたのでタクシー相乗りを提案す。駐車場で待機してる間に、同じくチケットを入手したnif者・夜間非行氏もバイクでこちらに向かっているという連絡が入ったので、これまたタクシー相乗りに引きずり込む。うむ、これで演習場往復の足はカンペキだw ということで、朝7時半に御殿場駅改札でとも★氏と夜間非行氏と落ち合いタクシーで東富士演習場へ向かったのであった。

 0744東富士演習場着。スタンドに向かい入り口で係の隊員にチケットを見せる。「誰か知り合いおられますか?」と聞かれたのは元来地元や身内向けに公開する予行だったからだらうが、ちょっとうろたえた(笑)ものの正直に「いえ、かくかくじかじかで…」と答えたらすんなり通してもらえた。隊員の案内でEスタンド最上段へ。一番北の端である。演習が始まってから判ったのだが、ここは目の前で74式戦車がぶっ放してくれるし演習全体を見渡すのにはいい場所だが、状況説明の大型モニターからは一番遠いので何をやってるのかいまひとつよく判らないのであった。これは初めて見る身には少々ツライ。プログラムを書いた紙の一枚でもあるとよかったんだが(終わってからさらに調べると、どうも他の予行や本番ではプログラムが書かれた『防衛ホーム』紙が入手できたりするらしい(泣))。

 演習場内ではすでに点検射が始まっており、着いた時には特科教導隊の火砲が富士山麓に向けて射撃の真っ最中。何を隠そう動く戦車も火砲の射撃も未体験だったワタシはもうこれだけでテンションMAX(笑)。続いてAH-64Dが2機出てきて30mm機関砲を撃っていたが(アパッチが2機同時に飛んでいるのを初めて見た(笑))点検射はこれでお終いで、教育施設支援隊の各種工事車両や民間の散水車がわらわらと出てきて開始前の場内整備が始まった。準備が出来るまでの間は富士学校音楽隊による演奏が行われたが、何しろ一番遠いスタンドなのでさっぱり聴き取れず。(^^;)

 準備も整って1000から状況開始。まずは前段演習として主要装備品を紹介していくのである。順番は下記の如く。

  ●遠距離火力:特科火力
  ●中距離火力:迫撃砲、誘導弾
  ●近距離火力:対人障害、普通科火力
  ●ヘリ火力
  ●対空火力
  ●戦車火力
  ●空挺降下

 やはり目の前でぶっ放される戦車砲は腹に響くね~。特に74式戦車が射撃した丘は目の前だったので衝撃がモロに伝わってきた。お陰で近くにいた家族連れの幼児はギャン泣きである(笑)。10式戦車のスラローム射撃は聞きしに勝る凄さ。あれ、敵さんから見たら自分たちの攻撃を避けながら止まることなく反撃されるわけだから堪ったモンじゃないだろうね。

 1105で前段演習は終了。いったん中断して会場を整備した後、1120から後段演習の状況開始。後段演習は「島嶼部に対する攻撃への対応」と名付けられた模擬戦闘である。しかし最初のビデオ放映はモニターが遠すぎてまったく判らず(爆)。なおこの日は予行であるため空自の参加はナシ。残念。(´・ω・`)

 ●ビデオ放映:「強靱な陸上自衛隊の創造」~統合機動防衛力の実現に向けて~
 ●部隊配置
  ◎洋上における哨戒活動及び防空戦闘
   ・哨戒行動及び敵艦艇に対する攻撃
   ・協同防空戦闘
  ◎島嶼部に配置した部隊による戦闘
   ・情報収集活動
   ・敵艦艇及び舟艇に対する攻撃
   ・敵上陸部隊に対する攻撃
 ●機動展開
  ◎先遣部隊の機動展開
   ・空中機動による機動展開
   ・先遣部隊への兵站支援
  ◎統合輸送による機動運用部隊等の機動展開
   ・LCAC、輸送艦等による上陸
 ●奪回
  ◎島嶼部に機動展開した部隊による奪還
   ・偵察部隊による強行突破
   ・攻撃準備及び障害処理支援射撃
   ・地雷原処理車による障害処理
   ・高射部隊による対空掩護
   ・普通科部隊及び戦車部隊による攻撃
   ・水陸機動部隊の上陸
   ・島嶼部に展開した部隊主力による戦闘
   ・戦果の拡張

 なにしろ進行を説明する大型モニターから遠いので、いま何をやっているのかがよく判らないし、プログラムも判らないから(上記のものはコレを書くに当たってググったので判った次第)次に何が出てくるのかも判らない。目の前で繰り広げられる模擬戦闘は迫力あって凄いのだが、進行が判らないせいでフィナーレでは上空のヘリの大編隊に気を取られてしまい最大の見所だった発煙弾のカーテンを見事に見逃したのであった。orz

 1200で状況終了し、最後は1300からの装備品展示。演習に出ていない装備も含めてあれこれ展示されたのだが、航空機以外はロープを張ったりしないのでロクに写真が撮れないのだった(爆)。そうこうするうち1400になって総火演予行は終了。うむ、なんだかんだと言いつつ堪能したぞい。(*´∀`*)

 【会場で見掛けた装備品】※順不同、演習に出ていないものも含む
  10式戦車
  90式戦車
  74式戦車
  99式自走155mmりゅう弾砲
  203mm自走りゅう弾砲
  155mmりゅう弾砲(FH70)
  中砲けん引車
  87式自走高射機関砲
  多連装ロケットシステム自走発射機M270(MLRS)
  12式地対艦誘導弾
  03式中距離地対空誘導弾(中SAM)
  89式装甲戦闘車
  87式偵察警戒車
  96式装輪装甲車
  92式地雷原処理車
  87式砲側弾薬車
  91式戦車橋
  NBC偵察車
  高機動車
  中距離多目的誘導弾
  96式多目的誘導弾システム
  93式近距離地対空誘導弾(近SAM)
  地上レーダ装置1号(改)JTPS-P23
  120mm迫撃砲RT
  1/2tトラック
  81mm迫撃砲L16
  軽装甲機動車
  01式軽対戦車誘導弾
  オートバイ(偵察用)
  施設作業車
  75式ドーザ
  中型ドーザ
  グレードローラ
  舗装用振動ローラSW652-1
  グレーダ
  油圧ショベル
  1/2t水タンク車
  AH-64D
  AH-1S
  UH-1J
  OH-6D
  UH-60JA
  CH-47J/JA

 オマケ写真はこちら

 タクシーで会場を後にして、食いそびれていた昼飯を食おうと御殿場駅前の観光案内所でお食事処を聞いてみたら、もうこの時間ではランチはほとんど終わってしまっているとのこと(爆)。案内所のオバチャンが「ここは開いてるけどねー」と教えてくれた、地元で愛されて○○年という風情の中華料理店でラーメンをすすり、とも★氏と夜間非行氏と別れ1542帰途に就く。この日は予行なので夜間演習もあるのだが、もうそこまで残っている気力はなかった。(^^;)

 東名はUターンラッシュというより事故渋滞が酷かったものの、思ったよりは早く抜けられた。それよりスク水スイマーの攻撃をかわすのが大変だったくらい(笑)。途中のPASAでカミさんへのお土産を漁りつつ1926RTBしたのであった。

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