読書録:「『雪風ハ沈マズ』」豊田 穣
『雪風ハ沈マズ』
強運駆逐艦 栄光の生涯
豊田 穣
光人社NF文庫
\728
1993年11月15日発行
注:アフィリエイトのデータと異なってますが、ワタシが読んだのは初版本、リンク先はカバーと価格を変更した2004年刊の新装版で、ページ数が同じなので中身はたぶん同じです。
2013年10月5日読了
巷で流行る『艦これ』といふものを、われもしてみむとて、するなり。( ^ω^)
ということで読み始めたわけではない。本書を読み終えた時には、ワタシはまだ「艦これ」はやってなかったのであり、そもそもワタシが読んだこの本だって1993年に初版で出た時に買い求めて熟成させていたものである。……なぜ言い訳してる?(^^;)
そんなことはともかく、「雪風」といえばミリオタには知らぬ者はないであらう。旧日本海軍で「幸運艦」と呼ばれ開戦時から終戦時までほぼ無傷で戦い抜いた駆逐艦のことである。主要な海戦にはおおむね参加して南太平洋から日本近海を縦横無尽に駆け巡り、戦艦「金剛」「武蔵」「大和」、空母「信濃」など著名な大型艦の最后にも立ち会ったこの艦の闘いを知ることは、そのまま大日本帝国海軍の栄光と落日をなぞるものと言えやう。
なお、本書の単行本の初版は1983年である。本書の執筆時にはまだ先の大戦を知る人が多数存命していたであらうから、当事者から証言を元にし、あるいは直接「雪風」に乗って戦っていた乗組員の手記などを元に書かれた本書の内容は文字通り真に迫るモノがある。
…ところで雪風ちゃん、艦これ開始3週間の我が艦隊にはまだ来てくれてないんですけどー。(´・ω・`)
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