この人物に入れ知恵したのは誰なんだ?orz
Sankei Web 社会 台湾先住民ら、靖国神社の訪問断念 衝突懸念で警察が要請(06/14 11:38).
小泉純一郎首相が靖国神社を参拝したのは違憲で精神的苦痛を受けたとして、国などに損害賠償を求めている台湾先住民ら約60人が14日、戦死した台湾先住民の合祀(ごうし)取り消しを求めるため、靖国神社を訪れようとしたが、右翼が神社の周囲を占拠したとして、訪問を断念した。
原告側の支援者によると、台湾先住民らはバスで靖国神社に向かったが、警察側の要請を受けて、神社の約300メートル手前で引き返した。靖国神社側は、神社を訪れることを拒否していないとしている。
この後、先住民らは弁護士会館前で記者会見し「先祖の霊はわたしたちの方法で祭る。日本人がするのは間違い」と話し、合祀を取り消すよう求めた。原告で台湾立法委員(国会議員)の高金素梅さんは活動が中止に追い込まれたことに憤り「人権を重視しない日本の国連安全保障理事会の理事国入りは賛成しない」と訴えた。
警視庁は、台湾先住民が靖国神社を訪れた場合、右翼との衝突は避けられないと判断し、神社側と協議した上で、訪れないよう要請したとしている。
台湾の先住民族は1940年代、旧日本軍の南方最前線に大量に投入され、多くが戦死し靖国神社に祭られたとされる。原告側はこれまで「加害者と同じところに祭られているのは許せない」として、2度にわたり靖国神社を訪れ、合祀の取り消しを求めたが、神社側は拒否したという。
大阪地裁は昨年5月、小泉首相の靖国参拝は私的なものと判断し原告の請求を棄却。原告は大阪高裁に控訴している。
■「英霊にこたえる会」の倉林和男運営委員長の話 靖国神社を訪れようとした意図が分からない。日本軍人、軍属として合祀(ごうし)された御霊(みたま)をお連れしたとしても、台湾で大切に祭られるかどうか心配。(原告らが)英霊のご遺族を代表してやって来たのか疑問だ。台湾の人々向けに政治的パフォーマンスをしたかったのではないか。
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「わたしたちはまた来る。祖先の霊を返してもらいたい」。台湾から祖先の霊を祭るために訪れた人たちは14日、2台のバスに分乗し、靖国神社を訪れようとしたが、約300メートル手前で足止めに。右翼関係者とみられる男たちの怒声が飛び交う中、台湾先住民の高金素梅さんは時折、涙ぐみながら声を張り上げた。
バスの周囲を警察、右翼団体、報道陣が取り囲み、物々しい雰囲気。原告らはバスの中で祖国の歌を歌い、右翼団体メンバーは「帰れ」と罵声(ばせい)を浴びせた。
高金さんは「わたしたちの中には、靖国神社に合祀(ごうし)されている遺族がたくさんいます」と話し「平和に反対する人が占拠しているのは非常に問題だ」と語り、靖国神社近くに集まった右翼団体を批判した。
警視庁によると、靖国神社には、早朝から約100人の右翼団体メンバーが詰め掛け、騒然とした雰囲気に包まれた。警視庁は台湾先住民らと右翼団体がトラブルにならないよう機動隊などを動員し、最大150人で警戒に当たった。
(共同)
(06/14 11:38)
太平洋戦争中、日本領であった台湾から多数の高砂族(記事中では「先住民」)の若者が日本軍に志願して、南方戦線で勇猛果敢に闘い多くの戦死者を出し、その方々が靖国神社に祀られているのは事実です。そして台湾には親日的な方が多いと聞きます。なのでこのニュースを最初に聞いた時(NHK「ニュース9」でした)は『中朝韓の反日活動が台湾にも飛び火しちゃったのかなぁ・・・』とちょっとがっくりきてしまいました。でもそれと同時に『これは裏にプロ市民みたいなのがいて煽ってるんぢゃないのか?』という疑問も湧いてきたわけです。なにせNHKニュースですからね、裏を読む努力は欠かせません(笑)。
早速ネットをうろうろ。やーやっぱありました、このニュースの裏を暴いてくれているブログが。「+ katariya blog +」さんの『高砂義勇軍遺族を名乗る売名女』というエントリーがそれです。それによると、原告のひとりである高金素梅という女性、実はかなりの筋金入りの人物らしいです。彼女がどういった人物かは、web版「正論」2003年9月号に掲載されている在日台湾同郷会顧問の林 建良氏による『靖国特集 靖国を訴えた台湾の女性国会議員の背後関係(1)』という論文に詳しいです。
高金氏が反靖国活動を開始した2002年以降、毎年8月15日頃を中心に行っていた行動を今回この時期に行ったのは何故か、言うまでもなくそれはちうごく本土の反靖国の動きに呼応してのことでありませう。ただ台湾という国(あえてそう呼びます)全体としてみれば親日でせうから、この高金氏の活動が台湾全土を動かすことはあり得ないと思いますが、問題はこれを報道する日本のマスゴミです。NHKのニュースを見たワタシが最初に書いたような思いを持ったくらいですから、このニュースに接した何の下地もない人たちが「中朝韓に加えて台湾までも小泉首相の靖国参拝に反対しているのか」と感じるだらうことは充分に予想できます。「そんなに周辺諸国に反対されているのならやめるべきだよな」という一般国民の論調を高めたい、とするマスゴミの意図が見え見えですね。引用した産経新聞の記事は共同通信の記事を元にしている割りには比較的ニュートラルですが(倉橋委員長の談話を載せたのは(・∀・) イイ!)、朝日新聞の記事なんて酷いモンですよ。
asahi.com: 分祀求める儀式を中止 靖国神社で台湾先住民?-?社会.
2005年06月14日14時44分
太平洋戦争で南洋戦線に送られ戦死し、靖国神社にまつられた台湾先住民の遺族や同族約60人が14日、家族や仲間の魂を取り戻す儀式を同神社周辺で行おうとしたが、政治団体の街宣車による抗議活動などのため、儀式を中止した。神社の周辺で待機していた先住民らのバスを政治団体員や警察官、報道陣ら数百人が取り囲み、一帯は怒声が飛び交う緊迫した雰囲気に包まれた。
先住民らは「仲間を戦場に送った側をたたえる神社に、仲間がまつられているのは耐えられない」として、これまでにも神社側に合祀(ごうし)取り下げを求めてきたが、「いったん神としてまつった霊は分けることはできない」と、神道の教義を理由に断られたため、民族衣装を身にまとって歌や踊りで「魂の奪還」を訴える儀式「還我祖霊」を披露する予定だった。
靖国神社周辺はこの朝、先住民を支持する市民団体と、街宣車でかけつけた団体側とがにらみ合う形となった。神社に向かう先住民のバスは、数百メートル手前で警察がポールを立てて止め、その周囲を数百人が取り囲む状態となった。先住民側によると警察に「これ以上進むと安全は確保できない」と言われたという。混乱を避けるため、先住民側が儀式の中止を決めた。先住民タイヤル族出身で台湾立法委員(国会議員)の高金素梅(チワスアリ)さんはハンドマイクを握り「祖先の霊を私たち民族の方法で葬りたい。魂を靖国神社から解放したい。きょう足止めをくらっても私たちは必ずまたくる」と怒りを浮かべた表情で語った。
台湾先住民らは、東京都千代田区霞が関の弁護士会館前に移動、そこで記者会見を開き、魂の奪還を願う歌を歌った。おじを戦争で失った男性は「祖先の霊を返して」と訴えた。
もうね、右翼団体を悪者にして情緒に訴える書き方ですからね。靖国神社から引き返したのは警察の要請だったのに、まるで右翼団体に暴力的に排除されたとでも言わんばかり。こんな書き方されたらノンポリな読者はころっとダマされますよ。((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
まぁとにかく、先の町村外相の「従軍慰安婦という言葉はなかった」発言についての報道もそうですが、日本のマスゴミの偏向報道は目に余ります。日々のニュース、特に政治と国際ニュースに関しては、常に複数の報道に目を通さないと何を信じ込まされるかわかりませんです。
6/15追記
「従軍慰安婦という言葉はなかった」発言は中山文科相でした。町村外相は「どうしてそこまで、中国要人にへりくだらないといけないのか」でした。お詫びして訂正いたします。m(_ _)m
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